第22話 ブラペ引退!?伝説のクレープを探せ

 男子中学生はとてもナイーブな心の持ち主だからね、ちょっとした精神攻撃にも参っちゃうんですわ。今日はおそらく拓海くんがヒロイン(意味深)になる回だと思われます。楽しみぃ~。




 冒頭、なにやらバトってるわけですが、あれ、前回そんな終わり方したっけと、オッサン脳みそ検索中……回線がショートしました。


 冗談はさておき、とりあえず「キミィ、邪魔しにきたの?」は草。で、思春期のだんすぃ~が物思いにふけってますよ。


 自分はいうなれば『部外者』だと、そんな自分の立場に苦悩しているようです。お、拓海くんの手のひらちょっと逞しいじゃん? あんなゴツゴツとしたおてて男子中学生とは思えんね。


「どうすればいいんだ」 ――そんな彼と思いを同じくする男性があちらにもって、そっちはクレープかい! あ、このキャラ以前見たぞ? だれだっけ……えーっと、はい、『湊 陽佑みなと ようすけ』という青果店の店主ですね。


 チョコバナナクレープとイチゴクレープ、たしかに悩むわコレ。個人的な好みならチョコバナナかな。いちごは職場で毎日見てるので。


 彼は『伝説のクレープ』を求めているようです。クレープに伝説もくそもあるかと思ったけど、あるとしたらどんなクレープだろうねぇ。意外とシーチキンサラダ系かもしれない。


 ちょっと思い出したので閑話入らせてください。人間の『葛藤』に関する心理学です。


 『痩せたい』という願望と『クレープを食べたい』という願望、それぞれ矛盾してますよね? 痩せるなら余計な食べ物は禁物ですが、クレープを食べるととても幸せな気持ちになれます。そういった状態を『コンフリクト』、日本語で葛藤と呼びます。ある心理学者が、この葛藤を3パターンに分別しました。


『+』と『+』

 ――どちらも魅力的なのに、どちらかを選ばなければならない葛藤。上記の湊さん的な状態ですね。難しい問題ですが、一度決めてしまえば葛藤は無くなっていくとされます。


『+』と『-』

 ――ある選択をすると、良い点と悪い点がある場合の葛藤です。おいしいクレープを食べたい! だけど食べたらその分太っちゃう! 的な感じ。なかなか行動に移せない、そんな苦悩が延々と続きます。できるだけ早く決断したいところですね。


『-』と『-』

 ――どちらもイヤなのに、どちらかを選択しなければならない葛藤です。みなさんの日常に当てはめれば、テスト勉強をしなければ赤点になっちゃう! けど勉強はめんどくさい!! 的なアレですかね。


 勉強してください(ニッコリ


 葛藤から抜け出すには『決断』が最も大切です。そうでなければ、葛藤はどんどん心に染み込んで大きなストレスを生み出してしまいます。何らかの悩みや葛藤がある場合、アナタ自身の『優先順位』を定めましょう。アナタにとって1番大切なモノこそ、アナタが1番早く決断すべき問題です。




 さて、湊さんは幼なじみの『あさえ』さんがケガで入院したので、彼女が好きという『伝説のクレープ』をお見舞いしようとしたら、お店が海外に移転した事情で本当に伝説になっちまったと。


 いや、どっちか持ってけよ。


 と、ここで拓海くんなにかひらめいた模様。こういう場合の「わたしに考えがある」は失敗フラグなのでみなさん覚えておいてください。


 ところかわって、プリキュア一行は『フルーツパーラーKASAI』で女子会です。ゆいが目にしいたけを作り、巨大なパフェを堪能しておりま――デカすぎじゃね? 総カロリーいくつよ。


 マリちゃんが言う通り、まあインスタ映えはするでしょうね。ただ通常のメニューにするのはちょっと……あら、コメコメちゃんかわいい。この時期は糖質がきちんと身長に反映されるんだねぇ。わたしはお腹に進んじゃうんだよ(遠い目


 と、ここで拓海登場。伝説のクレープをゆいたちに再現してもらいたいとのこと。で、いっしょにやろ☆ と誘われたものの、拓海くんは近頃の失態を思い出し腰が引けてる模様。


 男の子と女の子の"考え方の違い"ってヤツなんだけどね、えーっと男子は『問題解決』を重視するのです。なので、自分の力量じゃ難しそうと判断した課題に関してはちょっと引け越しになっちゃうんだね。女子からすると「なぁに弱気になってンのよ~」となりそうですが、これは男子がでやってることなのでね、あまり言わないであげてね♡


 とおもったら好きな子の「楽しみだなぁ!」の一言でコレだよ。あーやだやだ。




 伝説のクレープ店について紹介されてます。ん? 一口でトロピカった気分ですと? ――もしかしてその店主さん女子中学生だったりしません?


