何処か

「それじゃあ、着替えと手紙、ここに置いておくね。また来週にでも……本当は、毎日来れたらいいんだけど、ね。」



「僕のことは気にしないでいいですよ。か、かあ、——おばさん…。」


 おばさんは悲しそうな表情をし、


「そう…。敬語じゃなくていいのよ。私はあなたのなんだから。」


 病室を去っていった。



「はぁ〜、なんでこんな事になったんだろう。」


 僕がため息をつくと——

            ——隣のベットのカーテンが開き——

                             ——「説明しよう!」

 と、明るい声と共に、僕と同い年くらいの女の子が出てきた。




 遡ること1時間前——

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