第36話:3つ書いたプロローグ・その3
皆さま、こんにちは、そしてこんばんは。
先程、昨日家内が買ってきてくれたパンを食べながら思い出しました。
大分前に亡くなった母が亡くなる数年前から「何食べてもおいしいって、本当に幸せ者だわ」と。
なんだかその心境が分かってきました。どんどん時代が進むにつれて食料は「美味しく」なってきている。
でもそれだけじゃない。自分の味覚は昔の物を覚えているからこそ比較対象とレベルとの乖離が出来、おいしく感じる。
それを感じないことが「不幸せ」なんだなと。
カクヨムに置き換えるならば、5年前の作品と今の最新作品。どっちが進化しているか? 勿論今のものですね。退化はしていないでしょう。全体評価としては(要素別については別でしょうが)。
こちらの世界へ流入してきた、元文芸ファンにしてみれば「この言葉遣いは間違っている!」とコメントを残す(これは「なろう」であった)。元々読んでいたジャンルと比較して「面白くないから評価しない」。只だったから「読んでやっていたのに」金取るんだったら読まない(今までそういった作品しか読んでいなかった)
前の「幸せ論」ではないですが、同じことを体験してもこうも違うのはその人の「幸せの物差し」が違うせいです。どこを原点として図っているか。さらに言えばどんな物差しを使っているかですが、これは作者にはどうしようもない。
読者に阿るのは、矜持が許さない。
でも間口を広く、そして文句を付けそうな読者は先に去ってもらう工夫をする。
これもPDCAですね。
さて本題です。
最初、第10話は作品に入っておりませんでした。
第10話はこれ
https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927859066131561
これを入れるきっかけとなったのはコンテストです。
コンテストは「商業化」を前提としていますね。だから1巻目、つまり10~12万字で盛り上げないと売れない!
これはWeb小説にも言える事ですね。
「同志少女よ。敵を撃て」の作者様も仰られていました。最初のシーンを出来るだけ派手にしたと。それでカクヨム読者をひきつけたと。
(同志作者よ……ではないw)
この12万字にできる限り山場を作りたかった。でも、無理でしたw
そういう作品ではない!
だけどこれでは絶対にコンテスト最終選考は箸にも棒にもかからない。折角、出したんだから少しは選考者を唸らせたい。よって「最後はこうなるんだよ」と見せるために、この第10話を付けました。
あ、ついでにばらしちゃいますと、前に、2クリックで大変化が起きたというのは、この第10話の位置を第1章の最後に持って行ってそこに目いっぱい★とFくれアピール出したんですよ。このシーンが最後のシーンの始まりです! これ書かせてください! と。
この★とFへの効果検証は出来ないけど、11話への維持率なんと98%!
これはまちがいないなと。
あの方の理論だと「読者はキリの良い所で評価を押しやすい」とあったので、これの検証でした。
まずまずの効果かな。
では個別に内容を見ていきます。
後藤透徹
東雲尚政
上泉伊勢守
長野政影
この時点で既出している重要人物はこの4名。
ここで最終シーンに登場することを予見させますが、まあ、変わることもあるし~、だってぇ~、パラレルワールド物だからシュタインズ・ゲートが発動しちゃうかも~♪
オホンッ
それぞれのイメージカラーを設定。
後藤のおっさんは赤
しのっちは蒼(緑)
伊勢守は鋼色
そして
長野政影はあれですよね。システム的にはセーブ機能だから全体を表している。だから物語の軌跡の本流から飛沫として輝いている「モノ」が生み出されては消えていく。
紫にしたのはあまり意味ないけど「紫禁城」のイメージかな。日本では(あ、大陸もそうか?)禁色は黄色ですが、これだとイメージがつけづらい。高貴な感じを出したかった。尊いものが流れていく。命の奔流ですね。
解る人にはわかるんじゃあないかと。
(こうやって解説しちゃうところは、私が「かくれんぼしていてここなら見つからないだろうと自分で笑ってしまい見つかるタイプの子供」だからです(笑)
後藤のおっさんのシーン解説。
SS2を読んでいる人はそのうちきちんとわかるけどこの上杉の先手大将……まあ、そういう事です。
気を吐き出すとこもまあSS2読めばわかります。
>「砲兵隊の射線を確保! 撃てぇい!! 鉄砲隊射撃開始!!」
なんじゃ、その武器。知らぬぞ。
それに儂とは別人のような指揮ぶり。
官兵衛か?
これも最新話まで読んでいればわかるかと。
ああSS2を見ればもっとよくわかるか。
で、ここで官兵衛が出てきて、勘の良い新規読者は「仁王の顔に官の一文字」でこうなる? と、思うかも? 的な発想。
>手槍隊、中央突破! 長柄は脇を堅めいっ! 鉄砲隊は手槍の背後で射撃用意!
?
変じゃね? と。
ここに気づく人は相当、戦国時代の時代戦場考証を知っている人。
正史では普通中央は長柄で押し合う形で進行しますが、この作品では「大砲ぶっ放すことが前提」ですから、長柄なんか中央に持ってきたら一発でやられる。
だから手槍での中央突破しかできない。
これが戦線の常識となるかも? まだわかんにゃい。
とにかく、正史通りにはいかない筈。
> これから始まる夢とも現ともわからぬ世界で……
よい酒を飲んでいる心地じゃな。
幸せよ。
感謝じゃ、殿。
主人公に心を鷲掴みにされているおっさん。
この前の第9話で仁王丸貰って酒飲んでいるシーンで既にこうなる運命だとつながっています。
しのっちパート
>乗馬用にと作った特別製の平たい金属製の徳利から大胡で作った南蛮酒を飲む。
腹が燃え上がり体の隅々まで生命の息吹が伝わっていく。
最初は飲酒シーンを出しませんでしたが、中之条を自分で射殺したことで酒飲みになりました。
勿論、これで完全に秋山好古が憑依完成!
進撃の巨人のピクシス指令が最初から酒飲みだったのがつまらないと感じたので、こっちの方に脚色しました。だれもがあのような奇人変人にはなれないと思い。人間味を出しました。
>中之条。
吾妻。
高崎。
新田。
そろそろ出てきたあのメンバー(T_T)
>「旅団長。もう飲むのをやめてください。すぐ行動開始です。酔っぱらって指揮を間違わんでください」
この言葉もやっと最新話付近で出せた。
>そうだよな。これが最後だ。これが終わったら酒はやめる。お前らのために何が出来るかはもう考えてあるからな。
これは秘密です。
>「第4大隊! 前進して敵前方で射撃用意。第2守備隊形で待機! 第1、第2、第3大隊は俺に続け! 第2大隊を旋回軸として包囲運動と見せかけ、そのまま旋回、敵後背を衝く! 恐れるな、命を惜しむな、名こそ惜しめ! 毘沙門天の尻を蹴とばしてやれ!!」
この指揮ぶりで、前話の「作戦上手な」と紹介されただけの若者がこうなると示しました。
> 生きていればこれが起きるのか?
ただの夢でしかないのか?
変な殿さまが来たから変わるのか?
はい。変な殿様来たからこうなっちゃいますよ。
4に続きます。
追記
2022/9/30
現在工夫している事。
「これまでのあらすじ」の部分で、メインキャラによる掛け合い漫才をして、そこにF&★くれアピールをつけています。
ついでにその部分にレビューページへのリンクを張っています。
なぜなら、長編になればなるほど★付け、フォローつけが気楽にできない位置になってしまうのがカクヨムの仕様なので。
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