 と、コメコメが「こんにちわコメ」と拓海くんにご挨拶。ああそうか、彼はまだブラペバレしてないんだ。マリちゃんはじめみんなが焦るの理解できてなかったです。


 いとこのはとこのいとこ――えーっと、うん、え?


 さて、なんだかんだでクレープ作りがはじまります。クレープは洋菓子ですね。フランス発祥の料理で、水の小麦粉、牛乳、卵、バター、砂糖を混ぜ混ぜして円形に焼いたものがソレです。日本の場合は様々なトッピングがされてますね。生クリームでもバナナでもなんでもぶちこんで、お好みのクレープをお作りください。


 おっと、拓海くんお料理上手ですね。じゃあ今のうちにゆいの胃袋を掴んどきましょう(提案


 っと、あまねが大事なこと言ってますね。小麦粉には『強力粉・中力粉・薄力粉』とありますが、これは含まれる『グルテン』の量が関係してます。グルテンは粘り気が強く、強力粉はグルテン量が最も多い小麦粉になります。麺類の多くは強力粉なので、たぶんらんらんのお店はもっぱら強力粉を入荷してるはずです。逆にケーキなどは繊細な柔らかさを要求するので薄力粉が必要になるね。


 いや、ゆいちゃん? アナタずっと食べっぱなしじゃない? ――うん、セリフからしてもう胃袋は掴めたようですね。


あまね「あっ(察し)」




 ヴィランのターン。ナルシストルーはブラペを弄る快感を覚えたようです。それはそれとして、なぜかクレープのレシピッピ強奪には意欲ない模様。なんだよ、甘くておいしいぞ? 野菜もマッチするぞ? わたしはチキン派だぞ?


 アナタが推すクレープの具材はなんですか?


 拓海の努力のお陰で、どうやら伝説のクレープを再現できたもよう。が、湊さんケンカ後の後ろめたさも抱えてた模様。人間関係ってタイヘンだよね。先に謝るってカンタンなようで難しい。そういう時のためのプレゼントですよ。


 ま、相手にしてみりゃ「そんなこと根に持たねーよ」と思ってる場合もあるんだけどね。そして突然はじまる昔の思い出語り、察しました。


 じゃ、本日のウバウゾー『まな板 + 計量スプーン』戦、やっていきましょう!




 小さじから大さじだと! クッ――こいつは強敵だ!!


 で、冒頭でやられた戦術を再度繰り返されるブラペ。しかし今回のブラペは違った! 魔法のマントでカウンターを仕掛け、プレシャスとの連携でなんたやらスピンキックをお見舞い。


 お? プレシャス、バトル後ブラペに意味深な笑顔を……これはアレか! サンキューのキs(ry はい、プリキュアにはありません。


 ウバウゾーも倒したし、コメコメが文字を書けるようになったね。拓海はたくさんの野菜を頂戴したようです。こりゃあしばらく野菜炒めだな。


 と、それだけでなく、拓海くんはもうひとつのも受け取ったようです。いいねぇこういうの、うん。人間気恥ずかしさが先にきちゃって、どうしても『感謝の言葉』を言いにくかったりするよね。でも、相手に伝わってるだろうという思いだけじゃなく、しっかり「ありがとう」の言葉を伝えること、ものすごく大切なんです。


 アナタにも「〇〇からどう思われてるかな?」なんて不安に思ったこと、あると思います。そういう不安って、たったひとつの『ありがとう』だけで払拭されちゃうんですよ。思いだけでなく言葉にして伝える。ちょっぴり恥ずかしいけど、ぜひ実践してみてくださいね。


 アナタには「ありがとう」を伝えたい相手、いますか? ――ここねにも、そうした『想い』を言葉にしてほしいですね(保護者目線)。




 ほんっとプリキュアっていい『教育アニメ』ですわ。次回はここねメイン回になるようです。さて、彼女はお母さんにどういった『言葉』を伝えるでしょうか?


 今回もたくさんの元気をいただきましたね。ってことで、今週もデリシャスマイルな気持ちでやっていきましょう!

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