第9話
さて、ダンジョンから帰って来たが…
何故か時間が入った時と変わってねぇ…
なんでだ?
これも不思議だが今俺が一番不思議なのはそんな事ではない、ではなにか?
俺の周りを謎の吸血鬼共が取り囲んでる事だよ!
なんでここに吸血鬼が居るんだよ!
一人ならともかくこの人数は多いよ!
だって十人位おるぞ!?
この人数が日本に居るのは違和感がやべぇよ!
「貴様が吸血鬼を…いや、真祖クラスの吸血鬼を眷属にしているという男だな!」
「そうだが?」
だからどうしたよ?
「なるほど…我ら吸血鬼は支配者!支配者たる吸血鬼が人間如きに眷属にされるなど言語道断!人間共々死んで貰うぞ!」
つまりコイツらは俺とメアリーを殺しに来たのね…
よし!それなら死ぬギリギリまでボコっても許されるな!
テメェ等うちの可愛いメアリーちゃんに手を出すとは許せん!
ーーー
みすった…やらかした…
手加減を間違えて殺しちまったよ…
やばい…またビビられる…
せっかく心を開いてくれそうだったのに…
「なっ…真祖を一撃で…!?化け物が!」
ほら…相手もビビってるし…
これでもうメアリーの好感度を取り戻す事は不可能
終わった…
「あ、ありがとう、私の為に…」
あるぇ?何か好感度上がってる?
つまりは…今までもビビられて無かった!?
おお!これは…!
イケる!イケるぞ!
これで安心してアイツらを倒せる!
まぁ…出来るだけ殺さないよう頑張るけど…
「そうか…ありがとう」
「主様…!」
おお!何か凄い心を開いてくれてる感じがする!
これならコミュニケーション上手く行きそう!
「出来れば殺してたくない、降伏しろ」
「クソッ!馬鹿にしやがって!俺は最強の真祖だぞこんな所で死んでたまるか!」
おっと…あちらさんはまだやる気か…
じゃあ…殺さないよう気をつけながら戦うか
「クソォォォォォォォォ!!!」
ヨシ!ギリギリ殺してないな!
あとは降伏勧告をしたら完璧!
「お前らも降伏しろ、さもなくば死ぬぞ?」
殺す気は無いけど
「分かった…我ら『紅き月』は貴殿に全面降伏する
これで、許してくれるだろうか?」
「ああ、許そう」
そこまでするのか…
何か悪い事があるわけじゃ無いし別に良いけどさ…
「待て"貴血"!勝手な事を…!」
「だが"灼血"このままでは全員死ぬぞ?」
おお?何か話し始めた…
まぁ、降伏するかは個人の判断だからご自由にとしか言えんが…
「まだ真祖全員で掛かれば…!」
「"至血"があのザマだ、本当に勝てると思うか?」
「クッ…"冷血"!お前も"貴血"の説得を手伝え!」
「私も降伏派よ?死にたければ勝手に死ねば?」
「クソッ…"輝血"!」
「我も降伏派だ、アイツは俺達が千人居ても勝てる相手じゃない」
お?これは…?
「チッ…俺だけじゃ確実に勝てねぇ、俺も降伏だ
勘弁してくれ…」
おお!降伏してくれた!
…ついでに【支配】しとくか
「そうか、なら俺との【支配】を受け入れるか?」
「受け入れる」
「私も」
「我もだ」
「俺も受け入れよう」
ヨシ!全員受け入れたな!
この自称最強の真祖は…まぁ、ほっといていいか
俺だけ異能がゲーム過ぎるんだが? 龍百 @ryu_100
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。俺だけ異能がゲーム過ぎるんだが?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます