第208話:偽光秀の冒頭部分、自己分析
皆様、こんにちはそしてこんばんは。
さっき近況ノート書いていて、皆様に感謝の言、書き忘れて汗かいている作者です。
いつもは書くのに。ここ何日か、冷静さを欠いています。
今日も原稿が変な感じ。
以前のようにどんどん書けません。
今日は戦闘突入するはずが、作戦が思い浮かばず。ギャグでお茶を濁してしまいました。
だって、半兵衛が思いつく様な策を考えるって、どれだけ無理ゲー?
でもね。
処女作、首取り物語書き始めたときも、ぼやいてたんです。
「戦国の英雄が血と汗と涙で編み上げた外交戦略を作者ごときが考えられる筈はない!」と。
でも、でっち上げちゃいましたw
人間やればできるのですね。
……大分粗が目立つけど。それでも一応Web小説としては受け入れられたので安心。
今回は、ライト戦国物だし、ギャグメインだからそんなに戦略や作戦が重要視されないのがうれしいけど。
やっぱり戦場で光秀がどのように「騒ぐか」。これを目立たせる作戦とか考えなくちゃならん。
前と違うテイストの作戦を考えるので、今日は1日では無理でした。
まあ、首取りの最終局面の東部戦線の電撃戦も作戦立案に3日間掛かったから、そう考えれば同じくらい大変ともいえる。
何事も、慣れですね。
◇
よく自主企画で「アドバイスください」というのがありますよね?
一昨日もコメント書きそうになっちゃいました。
書き込んで、やっぱりやめた。と、送信する前に消しました。
あれ、やっぱり自分も傷つくから。
もしやるとしたら、自分の作品の分析見てね、と書こうかと思いまして。
それで今日は偽光秀の第1話をどんな意図で書いて行ったかを文章にしておこしていきます。そうすることで自分も勉強になるし。
何方かの評論で、最初の出だしですべてが決まる。そこで主人公のセリフを出して、キャラを立てる。という説明がありました。
なるほどと思い、途中から変えました。
最初は信長視点で関ヶ原の合戦から始めたんです。首取りと同じ。逆行パターン。
でもそれでは主人公が出ないからモヤっとした読者がブラバする、そう思い、主人公が活躍するシーンに変更。
だから就職するための桶狭間に。
桶狭間。
これ説明不要。
ほとんどの日本人は小学校6年生でしっかりと勉強している。なので今川義元の首を取ったのが信長で、そこから快進撃が始まるのを認識している。
主人公はそこへ勝馬に乗るんだなと、直感的に理解できる。
そして「雹混じりの雨が止んで……」とかいう出だしだったんだけど、これやめました。
余りにも固い。
今回の目的であるライト層、歴史物に触れた事のない人でも面白く思えるようにする。これを達成するために主人公のセリフから入るように変更。
「桶狭間の山向こうは今頃、大宴会真っ最中だねぇ。
俺たち、外で酒気帯び運転を捕まえようとしているパトカー的な人?」
戦を大宴会に例える剽軽さ。自分を客観的に見るけどどこか抜けているキャラとの印象を。これで意表を突きました。『へ~?へんなやつだな』これが重要かと。
次を読んでみたくなるかなと。
次の地の文は読まなくてもOK。
最初のセリフで興味を引かれた人は、前田利家のセリフまでスクロールしてもOK。
「また訳の分かんね~ことを。
それより十兵衛よ。本当にこっちへ来るんだろうな。わざわざ勝手働き覚悟でお主について来たんだ。
間違ったら、ただじゃ済まねえぞ。この
「訳の分かんないことを」で、周りから見れば変な奴=転生者と認識させる。
「お主について来た」で、そんな重要な時に何があってのこのこついていく?と。
「ただじゃすまねえぞ」で、利家の威勢良さを演出。
その後も利家の説明と、意気投合した事。
坊主が敵との主人公の信念を演出。
何故利家を誘ったのかもこの流れで説明できる。
利家の疑問に答える形で「全ての腐れ宗教を根絶やしにしてくれる!」という固い行動原理を明確に表現する。
そのついでに転生した状況説明。
それを12行ですっ飛ばしています。
転生物の様式美。
トラックにはねられる>>白い空間>>生まれて苦労する
これだとどうしても最初が盛り上がらない。
作者としては最初からガンガン飛ばしたかったのです。前に失敗した反省から。
あと。
始めてヒロインをまともに書いたのですが、第1話から出すのは『初枝れんげチャンネル』で習いました。そこで22行もかけて丁寧に描写。
察しの良い方なら、「このヒロインは主人公が大好き」と分かるはず。
ついでに「まるで銀髪三つ編み少女だよ」でヲタク臭を出す。
