人物紹介(天下統一編)
織田弾正忠家(子→嫁→兄弟→親戚)→織田家側近→家臣団
→尾張国→尾張国外の順に表記しています
(※本編での登場順なので、五十音順に並んでいません)
今後も章の区切りに挟む予定です
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通称:上総介、三郎、尾張守
この物語の
織田弾正忠家の当主にして、尾張・美濃を中心とした広大な勢力図をもつ日ノ本で最も影響力のある戦国大名。将軍義昭を京から追放し、事実上の室町幕府終焉の幕を引いた。正親町天皇からは権大納言の位をいただき、右近衛大将に任命された。ついに武家のトップに昇りつめてしまったノブナガは、とうとう嫡男・信忠に家督を譲る決断をする。
長年の盟友・信純と喧嘩別れしたけど、四女・永姫が生まれた。娘かわいい。
通称:勘九郎、秋田城介
ノブナガの嫡男。生母は帰蝶。正室は
元服前から色々やらかしていたものの長篠の戦いにて、ようやく事実上の初陣を果たす。人材不足が目下の悩みで、名案だと思ったら「父の真似」と言われて凹むの繰り返し。謀反人(予定)明智光秀の懐柔は順調なので、そろそろ打倒魔王≪父を超える≫兆しも見えてくる?
通称:三介
ノブナガの次男。生母は吉乃。正室は北畠具教の娘・雪姫(千代御前)。
父と長男が忙しくしている隙に伊勢国を掌握。信雄と改め、実質的な伊勢国司となった。近いうちに正式認めてもらう予定。
通称:三七郎
ノブナガの三男。生母は奈江。正室は神戸具盛の娘・鈴与姫。
信包の配下として開発事業に集中するため、伊勢国の実権を信雄に渡すように義父ともども協力した。政とか難しくてややこしいことには関わりたくない。
三隻目の鉄甲船はいよいよ長距離運航に耐えうる構造を目指しており、信忠の昆布・芋獲得作戦を後押ししている。
お
ノブナガの長女。生母は吉乃。夫は徳川家康の嫡男・信康
徳川家にじわじわと不穏な気配が漂いつつあることを父・ノブナガに言い出せずにいたある日、神妙な顔をした義父・家康になんか謝られた。対武田戦線で何か言われたらしい。憧れのジャンヌ様(直虎)関連の事案はまだ許していないので適当に流しておいた。
お冬 永禄4年(1561年)冬生まれ
ノブナガの次女。生母は奈江。夫は織田家臣・蒲生賦秀。
努力の甲斐あって、ついに念願の実働部隊編入を父・ノブナガに決意させた。その名も医療部隊≪ナイチンゲール≫。小姓見習いと家臣団の妻たちが所属しているので、当然お冬も隊員の一人である。あとは噂の名医の到着すれば完璧。
ノブナガの四男。生母は奈江。
乳離れと同時に生母が出家してしまったので、母の面影はおぼろげになりつつある。乳兄弟の石松丸や兄妹が構ってくれるので寂しくない。最近は魔王遊びに夢中。
お藤 元亀3年(1572年)5月生まれ
ノブナガの三女。生母は吉乃。
よく動き回るようになって汗をかくので、傷隠しのリボンを巻くようになった。花の飾りがついていて鉢金みたいでカッコイイと、ちびっこ組で流行りつつある。
ノブナガの四女。生母は帰蝶。通称はお永≪えい≫
どうしても娘がほしかった濃姫による執念の勝利。長男・信忠とは19歳差であり、次世代の子供たちでは最年少枠。
通称:お濃、濃姫、御方様
斎藤利政(蝮の道三)の娘にして、ノブナガの正室。奇妙丸、永姫の生母
今や誰もが認める奥様戦隊のリーダー。裏側の話も奥方の話も全て、帰蝶のもとに集まってくる。四の姫を出産するという大役を果たして、ほっと一息つきたいところ。
姫を望むようになったきっかけは、男たちのマドンナ的存在・お艶の方の死であった。
通称:三郎五郎、バカ兄貴
織田弾正忠家の長兄だが庶子なので、一族の扱い。
とうとう隠居宣言を現実のものとしてしまった弟・ノブナガに怒りと不満を感じつつも、大事な嫡男(まだ当主とは認めていない)を預けてくれる喜びが勝っている。
