第34話:3つ作ったプロローグ。その1





 皆さま、こんにちは、そしてこんばんは。


 以前聞いたことがあります。ホテルマンの話だったかな?

 ホテルや食事のサービスや内容が意に沿わなかったときの対応でその方の社会的地位がわかると。

 勿論、普通でも身につけるものでわかると思われがちですが、上品な方程、悪目立ちしないくらいの一点ものにお金をかけているとか。


 そして大事な所。

 食事がまずいとか騒ぐ人はそういう人。まずいと思っても声を出さずに席を立って二度と来店しないのが上品な客。


 カクヨムでこれに当てはめればわかりますよね。コメントで「二度と読まない」と書く人と、スッと去っていく方。カクヨムの場合は無料だからスッと去るのは当たり前だけど、「なろう」様にも何人かいたなぁ。わざわざコメントを残して去る方。

 削除すればいいかと思うけど、それも一流のホテルではしないのかな? 私はありがとうございましたと返してほっておきます。





 では本題。


 第0話を最初は北条編の前に孤立させておいておきました。その前に登場人物紹介。この2つが独立していた。

 これがどういった結果をもたらしたかは検証しましたね。2割近くの方が大事な第0話を飛ばして読み始めていました。

 だから第1話も北条編の前に持って行きました。これで飛ばされることは無くなりました。


 この第0話。

 これも相当練り込みました。

 私は初心者ですので、全部の構成を完全に作り始めてから書き始めた訳ではございません。

 最初と最後の設定と場面。それから北条氏康くんの首取りシーンまでしか考えていませんでした。後の部分は大体「これやろう」「あれやらんと辻褄が」という感じで付け足していきました。


 そして気づいたらこれってやっていること【国民国家】作っているよね? と。

 そこでつながったのです。最初に考えていた無謀な目標。

【一人の英雄の誕生】の物語。

 これできちゃうよね?


 アレクサンドロス

 カエサル

 ナポレオン

 ラインハルトw

 ヤン?


 この人みたいではない英雄像作っちゃえ、と。

 そう思ったら見事に出来上がっていたのです。全く違った英雄?らしき存在が。


「泣き虫弱虫だけど、知識チート野郎」

「背が小さく武力全くないけど統率力はある」

「その統率力も、この弱い大将は俺たちが守らねば。助けねばというやつ」

「今俺たちは殿を担いだ神輿を前へ進めば幸せが待っている」

「神輿の後ろには沢山の領民が付いてきている」

「神輿が通った後は整地され、他を歩くより楽だ」

「この神輿もっと軽くならんか?改良しよう」

 ・

 ・

 ・

 そんなことをしつつ、未来へ前進していく集団が大胡です。

 決して、引っ張るタイプの英雄ではない。皆に担がれ助けられ「助け甲斐がある」からそこから大きな波紋が広がって世界が変わっていく。

 こんな英雄です。



 書いていて「変な奴」「こういうのって英雄って言えるの?」なんて考えてしまいます。


 でも斬新であることは確か。


 もっと筆力があればもっと認められる作品になるのかな?

 でもそんな気力と体力と時間が許さない。

 これで満足してください。


 嫌なら黙って立ち去ってね。




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