第373話 紙作りと、嗅覚強化と、果物

 スペルブックが欲しい。


 まず紙作りをC言語で考える。


extern MAGIC *magic_make(char *obj,int obj_size,int imege);

extern void magic_alchemy(MAGIC *mp,char *process_data);

extern int mclose(MAGIC *mp);


char paper[1000]; /*合成する物質1000立方センチ*/

void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 char process[9]; /*工程データ*/


 mp=magic_make(paper,sizeof(paper),IMAGE_SHEET); /*紙を魔法登録*/


 process[0]=FIBER; /*繊維*/

 process[1]=LIME; /*石灰*/

 process[2]=SIMMER; /*煮る*/

 process[3]=SQUEEZE_OUT; /*あく抜き*/

 process[4]=BEATING; /*打解*/

 process[5]=MELTY; /*とろろ*/

 process[6]=PAPER_MAKING; /*紙漉き*/

 process[7]=DRY; /*乾燥*/

 process[8]='\0'; /*終わり*/


 magic_alchemy(mp,process); /*プロセスに従って錬金*/

 mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

}


 とまあこんな具合だ。


 Pythonで考える。


import magic

import alchemy


paper = [0] * 1000 # 紙の定義。

global paper # グローバルにしたから外部。


process = [0] * 9 # 錬金プロセス。


mp = magic_make(paper,len(paper),IMAGE_SHEET); /*紙を魔法登録*/


process[0]=FIBER # 繊維

process[1]=LIME # 石灰

process[2]=SIMMER # 煮る

process[3]=SQUEEZE_OUT # あく抜き

process[4]=BEATING # 打解

process[5]=MELTY # とろろ

process[6]=PAPER_MAKING # 紙漉き

process[7]=DRY # 乾燥


magic_alchemy(mp,process) # プロセスに従って錬金

mclose(mp) # 魔法終わり処理


 こんなかな。

 さてやってみるか。

 まずまずの紙ができた。


 こうなると筆記用具が欲しい。

 だが、鉛筆を作るのはめんどくさい。

 インクともなるともっとだ。


 で魔法でやってみよう。

 ということで。


import print_paper


print_paper(input())


 簡単だが、これで良いだろう。

 奇麗にプログラムの文字が印字された。

 今まで作ったPythonのプログラムを印字するのに半日以上掛かってしまった。

 今日は果物を集めて食べたら終わりだな。


 果物を探すのは大変だ。

 くそっ、見つからないな。

 嗅覚強化の魔法を作るか。


import smell

good_smell = 0 # 良い匂い。

global good_smell # グローバルにしたから外部。

str = sense_of_smell(smell) # 匂い判別

print(str)


 良い匂いだけに反応するようにした。

 色んな匂いがするな花の匂い。

 昆虫が出す匂い。

 その中に甘ったるい果実の匂いを選び出して、匂いがする方向に歩く。


 黄色い、トマト大の果物がたわわに実ってた。

 かぶりつきたい衝動を抑える。


 まずは毒を調べないと。

 魔法で調べたが、毒はなさそうだ。

 かじってみると甘酸っぱい味がした。

 美味い。

 魔境に飛ばされてから食った中では一番だ。


 これは当たりだな。

 渋みがあると便秘しそうだからな。

 渋みは体には良いのだろうけど。


 塩も舐めておく。

 塩を舐めて口直しすると、果実がいくらでも食える。

 塩は偉大だな。

 錬金魔法のレシピを弄ってパンをやってみた。

 おお、パンだ。


 美味くないパンだと思うけど、俺にはごちそうだ。

 それにしても魔境に野生の麦が生えているとは思わなかった。

 昔はここにも人が住んでいたのだろうか。


 明日はバリアの魔法と、魔道具が作りたいのでモンスターを狩るとしよう。

 そして魔道具作りの魔法だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る