第245話:まにまにの創作の原点


 皆様、こんにちはそしてこんばんは。


 気にしないつもりでも精密検査の必要ありと言われると落ち着かないものですね。

 集中力が落ちている、まにまにです。


 体調も下降気味で、精神的には落ち着かない。

 いや~、これ。

 創作活動、大変ですよ。

 たまに「ガンです」とか「○○です」とか公表されて書かれている方見ると、凄いなと思います。


 あ。

 自分も障害者でした~

 てへぺろ


 健常者の皆さま。

 これからどんどん良い作品を書いてくださいませ。



 ◇



「賢いヒロイン中編コンテスト」


 読書ジャンキーな少女が主人公である作品を書こうとしたと先に書きました。

 でもそれだと真新しさがないかな、とおもい、『チェスもの』を書こうとしていました。

 もうプロットを書いて、これは結構面白くなる、と思っていました。


 でも今日、例の動画チャンネルで「世代での共通認識・知識」これに基づいた作品の方がより読まれやすいと気づき。


 さらに、わかつきひかる先生のチャンネルでも、「世代の変化に伴いレーベルが終わる」というテーマでお話がありました。


 チェスの事ですが、プロット的にはノーゲームノーライフ的に、全ての事をチェスの試合で決める世界で無双する少女を書きたかったのですが。

 いざ書き始めて、「シシリアン・ディフェンス」とか書いてわかる人、いませんよね~。

 ある程度説明的にならざるを得ない。


 6万字以内で書くのは厳しいなぁ。

 一応、変形バージョンは考えたんです。戦国物やリアル戦場における陣形を使うチェスとか。でもあの64マスの中で有限確定関数を操るところが楽しい。


 AI的な凄さを出したかったんですが、あまりにも難しいものとなり。

 やめました><;



 で、あのイラストから想定される設定を使いキャラを作ると「おとなしめのキャラ」にならざるを得ない。

 まにまにが得意とする自由奔放、もしくは周りに振り回される主人公ではあのイラストにはならない。


 「頭脳・知識で問題をスッキリ解決する、

 賢い女性キャラを待っています!」


 とのこと。


「問題をすっきり解決する」


 これが曲者。


 加えて条件として


「ファンタジーな力、職業知識やオタク知識をフル活用して、やりたいことを成し遂げる! 」


 やりたいことを成し遂げる?


 問題解決してやりたいことを成し遂げる。

 知識無双、知略無双で、自分の目的を達成する主人公。

 しかも女。


 他の重視しなくてはいけない一般的な項目は


 1)感情移入できる女主人公


 2)納得できる明快な目標


 3)すっきり爽快な解決方法


 4)わかりやすい場面設定


 5)読者属性を考慮したジャンルやアプローチ


 ダブっている所もあるけど、こんなところ?


 読者属性は、やはり男女比6:4から7:3くらい。

 カクヨムの性比率がそのくらいだから、これでいいと思う。

 年齢は18~24が1/3。

 25~34までで60%以上が収まってしまう。


 よって18~24歳の男女の関心ごとや、生活に合わせたものにしないといけない。

(ラノベにするならもっと上かも)


 でもPV的にはその辺りが目標でいいと思う。



 ということで、

 日本人の60%が大学生。専門学校生まで含めると90%程度は学生さん。

 20代中盤は新卒さんで、すごくいそがしい。

 将来が不安な世相。

 趣味に費やす時間とお金も少ない。


 バイトすれば時間が無くなる。

 なるべく無料のアプリゲームや小説サイトを、隙間時間で使用するのが当たり前。


 うう。

 こんな人を相手にして利益を上げようとする出版社の皆様の苦労が……



 さて、私達カクヨム作者は何処に目を向ければいいか?


 やはり「趣味の延長線上でハッピーな生活」が勝手に「襲ってきて」「もういらない」というくらい降り注いでくる逆説的なものがウケるのではと思います。


 金や時間、課金アイテムやスキルが恐ろしく沢山入ってきてそれに戸惑いつつも楽しんでいく。

 そんな根幹的な設定を元に、「賢いヒロイン」の活躍、爽快なシーンを考えていくのが妥当なのかも。


 だから転生先で「現代社会での大したこと無い知識や思考」を使用することで、皆に「な、なんと。そんなことができるとは!」と、驚かれる事がよくある手ですね。


 で、「これは大したものではありませぬがお納めください」とか言われて渡されたお礼が、主人公の側からするとすんごく有難いアイテムだったりする。


 地位や名誉などの、普通は皆がうらやましがる褒章よりも、現地人からすると大したものでないものを要求して「なんと欲のないお方だ」と、これまた褒められる。


 これを現代人の、とくに若い人の価値基準で考えていく。


 でも、まにまににはこの若い人の価値基準がわからにゃい。


 もうちょっと調べてみます。



 ◇



 ここの所、半年くらい情報収集していなかったら様々な所で世界情勢が動いていて。ついついエッセイや近況ノートに書いてしまいました。


 でも本当にヤバイ状況なので。

 特に『東南海トラフ地震』

 これ30年以内に発生する確率70%って知っています?

