第3話2- 使える新兵はどんどこと

「凄い……窓から宇宙が見える…… おっと、待たせてるんでした」


 私をこのゲームに誘い込んだ張本人、美空みくからプレイヤーネームと見た目の特徴は聞いてあります。

紺髪の超ロング、名前は【ミロク】というそうです。


 周りにいるとのことなのであたりを見渡すといました。

何かをかじりながらこちらを見ている紺色の髪をした女の人が。


「お疲れ。 改めてよろしくセツナ」


「はい。 よろしくお願いしますね。 ミロクさん」


 私とミロクが話しているとどんどんと周りの人が増えてきました。


「おっと……そろそろ限界かな……セツナ! こっち!」


「へ? ひゃぁ!」


 私はミロクに腕を引っ張られすごいスピードでクエスト出発口に連れていかれました。



 ミロクに引っ張られ、クエスト待機所に連れていかれると隣にミロクが立っていました。

どうやらあの一瞬でパーティ登録を行ったようです。

流石の速さ、慣れを感じます。


「ミロクさん! 何で急に……」


「ミロクでいいよ、まあ私もそこそこに名前がしれてるからね。 準備はそこそこに行こうか、セツナ」


「頑張ります」



 私が宇宙船の外周のような場所にに立つと、前から早速2体のロボットが現れました。

 あれが敵ですかね?


「セツナ! あれがエネミー……ってもういないや」


 私は正面からくるロボットの足をショットガンで撃ち、姿勢を低くさせます。

そしてそのちょうどいい高さになったロボットを踏み台にし大きくジャンプして残りの二体のロボットの脳天を撃ち抜き破壊します。

 そして残りの踏み台を処理してチェックメイトです。

 【レベルが上がりました】

 【スキル【体術 Ⅰ】が【体術 Ⅱ】へ進化しました】


 戦いが終わったからか何か色々と出てきました。

後で確認です。


「さっすがセツナ……」


「ありがとうございます。 ふぅ……すっごく楽しいですねこれ」


「楽しいのはいいけど。 ここは戦場だからね。 後ろには気を付けて!」


 そういうとミロクは腰からハンドガンを引き抜き追加で出てきた3体の胸に向かって撃ち抜きます。


「ここは初心者用の練習狩場とは言えスキルのレベルが低いうちは普通に死に戻ることになるから気を付けてね」


「はい、もう一度行ってきます」

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