不時着

理想の早起き生活

突然、毎日早起きできるようになった。

ロングスリーパーだったわたし。

北見ねる、24歳。社会人2年目。

ランプの精に２つ目の願いをかけた。

「早起きさせて下さい。」

ちなみに１つ目の願いは、

「留年しかけていた単位を取得して、大学を無事に卒業すること」

就職までは良かったものの、今や、就業時間ギリギリで会社に滑り込む毎日。

駆け込み打刻のタイムカード。

そんな日々もランプの精の力で、今日からおさらば。

なんでもっとマシな願いごとをしないかって？

ランプの精は、力を使いすぎて、今は小さな願いしか叶えられないそう。

By the way, 3つ目の願いはは将来に備えてとっておいた。

★

さて、わたしの毎日寝坊生活は一変した。

朝、川辺を10km走る。

シャワーを浴びる。

朝食前にギターを練習。

出勤前にスタバでコーヒーを買う。

午前中にほとんどの仕事を終らせる。

お昼は、おしゃれなカフェで。

午後は同僚と話しながら世間話、定時で退社。

夜は自炊。質素だが丁寧な晩ごはん。

12時前には寝る。

★

こんな生活が3年続いた。

そして、ランプの精へ願った。

「この生活、やっぱり、やめさせて下さい。」

飲みに行くと、次の日必ず起きれるけど二日酔い。

最近できた彼氏と、朝はいちゃいちゃしたい。

時には発散したい。寝ることが発散。

やっぱり、おふとんしあわせ。

こんな自分でやっぱりいいのかも。