世話焼き次女の1日!
「「んんー!!」」
次女と三女、2人の朝は早いです。
「おはよう、サリィ」
「おはようございます、イル姉」
今の時間は7時、これからイシュタルは軽めの朝食を2人分作ります。
ちなみに朝食はサリエルとイシュタルで当番制です。
「今日はー…食パンとハムエッグとかでいい?」
「もちろんいいですよー、お腹空きました」
「サリィは朝お腹空くタイプよね」
「空かないんですか?」
「全然空かないわ」
「じゃあなんで朝食べるんです?」
「あなたが食べるからよ。」
「えへへ、私は一緒に食べれて嬉しいです。」
「ふふ」
1日の始まりです。
◆
シャルを起こしたら次は昼食です。
昼食は朝食を作った人と逆の人が作るので、今日はイシュタルではありません。
「「「ごちそうさまでした!」」」
これからイシュタルは仕事の時間です。
慈愛神であるイシュタルの仕事はいくつかありますが、基本的には生き物同士の関係についてです。
今日の仕事は結婚した人族の魂の結び付きを作ることです。
「最近結婚する人、少なくなってるのよね…」
どうもここ最近は結婚する人が減っているそうです。
まだ人口減少とまでは行きませんが、その未来もあり得る状況です。
「何か対策を考えておかないとね」
◆
「ちょっと!シャル姉、サリィ!こっち来て!」
仕事を終えてリビングに訪れたイシュタルは2人を呼び出します。
「どうしたの〜?」
「何かありましたか?」
「どうしたじゃないわよ、片づけはしっかりしなさいって言ってるでしょ?」
イシュタルが指差した机の上には着ていた服やら大量の本やら何かの資料やらが散乱していました。
「「ごめんなさーい」」
「はい。手伝うから早く片付けちゃうわよ。」
次女のイシュタルは世話焼きです。
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