第92話:今思えば読まれた理由はあれ作っていたから



 皆さま、こんにちはそしてこんばんは。


 最近ちょっと上がり下がりの激しい体調です。創作の方も順調な日もあれば全くダメな時もあり、これ普通のお仕事なら大変ですね。いや、プロの作家も同じか。もっと厳しい。絶対成れないな、プロ作家。この作品を推敲するだけならまだしも。




 さて。

 また最初の疑問に戻ってきました。


 なぜこの稚拙な作品が「なろう」様で読まれたのか?

 今でも更新始めると一気にランクインします。今日は歴史日間21位に一気に入りました。今日も3投したので多分ランキングは上がるでしょう。


 今では半年練って来たある程度考察を加えて読みやすくなったものになりましたが、最初は改行も満足に出来ていなかったのに読まれて一気にランキングを駆けのぼりました。


 その要因は3つ考えられます。


 1つ目

 今までにない切り口。主人公の一人称を無くした。そこから出て来る不思議さ。主人公はどんな奴なんだろうと想像する余地が出来た。


 2つ目

 これまでにない緻密な設定。1年間かけての資料考察と技術チートの蓋然性。これらを興味津々と「論破してやろう」と寄って来て沼った玄人がいる。


 3つ目

 これが大事だと思います。

 主人公の大げさなまでの「ゆるキャラ」。これにドン引きしながらも惹かれていく登場人物。この集団性とそれぞれのキャラが立ち始めた事。



 つまり。

 知らないうちに最重要な「キャラ立ち」が無数に表れて来ていた。

 今ではすごい数の濃いキャラがいます。それが織りなす人物群像。魂のぶつかり合いの戦場。ガチのキャラクターウェブ。



 歴史物が好きな人だけを集めたのでは天井が知れています。そこに何を加えるのかは大切ですが、もっと重要なのは

「キャラが立つか?」

「キャラがどのように絡んでいくか?」

「そのキャラがどんなストーリーを編んでいくか?」

 だという事だと思います。


 それが自然に出来てしまっていた。



 普通の物語だと感情移入とか「応援したくなる」などの条件が必要ですね。

 でもこの歴史物というジャンルの強みは

『既に読者が持っている武将たちのイメージがあって、それを気持ちよく壊してあげる』

 ことが出来る。これが大きいのでは?


 これに気づいたのは、信長をおちょくっていた時です。

「あ。これ。やっぱイメージ壊す事が面白いんじゃない?」

 と。

 勿論、正史の曲解とかします。

「そう来たか! それしないだろ、信長は!」

 とか。



 結局、こう見てくると設定ではないのですね。

 キャラなんです。

 キャラをどう動かしていくか。これに尽きる。


 たとえ私がすべて設定使っていいよ。キャラこれ使って。地図これね。作戦はこれ。

 全部材料持って皆さんの所に行って書いていただこうとしても無理だと思います。


 何故か?


 それは絶対的に足りないものがあるからです。

【キャラがどう動くか知っている】

 これは作者である私にしか表現できない。

 こいつと絡ませよう。このやな奴をどう始末するかな、このキャラは。なんていうのはやはりそのキャラを作った人にしかできない。

 ここが作品の人気の分かれ道なのかなと思いました。



 なので、これから書く初心者様がもしこれを見ていらしたら、設定を生かすためのキャラを先に考えてストーリーを作っていくか。とにかくキャラ中心に考えていくことをお勧めいたします。


 きちんと学びたい人のための小説の書き方講座

 フィルムアート社様

 キャラクター編

 https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270/episodes/1177354055582821186


 ここから始めると分かりやすいかと。



 ……え? 「主人公を1人決めろって書いてある」ですって?

 し、知らないなぁ。

 だれ? そんなこと書いたのは。ははは。



 真面目に言うと、その主人公の行動原理を考えておくと分かりやすいのです。

 私の場合は最初からこれは決まっていました。だからすぐ動いた。主人公も裏設定があったからそれに沿って動かしていただけ。



【キャラクターの行動原理】


 これこそがその作品の出来を良くするものだと今では思っています。




 ま~た、偉そうなこと書いちゃった(^▽^;)



 ではまた~ノシ




追記

アナリティクスでサイト内の移動は見られますね。

これは嬉しい。

「これまでのあらすじ」からどこへ飛ぶか、とか、「登場人物紹介」を増やすか決められます。


あと、直帰率が高いページの理由を考えることが課題となりました。

100%直帰ってなんなの?

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