ところで、そろそろ独立すべきだろうかと娘婿に聞いてみた。某も近々隠居すると言われた。娘のためにも許さんと朝まで殴り合った。
通称:勘十郎、御坊様
織田家三男にして無自覚系ブラコン。
龍泉寺の主にして、美濃尾張の教祖。何教かを聞いてはいけない。安土城の縄張り内に安置された(濃姫モデルの)菩薩像にはかなりの資金を使った。
信徒からは加賀の真宗王国について色々聞かれているが、ニコニコ笑顔でふんわり躱している。……本願寺なんか滅びればいいのに。
通称:三十郎
自覚のある重度のブラコン。ノブナガのためなら何でもする腹黒。
ついにノブナガが最大の丸投げ策(と見せかけた第二幕)を始めるようなので、こっそり進めていた準備を実行に移すべく動き出した。
油田の研究は難航しているが、長年の悩みであった火力問題が解決しそう。
通称:彦七郎
無口無表情で、基本的に面倒くさがりな性格。やればできる子。
信包と信孝による開発事業が軌道に乗ったので、自分もそろそろかなあなんて思ってる。そうしたら何故か織田信純が尾張国に来た。ノブナガと喧嘩別れしてきたらしい。
今更余計な火種とかいらないんですけど。
通称:源五郎、有楽斎
さんざん逃げ回っていたのに表舞台へ引きずり出された方の弟。
隠居するノブナガの代わりに後を頼むといわれ、心の底から本心本音でお断りしたのに当主命令でゴリ押しされてしまった。一年に数回の茶会が最近の愉しみ。
通称:又十郎、甘味蔵の主
三年寝太郎にして、織田兄弟の末っ子。とにかくマイペース。
前田慶次が不在なので「御庭番」リーダーとして裏方の仕事が忙しく、ぽっちゃり柔らかボディから程遠い今日この頃。隠居して蔵にこもりたい。全ては甘味のために。
お市 同母妹
美しく成長したが、少々我儘な性格は変わらない。
長女がノブナガの側室になりたがるのは、お市の間違った教育方法だと言われて織田塾出身の教師を招致することになった。彼女は女だてらに衆道への理解があり、とても興味深い話をたくさんしてくれる。新しい扉が開けそう。
お
信秀の末妹。ノブナガの叔母。坊丸の母。元岩村城主。
秋祭りを堪能した帰り道で、武田軍に攫われる。まだ幼い坊丸とも引き離されて半年、夫・信純の助けを信じて待っていたが、あと一歩で間に合わなかった。
通称:茂助
飯尾定宗の長男。織田家の親戚筋として、父と共に歴戦する。
次期家老として多忙を極めているのに隠居宣言をかまされて、タイミング的に信忠の代で家老職につくことが確定していて頭痛が痛い。痛みによく効くと評判の薬が欲しい。
通称:又六郎
ノブナガの遠縁で、お艶の夫。織田家の参謀役、だった
織田家(というよりもノブナガ)の因縁にお艶が巻き込まれたにも関わらず、ノブナガが変わろうとしないので見切りをつけて尾張国≪実家≫に帰った。一足早く隠居できたとほくそ笑んだのも束の間、ブラコンどもが何やら嗅ぎつけてきたようだ。
箸が転がっても笑わないが、一度ツボに入ると止まらない笑い上戸。
〇側近たち
通称:五郎左、鬼五郎左、米五郎左
ノブナガの兄貴分にして、元舎弟たちをまとめるリーダー的存在。
大体どこにでも出没するので、足に翼が生えている疑惑も浮上している。どこぞの大天狗と契約したとかなんとか。加賀関連の報告を行ったことを理由に隠居しようとしたら、義父から説得(物理)されて思い直した。
通称:松ぼっくり、内蔵助
実は一番頭に血がのぼりやすいタイプ。黒母衣衆筆頭
平穏ってものは何より尊いんだ、と悟りの境地に入ったが隠居しない組。だって隠居してもやるべきことは変わらない。仕事も減らない。俺、知ってる。
通称:犬、又左衛門、槍の又左
わんと鳴く加賀前田家当主。赤母衣衆筆頭
そろそろ独立しようかと思っていた矢先、かつての惨状≪トラウマ≫を思い出させる事態を目の当たりにした。泣きたい。でも泣けない。涙すらも忘れた子供たちのため、加賀国を生き返らせることを決意(させられた)。
通称:猿、
