第5話 普通の日常を受信中
まあ、その後は大規模な衝突が無かったので自分の出番がなく。ボーナスの無い給料を貰っているのみ。一応そこそこ出てはいるが、手札はあまり見せたくない他幹部によってあまり出撃できていない。
…ここでなにか異変に気が付いたなら詐欺に騙される事は無いだろう。
そう、他幹部である。
つまりは自分以外の幹部。
なので自分も幹部になっている。
なんで?
説明したら最初に入ったのが自分だったから。そして戦力として十分過ぎる力があるらしい。まあ、相変わらず能力は[
で、そうして幹部のファーストに選ばれたんだけど。あんまり会議に呼んでくれない。
一応上司に聞いてみた。
「いや~。一応呼ぼうとしたんだけどね?他の幹部全員から止められてね~」
「まあ、一応必要な会議には全て呼んでるから安心して」
「え?じゃあ自分が居なかった会議はなんだったんだって?それはね、ふ」
と言った所で突然現れた幹部3人にドナドナされていったんだ。
ふ?ふってなんだ?まあ良いや。
で、まあ。学校にもちゃんと行けて二つの世界をしっかり生きているんですが。男のほうの世界に最近ちょっとおかしな事が起きた。
友達が増えたのだ。まあ、一人。隣の席の結さんだ。
ツインテールの気の強いツンデレなんだが、なんか急に友達にならない?みたいな事を言ってきたので喜んで承諾した。
で、そっからが少し変なのだ。
一応彼女にも友達…一応って言っちゃだめか。彼女にも当然友達は居るのだが、結構こちらを優先してる気がする。いや、気のせいなら良いんだけどね?帰る方向が一緒だからたまに二人で帰ってるのだが、彼女が女子組で帰ってる時になんかこっちに来るのだ。ちなみにその時は猫かぶりしてる。多分重ね着。
で、まあ。とりあえずヤバいよねって事で少し距離を置いてみたら「なんか嫌われる事した?いつも強く当たってるのが悪かった?」だなんて聞いてくるのでちょっと怖くなった。
いや、これが友達の範疇だと他人が言ってくれれば安心できるんだけどね?俺の親友も「友達じゃない気がする…」って言うもんだから怖い。
さて、ここまで説明をしたのだが。それをどうしようとは思わない。
だってほら…ちょっと罪悪感があるから…
まあ、説明したのは別の理由がある。
それがな…最近女体化状態の時の俺を一度見抜いたんだ…
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