第16話 らんらんって変…!?肉じゃがとウソ

 シューイチの恒例行事、プリキュア視聴回でございます。


 前回、らんの意外な性格と、私立中学校のピクニックなお昼模様をお送りしました。人間にとって『食』は大切なものです。執事の方は、それに気づけてホントにラッキーでしたね。アナタも、日頃忙しいからと「今日はカップ麺でいいや」なんて口走らないようにしましょうね? アナタの身体は『食べたモノ』でできているのですから……あと、ブラペ呼びが定着してたの草。


 さて、今回はらんが大活躍? する回のようです。いや、らんらんよ、キミは決して変なんかじゃないぞ? そんなに悲しまないで、ほら、オッサンの胸にとびk(ry ――リアルでやると不審者確定なのでやめましょう。


 じゃあ、早速視聴していきましょうか。




 冒頭かららんらんが『ちゅるりん』モードっぽい。ほんと食レポうめーよなぁ――あっ。


 見られちゃったかぁ、らんらん。うん、わかる。そういう時ってメチャクチャ恥ずかしいよね。わたしも車の運転中にさ、思いっきり歌をうたったりするんですよ。プリキュアはもう大好きだからさ、こう「プリキュア! プリキュア!」つって、いい年したオッサンが熱唱してるわけですよ。


 運転してるんだから、信号待ちってのがあるじゃん? そのときにさ、隣の車の人と目が合うんだよね。こっちはプリキュアを熱唱中。暑いので窓は全開。相手も窓全開。目と目が合うふたり。


 気まずさマキシマムなわけよ。でもやめられない。だって好きなんだもん。


 さて、ご丁寧に『高木 晋平たかぎ しんぺい』と紹介されたクラスメート(だよな?)くん。そんならんを目にして「華満って変なヤツ」と笑っております。うん、たぶんね、これであってではないと思う。無邪気さ故のってヤツね。けど、らんにとってはクリティカルダメージだったようで、顔芸を披露しつつウルウルしております。


 人間関係って難しいよね。ある人にとっては他愛のない問題でも、その人にとっては自分の人生をかけるレベルの問題だったりします。そういうのは共同生活をしたり、重ねてコミュニケーションを図ることが大切なのですが、そういったな仲になるのはね、なかなか難しいのですよ。


 アナタには、そんな『言葉がなくとも伝わる』人って、いますか?


 開幕「ユイサンゴキゲンヨウ」は草。これにはゆいもここねも困惑顔である。そしてゆいが『キュアスタ』に関する言葉を口にした瞬間「ステイ!」と。ここで、らんはキュアスタでの活動を、クラスのみんなに明かしてない事実が判明します。


 まあ、そういう人たまにいるよね。っていうか、わたしも『犬物語』としての活動を家族に明かしてませんし、おそらくWeb小説界隈で活動してる方でも、家族やクラスメートに話してないという方、いらっしゃると思います。


 なんだろうねぇ、この心理。たとえば『自分の活動をバカにされたくない』という防衛的なアレかもしれませんし、『本当に理解がある人にだけ明かしたい』という、信頼の問題なのかもしれません。


 らんは『好き』だからキュアスタでの活動をしている。食べ物に対する愛が彼女をそうさせたのですね。ただ、前回のらんの様子からして、普段の彼女はそこまで周囲に溶け込むような、いわゆる『陽キャ』というワケではなさそうです。自分のを理解し、受け入れてくれる人だと感じたからこそ、ゆいとここねには『華満らん / ちゅるりん』というキャラクターをさらけ出しているのでしょう。


 以上、オッサンの妄想でした。いや、オッサンに女子中学生の気持ちなんかわかるかいな。あ、幼少時代にらんちゃんかわいい。ヘンじゃないよ! ぜんっぜんヘンじゃないよ!!


 ――高木くんはけっこうなホラ吹きだったようです。あんどお調子者的な? うん、そこまで悪気がないだけに難しい問題よね。まあ、こういったってのも、思春期のうちに学ぶべきことよね。アナタはだいじょーぶかい? わたしはダメです。


 珍しくゆいがアタフタしてる姿が見られたので、わたし的には大満足です。




 さ、ヴィランのターンですよ。ブンドル団は『ブラックペッパー』の存在を認識。すべてのレシピッピを集中にという目的は変わらず、彼のこともマークするようになりました。さて、今後『ブラペのピンチにプレシャスが駆けつけーの → お互いイイ雰囲気になりーの』っていう展開があるのかな? あ、プリキュアに恋愛要素は無いので悪しからず。必要な分はあるってことです。