何故か次の天下人だと言われて、両兵衛を上手く使えと預けられて、息子の命が狙われまくっている。自分(と当主)のせいで妻子には迷惑をかけてばかりである。最近知り合った寺の小僧が天下分け目の大戦に関わるなんて知らないし、最終的に関白名乗っちゃうなんて、もちろん夢にも思わない。
通称:左近、勝三郎
ノブナガの乳兄弟にして、人間メガホン。
真宗教団の門徒増加に対抗し、ノブナガ教の布教に余念がない過激派。美濃尾張国のとある新興宗教とは無関係です。そろそろ活動拠点が安土城に移りそうなので、嫁を近江国まで護送させた。お艶の方の悲劇は二度と起こさせない。
実は忍一族だったらしい滝川氏の頭領(棟梁)
寡黙で無表情だが、実は笑い上戸。
滝川衆を率いて尾張国内外の情報収集をしている。成政と共に地図作成したり、長秀と共に情報で攪乱させたり、恒興の依頼でノブナガの良い噂を流したり、国境や勢力圏で人知れず戦いを続けている。
通称:半介、右衛門尉
佐久間一族の長にして、開発部門の責任者(信包&信孝とは別事業)
ノブナガが隠居宣言を繰り返していたので、一足先に隠居していた組。だって息子はすでに若様の家臣ですし? 佐久間一族は代替わりごときで揺らぐほど軟ではありませんが? 他に何か問題が??
通称:吉兵衛、民部丞、狐目のサイボーグ
ノブナガの直臣にして京奉行。だったが、ノブナガの昇格に合わせて京都所司代に任ぜられる。京都における行政のすべてを取り仕切ることになった。まだ隠居させてもらえない組筆頭。
実は奥州の伊達輝宗と面識ができたのだが、まだ言っていない。
〇織田家家臣
通称:権六
戦働きこそ己の本分を弁えていたが、平時のことに無関心を貫いているわけにもいかなくなった。迅速な加賀平定のため、国人衆の
通称:又助
弓の名手。柴田隊に所属しているが、平時は祐筆として隅に控える。
ノブナガの半生記は本人から禁書扱いされてしまったので、今は御伽衆として織田全集の編纂に尽力している
通称:慶次、風来坊
面白そうな話をしてくれると思ったら、とんでもない秘密を持たされて実家に帰れなくなった「御庭番」副長。越後で円を繋いでこいというので、将来性のありそうな若者をひっかけてみた。とっても影の薄い神保くんが今の相棒。
通称:孫九郎、ムキムキマン
吉田城、上条城の城主で小坂家の現当主。
180cmの巨漢で、修験者から学んだ棒術を得意とする。本願寺顕如と誼を通じ、抱え筒を改造した打ち上げ花火の開発に余念がない。もちろん自分で抱えてぶっ放す。
織田家が抱える闇に薄々気づいているが、知らないふりをしている。
通称:
秀貞の遺児。
近頃は御伽衆の一人として、くそ忙しい日々を送っている
通称:伊右衛門、右門
盛豊の三男。秀吉の配下。
ノブナガの命で西国を探る任務についていたら、いつの間にか羽柴軍に編入されていた。
通称:五郎八
織田家古参の家臣。黒母衣衆筆頭補佐。
通称:小六、ハチスカ
元斎藤家臣。秀吉配下として灌漑事業を担っている。しぬほど忙しい
通称:藤八郎
前田利昌の五男として生まれたが、佐脇家の養子に出される。
御伽衆に配属されるはずが、何故か信忠の小姓見習いたちの教育担当に抜擢された。つまり医療部隊兼任。おまつも医療部隊なので、危ないことをしないように見張らなければ。
通称:久六
信盛の従兄弟。又従兄弟の盛重に並ぶ勇猛な将だが、裏工作もやる知能派
加賀動乱では利家配下として前田軍とともに各地を駆け回った。林道を整備し、かんじきや雪車の量産し、従わない地頭や豪族を説得(物理)する。
戦で武勇を立ててきた盛次の、全く知らない新しい戦いだった。
通称:
海賊大名、ではなく九鬼水軍の棟梁。
織田家が抱える最強水軍として調練を重ねる日々。子分である尼子衆が本拠地を取り戻すなら、自分たちも…と野望に火がつきつつある。
通称:五郎右衛門、堅物
政秀の子。家督を継いで平手家当主。ノブナガの弟が義弟。
