第23話 ここねのわがまま?思い出のボールドーナツ

 ドーナツは小麦粉に水、砂糖、バター、卵を加えて混ぜ込み、油マシマシで揚げこんだ甘いお菓子です。みなさんのイメージだと穴が空いたスタイルになるでしょうが、実際は上記のような調理法であればすべてドーナツです。


 つまりサーターアンダギーはドーナツ。


 穴が空いたやつは『リングドーナツ』とも呼ばれますね。で、今回のタイトルにある『ボールドーナツ』は、文字通りボール状のドーナツになります。ブラックなコーヒーといっしょに食べると通かもしれない。とはいえ、揚げ物なので食べ過ぎには注意だね。


 さて、本日ここねちゃんが言うであろう『わがまま』に、ボールドーナツがどう絡んでくるのでしょうか? さっそく視聴していきましょう。




 冒頭、なかよし女子中学生が調理中でござい。ローリエは香り付けとして様々な料理で採用できるらしいですよ。薬用成分もあるらしいので、お料理好きな方はぜひお試しください。


 で、前回の次回予告でも登場した『芙羽 はつこ』さんの新聞記事が登場。『レストラン・デュ・ラク』の食材買い付け担当として神の舌の異名をもつと。そんなここねママにゆいとらんは感激し「きっとおうちでも家族ですっごくおいしい料理を食べてるんだねぇ」と――あ(察し


 そんなここねの境遇に感じるものがあるのか、それとも生徒会長モードなのか、あまねは気遣うような声掛けをします。あまねはにぃにぃにサンドイッチされてるから寂しくなさそうだね。


 ってなことを考えてるうちに『神の舌』本人登場ですよ。よしここね、さっそく甘えてこい。




 しばらく家で過ごすという母に対し、ここねは逆に困惑モードの模様。うん、わかるよここね。そのヘンもきちんとしてかんとね。


 キミたちミートソース作ってたんか。って、お母さんあなた「ここねがあんなふーに笑うなんて……」じゃないでしょ。そりゃあゆいママも戸惑うわよ。


 で、ここねのパパは『芙羽 しょうせい』というようで、これはひらがなでいいのかな? 漢字は別で用意されてんのか、まあいいや。


 で、ひさしぶりの家族団らんですが、ママは「昼のしごとで食べたからおなかいっぱい」と。あーなるほど、そうだよねぇ。食に関する仕事で、しかも食材選び担当なんだもん、いろんなもの食べる必要があるわ、うん。そういう仕事いっぱいあるんですよ。新作メニューとか試食しなきゃアカンし、食に限らず――例えば『入浴剤』を開発するとするじゃん? 開発したらテストしなきゃいかんわけで、ってことは実際におふろ入んなきゃいけないでしょ? ふつう、風呂に入るときは汗びっちょりで一日の疲れを癒やす瞬間なわけだから、つまりテストのたびにで入んなきゃいけないわけで――まあ、わたし個人の妄想ですが、商品開発ってこういう裏話が多そうですね。


 ここねは『パン』が好きだそうです。グルテンフリーとか気にしてなけりゃとてもオススメできる食べ物ですね。パンはわたしもすきです。血糖値スパイクにならん程度にドカ食いしたいですね。


 さて久しぶりの家族団らんを――ん?


 あー、このご家族さま、ちょっとあの、えーっと……あ(察し


 みなさまここね並のコミュ障であらせられましたかぁ。




 以前にも書きましたが、コミュニケーションは『学習』でもって会得していくものです。子どもの場合、そういったモロモロの学習を『家族』からしていきますので、ここねはこのあたりがうまくできてなかったという事情があります。


 家族一緒になれば自然と『コミュニケーションせざるを得ない環境』のなかで会話が増えていき、そのなかで会話の形だったり、それぞれのコミュニケーションの取り方を覚えていくのですが、ご両親のほうもそういった『成長していく娘との日々』を充分に経験しないままでいたので、今回のようなギクシャクした感じになっちゃったのでしょう。


 娘のことを何も知らない――この現状を眠眠打破するために『娘の現状を知る』ことからはじめるようです。これものすごーく大事なことよね。で、娘のほうはお友だちに相談です。これも大事なことだね。自分の悩み事を、友だちに相談することで悩みを整理したり、友だちが同じ状況のときどう行動するかを知って参考にすることができます。ある種のメンターだね。


