第8話 大規模衝突
最近向こうさんが騒がしい。
喧嘩を売りに行っても損害を軽微に済まそうとしている。
なにかを蓄えている。
しかも急ピッチに…
そこで俺が敵基地があると思われる場所へ偵察しに行くとロボット十数機に戦車。沢山の人が準備に準備を重ねていた。
その沢山の人には魔法少女も居た。
確実に数で俺達を落とす電撃戦の構えだ。
そして、俺達も準備した。
本部から新たな戦闘職員に新型機。そして専用機が一機用意された。
機体はコキュートス。分厚い装甲と高い機動力での制圧が得意な機体だ。
機動力の為か、内蔵武器は無い。
悪魔のように黒く、薄く紫の入った色のコキュートスは身より高い大きな斧を使う。
その斧が通った後は黒い霧に覆われると聞いている。そんなカッコいい謎の厨二病機能を搭載した斧を扱う機体を扱うのはダークエルフのスクリング・トラウザーと言う体がスラリとした男だ。
ちなみにダークエルフなのだが、血はドワーフでも光を気にしなくなったゴレーブと、エルフの中でも一番美しいと言われる人が多いエンピュルのハーフでアウトドア派だ。
その為日焼けをしており。よくあるダークエルフのイラストみたいな褐色肌なのだが、数時間でも室内に居ると白く艶のある肌へと変化する。ちなみに性格も変化する。
機体調整で彼がコキュートスに乗った時。突然魔法少女に挑んで勝ってきた。
その後説教を受けるも気にしていない様子。これは相当浮かれている。
で、大規模衝突に備えて数日後。向こうから宣言してすぐに大規模衝突が始まった。
魔法少女を温存して最後の切り札でこちらを落とすようだ。
場所はビルが建ち並ぶ都市中心。
自分は切り札なので今は負傷者の輸送中だ。
殺さず生かす力を持つ者だけが居る戦場で死者を出す事は万が一にも無い。
しかし、浮かれてしまった彼は違った。
「フハハハハハ!!これが、これが戦い!圧倒的な力を持つ、俺にだけ許された絶対の勝利!!」
ゴレーブの戦好きな血が反応したのか、彼は高笑いしながら敵を倒していく。
必要無い程に深追いする彼を俺は見て驚いた。
彼は力に溺れている。
制止すら聞かず突っ込む彼を止める為、俺は敵に姿を出した。
銃を向こうさんは向けるも、隊長機だと思われる01のナンバーが手で制止する。
「よお嬢ちゃん。予想は付くが、なんの用だ?」
外部スピーカーから聞こえる渋く、確信とゆうより確実にそうだと思うのか友好的な態度に焼け野原ひろしを感じた。てゆうか声すら同じじゃん。主任って今度出会った時は呼ぼう。
「あのバカを止める」
「手段は?」
「決まってる。実力行使」
「…ハハハッ!良いねぇ!真正面からのぶつかり合いは嫌いだけど、こうゆうのは好きだよ~?おい、お前等。この地点の敵に行け。俺はこの嬢ちゃんに付いていく。あん?付いてくる~?足手纏いだ。それとも…上に逆らうのか?」
うわぁ…銃口を味方に向けてるよ。実弾が入っているだろうに…
「…それで良い。さてと、待たせたな嬢ちゃん。案内ヨロシク!」
「ん、わかった」
スゲェ…主任とバディとか裏切られる気しかしない。
背後には気を付けとこ。
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