最近ますます影が薄く(以下略)と憂いていたら、近江国から火種が飛んできた。なにやらブラコン衆がピリピリし始めている。出番がくるかもしれない。
通称:剣豪将軍
謎の白頭巾、その正体は暗殺されたはずの13代足利将軍。
時と場合によって太刀と警策を使い分けるノブナガの(自称)懐刀。京を追放された足利将軍についていったのかと思いきや、ひょっこり戻ってきたりする。
こいつも足に翼が生えている疑惑。
通称:与一郎、兵部大輔
後に幽斎と号す。
ノブナガが実質的な天下人となったが、イマイチやる気が感じられないので何とかせねばと思っていた矢先、畿内の諸将を騙して京から将軍を追放してくれた。どうやら天下統一事業は息子が引き継ぐようなので、そっちに鞍替えしようかなと考えている。
通称:弾正、霜台
領民に優しく、風雅を愛し、家族愛もある。数少ない常識人。
謀反人の疑いはかけられていないが、最も反抗的な織田家臣筆頭。どこぞの坊主と違って犯行声明つきなので、ノブナガの側近からは大層嫌われている。
日頃の心痛が原因か、弟の子供たちが耶蘇教に入信したらしい。
通称:左近尉
将軍家と織田家の仲が悪くなったと思ったらガセネタ(知ってた)で、ここからは武田家との全面戦争だなと思っていたら将軍が追放されていた。河原で殴り合ったとか、暗殺未遂があったとか、血まみれで抱き合ったとか、嘘みたいな本当の話で頭がおかしくなりそう。
通称:四郎
尼子家の生き残り。活版印刷楽しい。奥が深い
通称:鹿頭、鹿之助
毛利家を憎み、尼子家再興のために奮起する忠臣。運搬業は忙しくも遣り甲斐があり、活版印刷で試行錯誤するのが楽し……尼子家の再興はあきらめていないからな!
通称:三左衛門、バーサーカー
美濃金山城主。かの有名な八幡太郎義家(の七男)の子孫。
子供たちがすくすく成長し、織田家の将としての片鱗を見せ始めているので父は嬉しい。ところであの荒木とかいう痴れ者は斬るべき。絶許。
通称:越後守、森じい
京所司代・村井貞勝と並ぶジジイ組。まだまだ若い者には負けん
森可成の三男。ノブナガの小姓見習い
日頃の熱意が認められて、小姓見習いとなった。猫の子を摘まむみたいに放り出されることもしばしばだが、わたは ぜったいに まけない。
通称:十兵衛、金柑(頭)
ノブナガの近侍として、いつでもどこでもお供する忠犬。
真面目で一本気なところを利用されて、ノブナガワールド(沼)に引き込まれつつある。一度でもこれに嵌ると、ノブナガの遣ること為すこと全てが「計画通り」に見えてしまう恐ろしい罠である。まさしく計画通り。
通称:忠三郎
近江六角家家臣だった蒲生賢秀の嫡男。今は織田家臣の蒲生家現当主。
ノブナガの次女・冬姫を娶って娘婿となり、信忠とは義兄弟かつ悪友の関係。何かやらかす時はだいたい三人一緒にいる。
(奇妙丸の家臣たち)
通称:甚九郎
信盛の嫡男。自称「若様一の家臣」
父から家督を丸投げ……譲られ、胃痛と戦いながら信忠の後を追いかけている。ノブナガの隠居宣言とともに信忠が家督相続することとなり、更なる重圧に胃が重い。
通称:三九郎
一益の長男だが、生母は不明。信忠の護衛
いつもお傍にいる某。でも出てこないので存在を忘れられがち
通称:勝三、鬼武蔵
可成の三男。信忠の側近中の側近(自称)
信忠の元服に合わせて森勝三長可と改め、之定(二代目和泉守兼定)作の大身の十文字槍を振るって初陣を飾った。人間を粉砕する凄まじい戦いぶりだったと云う
通称:於八、平八郎
梶原家の養子で、嫡男・景久とは義兄弟。信忠の家臣
信忠の元服に合わせて梶原平八郎忠正と改め、信忠たちと共に初陣を飾った。真面目な信栄と長可の間に立って仲裁する様子がよく見られる。
通称:新五郎
斎藤道三の末子。信忠の家臣
色々あったけど、なんとか信忠の家督相続まで見届けることができた。この先も彼らにぶん回される未来は確定している。白髪が増えそう。
通称:又八郎
信純の養子で、藤左衛門家現当主。