 にぃにぃに甘えるあまね……妄想してたらなんかヘンな笑いが出た。


 と、ここでタイトルにもなったメインの話。子どものころ、お母さんに「ボールドーナツたべたい!」と甘えたことがあるようです。ちっちゃなここねもかわいいね。


 と、ここね母はつこが『姉』と呼んだ女性が、ここねに「パパとママを困らせないようにね」と言いました。あーなるほど、ここねはこれを『学習』しちゃったんだね。「ほどほどね」という言い方ですが、ここねは『ゼッタイ』レベルでガマンする子になっちゃったわけか。子どもってばなにをどう解釈するのかね、時として大人がビックリするような考え方をするのです。で、遠慮するという『成功体験』が積み重なった結果、いまのここねちゃんがいる。お母さんはここねのそんな態度に気づきつつも、忙しくなっていくなかで距離感が遠ざかっていくのを防げなかった……この問題、どのご家庭にもあると思います。普段はいっしょの屋根の下、だけど心の距離はどこかフラット。故にを感じる瞬間もあるでしょう。




 もしアナタが『孤独』を感じているのであれば、ご両親、友人などに連絡してみてはいかがですか? いきなりどうした? なんて聞かれたら「アナタの声が聞きたくなった」とでも言っときましょう。異性だったらソレでイチコロよ(童貞脳)。




 ほんっとマリちゃんいい保護者だよなぁ。あ、ちょうどゴーダッツ様が『孤独』を感じてる相手へのムーブを教えてくれてますね。上司と部下の関係がある場合上司としては部下のモチベーションアップを期待したいところ。基本的には『褒める』手段が有効ですが、たまに褒めても喜ばない方がいらっしゃいます。


 そういう場合は『部下がやってきた"努力"』に目を向けてあげましょう。相手が残した結果を見た上で「これは〇〇を必死に練習してきた甲斐があったじゃないか」と言いましょう。〇〇は、部下が普段からやってる、もしくは隠れてやってる努力を取り上げると良いです。そうすると、部下は(わたしのコト見てくれてるんだ!)と心がトゥンクし、本日の「「ブンドルブンドルー!」」並にやる気アップしてくれるはずです。部活の後輩相手なんかにも有効ですね。アナタが先輩に『やる気』をアピールしたい場合、むしろ頑張ってる姿を相手に見せる必要があります。あと積極的に相談するのも良いですよ。


 ガンバレ青春!!




 さ、近所のドーナツ店にやってきたここね。都合よくお母さんも登場です。


 こりゃあ食うっきゃないネ。ここねもそうですが、わたしはどっちかってと『娘と仲良くしようと必死にがんばる母』のほうに心がキュンときますわ。


 互いに『ボールドーナツの思い出』を共有。この時点でイロイロ察したけどまあ続けましょう――ああダメだよお母さん! そんなレシピッピ出したらウバウゾーが!


 はいフラグ回収。本日のウバウゾーさんは『パンを捏ねる棒』+『ドーナツメーカー』かな? ――どんな攻撃してくるか予測不能なのですがそれは。


 モチベMAXのウバウゾーに苦戦する中、お母さんの思い出を奪われプンプン丸のスパイシーが躍動。すばらしい連携プレーで見事ウバウゾーを撃退できました。そのあと「プリティホリック? なにそれおいしいの?」とやらかしてしまったお父さんが合流。プレゼントを贈呈します。


 いや、パムパムそういうものじゃないんだよ。持ってるからそのプレゼントに価値は無いとかじゃなくて、そういうパパの『心』にグッとくるものがあるじゃないの。プレゼントに値段はあるけど、それを贈る心はプライスレスだからね。


 ええ家族やなぁ(しんみり




 さいごに善き『ごはんはえがお』を見せていただきました。ご両親が言う「ごちそうさま」は、食材に対する感謝の言葉だけでなく、食卓を囲んでいた『時間』に対しても言っていた気がします。


 次回予告。おっと、妖精たちの間で大ケンカがはじまりそうな予感だね。ピザがどう物語に絡んでくるのか、そのヘンも楽しみです。


 コメコメだって、コメー! は草。


 いやー今日もすばらしい回でしたね! 自分の気持ちを伝えるのはワガママじゃない。この言葉はぜひとも記憶しておきたい。じゃ、今日もげんきにオレンジジュースを飲んで、楽しく一週間を過ごしていきましょう!

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