 発生すれば、ほぼ東海道壊滅。

 日本の大動脈が寸断されます。ここにほとんどの物流が集中している。


「30%は起きないさ」と、日本人は思われるのでしょうか?

 バブル前の1970年代。国会答弁で地震学会の方が「東海地震は、いつ起きても不思議ではない」と発言して大騒ぎしましたが、それが不発になったので忘れていると思うのですけど。

 別の所、東北沖で発生した大地震でプレートのひずみが、もう限界になっているとかで。


 首都直下型や東海地震ではなくプレート型地震ですから、凄く広範囲で起きます。

 あのトルコの地震の比ではないのです。


 台湾封鎖されなくても、地震だけでも大変なことになるんですが、誰も助けてくれません。本当なら日本国憲法の精神にのっとり世界の人を助ける力を持つべきでした。


「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、『』と思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。」


『名誉ある地位を占めたい』


 だから日本国は自助だけではなく、他の国々を救う義務があるのが日本国憲法。

 他にも強調しないといけない所がありますが、自助すらできなくしているのは、無能な勉強しない国会議員とそれを操る財務官僚なのです。


 これらが複合的に作用して、失われた25年を作り出し、これから再度不況に突入させる大増税に向かわせます。


 より日本と日本国民は貧しくなり、憲法の精神である国際社会で名誉ある地位を占めることができなくさせている。


 本来ならばトルコ地震には、最大限の支援をするのが日本国憲法の精神でしょう。

 それが「情けは人の為ならず」です。


 日本にこれから襲い掛かるであろう災害に手を差し伸べる国を増やすためにも、日本に富を集めて経済支援をするべきでした。

 それを潰した官僚制。

 万死に値します。

 そしてそれを作り上げた『偏差値教育』。

 これを変えねば、こののちも日本は衰退の一途をたどると思います。




 なんていうことを考えつつ、書いたのが


『首取り物語』


 だったのですよ^^


 そう考えると、まにまにの創作の原点がわかると思います。

 なぜあのような作品になったのかは、この思想背景があったのです。普通の戦国ファンタジーにならなかったのはこのせいです。


 お読みになられた方は「なるほど」と納得がいかれると思います。



 長々と書きましたが、必要だから書きました。

 一応、創作活動と絡み合っている部分なのでエッセイに書くべきと思い。



 ではこれにて。

 またね~ノシ



 追記

 こういうネガティブな事を書くと嫌がられます。ギリシャ神話で予言能力のあるカサンドラ王女がだれも余地を信じてもらえないという呪いをかけられた状態ですね。トロイの木馬が罠だと言っても信じてもらえず、トロイは滅びた。

 カサンドラ症候群とは違います。


 ちなみにまにまには、誇ってはいませんが、過去色々なことを先に言い当ててます。後から(10年以上たってから)正しいとわかったことが数かぎりなくあります。

 特に歴史的事例とかは、沢山「こうなんじゃないか?」と思っていたら最近それが当たっていたということが多いです。


 例。

 日本人のルーツは大陸渡来ではなく沖縄からの流入だと考えていました。旧石器時代の寒い時期に好き好んで半島経由で凍える海を危険を冒して来る旧石器人はいないでしょ?的な。

 現在は男性のY染色体のゲノム解析により、半島大陸からの縄文時代の渡来はなかったことが証明されています。


 追追記

 コメントで訂正してくださった方がいました。

 ゲノム解析だけでわからない部分が多く。

 https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_files/gf_14/4/notes/ja/04saito.pdf

 このあたりを見てみても様々な要素が複雑に絡み合っていて、「これが日本人だ」というものが定められません。


これは2005年時点でのデータを元にしたもので、2010年代に行われた大規模調査では北からの流入は無かったという可能性が高まりました。

これからも仮説はどんどん出てくるでしょうね。


 なににせよ、こういう民族も珍しいようで、人種のるつぼがひとまとまりになれる特異性も様々な方が指摘していて興味をそそられますね。

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