第114話 魔法舞踏祭と、応援グッズと、カンペ

 ノッチ探しを本格的にやってはいるが、進展はない。


 魔法学園は魔法舞踏祭の準備で大忙しだ。

 魔法舞踏祭は踊りながら魔法を発動して、その美しさを競う。


 踊りながらなので、スペルブックは使わない。

 呪文を暗記してから、暗唱を使い魔法を発動する。

 練習しないと出来ない事だ。


 おも研のメンバーも、もちろん全員出る。

 応援グッズを作ろう。


 さてと、ペンライトは夢で作った。

 思い出してみよう。


#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <conio.h>

extern MAGIC *obj_make(long obj_size_mm,int image,int attri);

extern int mclose(MAGIC *mp);

void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法の定義*/

 mp=obj_make(100,IMAGEPOOL,HOLOGRAPHY); /*10センチの棒をホログラフィで生成*/

 while(1){ /*無限ループ*/

  if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/

 }

 mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

}


 こんなだっけな。

 団扇と紙テープを作らないとな。

 団扇は店に特注するとして、紙テープは作ろう。


#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <conio.h>

extern MAGIC *paper_tape_make(float tape_width_cm,int color);

extern int mclose(MAGIC *mp);


void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 while(1){ /*無限ループ*/

  mp=paper_tape_make(1.5,COLOR_RED); /*紙テープを作る*/

  mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

  if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/

 }

}


 後はTシャツとはっぴだな。

 おも研で揃いのを作りたい。


「タイト、何しているの?」


 マイラにそう尋ねられた。


「応援グッズを作っているんだ」

「魔法舞踏祭で使う魔法の暗記は出来た?」

「いや、まだだ。考えたくない。簡単な奴だったら平気なんだけどね」

「会長がおも研のメンバーは、10位以内に入らないと罰ゲームって言ってたよ」


「扇子でも持ち込んでカンニングでもするか」

「それをすると、減点されると思う」

「ですよね」


 ああ、そうだ。


#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <conio.h>

extern mprintf(MAGIC *mp,const char *fmt, ...);

extern MAGIC *obj_make(long obj_size_mm,int image,int attri);

extern int mclose(MAGIC *mp);

void main(void)

{

 MAGIC *mp; /*魔法の定義*/

 mp=obj_make(1000,IMAGEBOARD,HOLOGRAPHY); /*1メートルのボードをホログラフィで生成*/

 mprintf(mp,"カンペとして表示する呪文1"); /*呪文を表示する*/

 while(1){ /*無限ループ*/

  if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/

 }

 mprintf(mp,"カンペとして表示する呪文2"); /*呪文を表示する*/

 while(1){ /*無限ループ*/

  if(kbhit()) break; /*何か入力されたら止める*/

 }


 mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

}


 これでカンペが出来る。

 魔道具にしてマイラに操作して貰えば問題ない。


 これって応援にも使えるのでは。

 それもだし、魔法舞踏祭の中でアスキーアートしても良い。


 色とかを変えられるようにしたいな。

 点滅とかもありか。


 問題は踊りだな。

 踊りのセンスなんて持ち合わせていない。

 運動神経も良くないし。


 これは前世でやらされた盆踊りでも披露するか。

 小中学校とやらされたので、染みついている。

 この世界にはない踊りだろうから、新鮮に映るかも知れない。


「マイラ、協力してくれないか。マイラだけが頼りだ」

「うん、何でもやる」


 マイラの協力もあって、俺の魔法舞踏祭の演目は完成した。

 舞台衣装も決まった。

 浴衣だ。

 服屋に説明が難しかったが、前世で何度も着たり畳んだりしたので、形状は覚えている。

 オリジナリティは出せたと思う。

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