数奇な運命の果てに信忠の家臣となった。信忠の正室・松姫とぎこちないながらも会話するようになったり、信純の名代であちこちに顔を出したり、ノブナガに呼ばれて無茶振りされたりと、なんだかんだ充実した日々を送っている。
村井貞勝の娘婿。またの名を孫十郎基勝。
縁あって、信忠のお目付け役として就任。基本的には口を挟むことなく、後方で控えている系策士。暴走しがちな若者たちを温かく見守りつつ、適度に放置し、やりすぎないように調整する
通称:式部大輔
斎藤義龍の子。信忠の又従兄弟
第二の頭巾男としてひっそり生きるはずが、美濃岐阜城の信忠に呼ばれて伊勢長島に帰れなくなった。こわい人いっぱいいるから帰りたい。
〇美濃尾張国内
通称:沢彦
臨済宗の和尚(小木村に寺がある)でノブナガの師
苦しみなき世を切望する仏法僧。若くして才能を発揮し得度を積んだ高僧だが、最近は寺からほとんど出ることもなくなった。
秀吉の弟。
いつの間にか勘定奉行となり、うつけの手も借りたいほど忙しい日々を送っている
松姫
武田信玄の娘。織田信忠の妻。
ノブナガの計らいで塩川長満の養女となって、信忠に嫁ぐ。はじめの頃は箱入りの姫君そのものだったが、次第に武田家の娘らしい快活さを見せるようになり、とうとう医療部隊の隊員になってしまった。このことで信忠と、生まれて初めての喧嘩をした。
〇美濃尾張国外
(清州同盟)
通称:竹坊、竹千代
三河国、遠江国西部を統治下に収める戦国大名。
武田信玄没後の武田家がおとなしくなるどころか勢いを増してきたので、いよいよ何とかしなければと思い定めている。三方ヶ原の戦いは生涯肝に銘じるべき大敗の記憶。
通称:弥八郎、本多佐渡
見た目も中身もアクが強い人物で「非常の器」と呼ばれた。
しれっと織田家臣に紛れ込んでいるが、まだ家康と喧嘩中らしい。その態度から織田家臣にも煙たがられる始末だが、当のノブナガが平然としているので誰も何も言えない。そんなノブナガを高く評価し、ひいては将来の徳川家に上手く利用しようと考えている。
通称:次郎法師
井伊家当主にして井伊谷城主。徳川家臣。
家康の遠江国平定に合わせて、正式に徳川家臣となった。しかし三方ヶ原での大敗は大きな傷を残しており、家臣団の忠誠心だけが頼りという状態。直虎には相良油田をめぐる失態・失言のせいで、ノブナガの側室になる選択肢は消えたと思っている。
ノブナガに女扱いされなかったことは不満であり、嬉しくもあった。
通称:平八郎、ホンダム
家康に幼い頃から仕える忠義の士。本多正信不在の今、ますますその思いは強くなる一方であるが三方ヶ原の大敗は主従に暗い影を落とした。長篠の戦いは面目躍如の機会として、徳川軍一体となって奮戦した。でも織田軍も強かった。これは認めざるを得ない。
(甲斐・信濃)
通称:四郎
武田信玄の四男。武田家当主。諏訪四郎勝頼、または伊那勝頼とも。
信濃国諏訪領主・
松姫を娶った織田信忠とは義兄弟にあたるが、互いに面識はない。
通称:善右衛門尉
無骨ながらも誠実で、武田信玄の信が厚い武将。
囚われの身となったお艶の方を案じ、信濃国にある自身の城へと移したことが裏目に出た。岩村城の戦いにて織田信純ら率いる織田軍と戦い、討ち死。
通称:三郎兵衛尉
飯富虎昌の弟。どんな理由かはわからないが、執拗に義信(信直)を狙う。
武田信玄の死後、勝頼に従って出陣するも長篠の戦いにて討ち死。
(近江)
通称:新九郎
浅井家当主。妻はノブナガの妹・お市。浅井三姉妹の父。
一男三女の親として、北近江の領主として忙しい日々を送っている。畿内で大規模な計画があると聞いてはしれっと参戦し、加賀への介入を聞いては越前の朝倉家と協力して助力した。指示を待つよりも首を突っ込んだ方が早いと(織田家嫡男・信忠から)学んだ。
生母は離縁しているが一応、庶子の扱い。
ノブナガが満腹丸と呼んでかわいがっていると聞いた父・長政により、美濃国への遊学が決まった。織田塾の年少組にいる「鉢金姫」がなんだか気になる……