さらに絶望のまなざし第1弾を出しておく。この後第4弾まで用意してある。
で、最後のほうで
何を目的にこれから生きていくかを明確に。
主人公は『臆病』で『セコく』。チートしたいけど『サブカル知識だからうまくいなない?』という、疑問で興味関心を引く。
『日本の伝統文化を守れ』
という目的を持っている糞坊主が、敵役になることを暗に明示しておく。
最後にせこい野望。
『大きな城の片隅にサブカル部屋を作る』
これが目的なんだと。
これで興味を持てない人はもう仕方ないです。
カクヨムさんは多分、その仕様から歴史物好きな人がアクセスしてくる。
でも「なろう」は一気に日間100位以内に登ったから、一般の読者がアクセスしてきた。だからブラバ直帰率が、22%と12%という大差がついたと。
こう認識しています。
長くなってしまいました。
つぎ~
◇
これ。
https://kakuyomu.jp/users/pon_zu/news/16817330649890024729
キャッチコピーを変えたときのPVデータです。
大きく凹んだところは水曜日。
だからPV減るのは当たり前だと思うのですが、あまりにも大きいと思いません?
この原因は作者が見るに、キャッチコピーをいじったせい。
「信長に転生ヲタク光秀。秀吉から憎まれ中」
これにしていたんです、1日中。
理由。
信長・光秀・秀吉というパワーワードを目立つように出来るだけ左に持ってこようかと。
でも失敗。
まず『ヲタク』がまずかった。『オタク』にするべき。
クサすぎるから嫌われる。
以前にも書いた様に『キムタク効果』を狙っていたので、信長を先頭に持って行きたかったんです。
それでもしつこかったみたい。
二つ目の凹みは日曜日。
ここは
『現在なろうで日間総合71位。』
と付けました。
でも考えてみると、書き手ならば日間総合ランキング71位がどれほど大変なのかを理解できるけど、一般ユーザーにとってはウザイだけ。というよりも「なんだ71位?大したこと無い」という感じ?
首取りの「国内590万PV感謝」なら結構、効果があるけど、これは多分逆のイメージになったかと。
ついでにこの日は今まで31%だった新規ユーザーに占める女性の割合が10%以下にww
結局。
『光秀に転生したのでオタク文化広めてたら信長様にメッチャ気に入られた件』
これが一番優秀だという事。
本当は『光秀の息子』なので、なろうではそう書いています。でもキャッチコピーでは35文字の制限があるので、仕方なく。
流石、書籍化作家様の添削ですね。
これなかったらここまで順位が上がらなかった。
◇
書き忘れてしまいました。
『歴史物で日間総合ランキング60位まで言った作品はあるのか?』
多分、70位くらいは行った作品はあるかと。
自分の時は見なかったのですが、首取りをぶっちぎっていった作品の、日間ポイントは憶えています。
670ptくらい。
なろうが現在と同じ水準の獲得ポイントを必要とするのならば、この数字670ptで達成できる日間総合順位は55~60位。
現在、偽光秀の最大獲得ポイントは622ptで60位。
この辺りが多分、歴史物の限界なのか?
他にも跳ねた作品があると思いますが、この1年間で顕著だったのはこの作品と首取りだけ。首取りは1年前ですが。4万ポイントまで行くその作品でもこの程度。
この作品も実によくできていて、純粋な歴史物ではないんです。
大人なら非常によく知っている『あれ』をテーマにしています。偽光秀もギャグとオタクネタを売りにしています。首取りも色々と絡めています。
つまり『一般受けするネタ』を絡めて戦国物に仕上げれば、このジャンルでもある程度の順位には届くと確信しました。
ということで、今後書きたいものが決まりました。
流行の『追放ザマァ』とかの要素を取り入れてなにか料理したいと。
『スローライフ』は既に名作が出ているので、そっちは没。
恋愛は自分は無理。
ラブコメも難しいかな。「産素魚雷」はちょっと使えないw
偽光秀書きながら、首取りのプロットかき混ぜて、ついでに気が向いたらどんな作風が自分に可能なのか考えてみます。
長くなっちゃいました。
ではまた~ノシ
追記
現在、偽光秀。
日間総合63位。
とりあえずこの辺りに定着している今日この頃。
いつまで続く、このフィーバータイムww
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