 ナルシストルーの「ぶんどるーぶんどるー」のやる気の無さに草。


 CMを挟んで、らんを慰めるためか、みんなで『ラーメンパーティー』をするそうです。で、レシピ通りにやるのではなく、ラーメン屋を営むらんに教わりましょう! っていう魂胆のようですね。


 これ、らんの心をチアーアップ! させるつもりでやってるのなら、とても有効的な手段だと思います。人って、結局『自分の心』に正直でありたいと願う生き物なのですよ。好きとか嫌いとか、そういう想いをジャマされたくないの。


 アナタが『やりたい事』がある時「やるな!」と言われたら、少なからず反発心を覚えますよね? それは、アナタが『やりたい事』をからです。らんの場合、『本当はやりたい』という気持ちがあるけど、他のなんらかの要素(他人に笑われる・変だと思われる)があるため、その想いを抑制しようとしている。


 ゆいたちは、らんに『お料理の指南をお願いする』ことで、らんが『本当は"好き"なんだ、という気づき』を抱かせようとしているのかもしれません。いやーすばらしい。これヘタしたら心理療法でも使われてるヤツじゃないか? ――以上、オッサンの妄想その2でした。


 ソッコーで堕ちるゆいに草を禁じえない。やっぱ自分の心に正直じゃないとね?




 変ってステキなことじゃない? ――ローズマリーの言葉、大人になるとちょっと考えちゃうのよね。ニッポンの世の中個性を伸ばそうぜっていう方針になりつつあるけど、それに理解ある関係を築けるか否かは、まだまだ問題が山積みな気がするのです。まあ、子どものうちからお店の手伝いをしてるらんのこと、大丈夫だとは思うけどね。


 なかなか、世の中って難しいよねぇ。


 湿っぽい話は置いといて、なんと『高木くんのお宅訪問イベント』が発生しました。なるほど、高木くんにもイロイロな事情があるようですね。なんか、最近の流行りよね。こう「相手にもイロイロ事情があるのじゃよ」的な。高木くんは高木くんで、寂しさを紛らわせるような『自分の居場所』を、学校にもとめていたのかもしれません。


 なんだ、今回はやたらオッサンの妄想が過ぎるな。こういう流れはわたしもこの文章を読む人も望まんと思うので、とりあえずプリキュアを応援しましょうか!


 プリキュア VS 炊飯器のモットウバウゾー


 炊飯器からのダーク蒸気により拘束されるプリキュア。しかしヤムヤムは『バリバリカッターブレイズ』を自らのウデに装着。地面を何度も叩き岩場をぶち壊しました。その発想はなかった。


 勢いに乗ったヤムヤム、今回は必殺技も引き受け、見事『ハートジューシーミキサー → デリシャス・ヤムヤム・ドレイン』でフィニッシュ。高木くんが顔を赤らめるような思い出も取り戻しました。そして同じメシを箸でつつき合う関係にまで発展。これはフラグと見てよろしいか?


 高木くんが肉じゃがを食べた理由。その答えは『お兄ちゃんの肉じゃが』にあったようです。うんうん、仲良くなるには、やっぱ互いを知るのがイチバンだよね。さらに、クラスメートの目の前で、わざわざ高木くんのためだけに、おっきなお弁当箱で肉じゃがをプレゼントと。これはアレよ、純情な男子だったらしちゃうヤツよ? ――なんだろ、別の意味でも今後が楽しみになってきたわ。




 次回予告。久しぶりにあまねちゃんが帰ってくるみたい。しかし、あまねは生徒会長を辞めるのだとか。いや、しかしねあまねちゃん。キミには『4人目のプリキュア』という重大な役割があるのでね、とりあえずテキトーな妖精をとっ捕まえて変身していただけないでしょうか? ――そういや新しい妖精はどんなヤツなんだろう。以前それっぽいヤツがいたような気がする。


 作画が変わったのか、生徒会長の雰囲気が柔らかくなった感じがするね。今までは『ジェントルー』としての菓彩あまねを見てきたけど、今後は『フルーツパーラーKASAI』で奮闘する菓彩あまねを見られるかもしれません。今後の活躍に期待ですね。


 らんの交友関係、ブラピの動向、あまねの今後など、まだまだ楽しみな点が盛りだくさん。それぞれがどのような思春期を過ごしていくのか、オッサンはもうワクワクドキドキですわ。来週も楽しみに、そして今週を楽しくデリシャスに過ごしていきましょう!

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