伊賀の下忍、伴一族の長。何故か全身を黒晒で覆っているHENTAI
(越前)
通称:孫次郎
越前の戦国大名。およそ乱世に合わない温和な性情。
織田軍アシストで越前国が安定しつつある時、ノブナガの来訪が加賀の真宗王国介入だと知る。畿内の騒動には参加できなかったので、浅井長政ともども全力支援を決意。
蟹味噌、酒……うっ頭が。
(越中)
通称:宗五郎、安芸守
ノブナガの義叔父だったかもしれない人。先代・信秀の頃に付き合いがあったものの、色々あって疎遠になっていた。というか影が薄すぎて存在を忘れられていた。
たぶん実家の能登畠山氏からも忘れられている。現在、越後に潜伏中。
(越後)
通称:越後の龍、軍神
後に不識庵謙信と号す。
越中国がそろそろ片付くかなと思っていたら、ノブナガが楽しいことをやっているので一通り見守ることにした。美味しく太らせてから食うのがいいと、風来坊が言うので。
余裕をもった事前アポ取りは大事。いきなり開戦は悪。
(畿内)
通称:お手紙公方、公方様
室町幕府最後の将軍として、華々しく散ろうと思ったらなんか違った。でもノブナガに「頼りにしている」と言われたので満更でもない。次は西国とな? うむ、私に任せよ。
通称:次郎、和泉守
摂津伊丹城城主。摂津三守護の一人だった。
模擬訓練だか予行演習だかよくわからない大戦にて行方不明となる。
通称:八郎三郎、筑後守
摂津池田城主。摂津三守護の一人だった。
家臣であった荒木村重に城を奪われてグレていたが、森可成と殴り合って和解。槙島の戦いにて織田側として奮戦する。
本願寺十一代目宗主。
ゴリマッチョだが筋肉愛好家ではない。
加賀の真宗王国を救うために立ち上がるも、身内の不和によって難航。ついに織田軍の介入によって真宗王国は崩壊、顕如は家族や信徒とともに大坂へ戻っていった。
剃髪して刑部卿と号す。石山本願寺の坊官。同族に下間頼龍、下間仲孝。
真面目で実直ながら、柔軟な対応もできるせいで加賀国にて忙殺されている。
通称:監物
根来寺にある僧坊の一つ、杉の坊を拠点とする根来衆。
槙島の戦いにおける狙撃には全くの無関係だということを証明するため、織田軍の傭兵として雇用契約を更新した。
ルイス・フロイス
イエズス会のメンバー。宣教師。
ここは、とても居心地がよいです。でもノブナガさまは、教会をつくるのに賛成してくれません。とても、かなしいです。
通称:十二郎、信濃守
摂津伊丹城改め有岡城主。
今が好機と池田氏を滅ぼして下克上を為したが、その先が簡単じゃなかった。手と足が出る怖い奴らにボコられたり、やたら小難しいことを大量に詰め込もうとする。それが本来の国主としての正しい在り方だと言われた。国主って、すごく忙しい。
織田軍に比べれば摂津の国人衆あんまり怖くない。
通称:甚介、備前守、蓬雲軒
松永久秀の弟。丹波国八木城主。
丹波国を掌握したものの、織田家臣ではなく友好国として関係を継続する。兄が毎度やらかして本当に申し訳ございません。お詫びにお酒をお送りします。
織田軍アシストで、美味しい黒豆とお米がとれるようになりました(報告)
(備州)
通称:三郎右衛門尉、和泉守
渾名は謀聖。備前国の戦国大名(予約済)
そろそろ畿内が落ち着きそうなので中国四国への介入を唆そうとしたら、小寺くんに止められました。まだ時期じゃない? ああ、そう。でも備州をなんとかしたら織田家臣に入れてくれるらしいので、頑張る所存。
通称:官兵衛、クロカン
またの名を黒田官兵衛孝隆(本編はノブナガ視点でお送りしますのでクロカン、もしくは黒田孝隆で通します。都度、本人の修正は入ります)。
無期限軍師貸し出し契約(謎)で、羽柴軍の両兵衛なる扱いを受けている。ノブナガの軍師として働くよりはマシかと思っていたが、秀吉も大概だと気づく日も近い(ノブナガワールドは感染力も高い)。
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