第63話 お誕生日の真夜中

「ふぅっ、ふっ……」

 肩で、息する。 呼吸、ゆっくりにできない。

 仰向けで、膝を立てたまま動けない。 でも大好きだから、言う。

「先生。 先生、好き……」

 あそこをめちゃめちゃに舐められて、また、いっちゃった。 つるつるにしたそこ、丁寧に舐められて、吸われて、転がされて、噛まれて。 

「大好きなの……。 私の事、きもちくしてくれて、ありがと……」

 先生のお誕生日なのに。 先生に、よくされまくっちゃって。 私、されるがままで、いくのはもう、四回目。

「私も、大好き。 夕陽のこと、大好き。 あなたが気持ち良くなると、私も気持ち良いのよ」

 私の濡れたので、汚れた口元。 先生は、長い舌でぺろっと、自分の口の周りを舐める。 えっちだ。

「ほんとう……? 先生も、気持ちいいの?」

「本当よ。 一緒。 私たち、同じ気持ちでしょ」

 起き上がって、抱き付く。 大好きな先生に。

 私達、いつの間にか、裸。 ネックレスだけきらきら光って、何だかそれが、とってもえっち。

「大好き」

「知ってるわ」

 お互い、背中にぐっと爪を立てて抱き合う。 同じ気持ち。 離れたくない。 溶けて、ひとつになりたい。

「夕陽、大好きよ」

「私も。 おりえちゃん、大好き」

 髪、やさしく撫でてくれる。 気持ちいい。 おっぱいやあそことはもちろん違うけど、撫でてもらうと、どきどきする。

「いい子いい子ってされると、溶けちゃうの。 とろとろになっちゃうの……」

 先生は私の首をかぷっと噛んで、そこを舐めながら、言う。

「大変だわ。 溶けてなくなっちゃう前に、栓をしないとね」

「せん……?」



「あっ! それ…… 大丈夫かなぁ……」

「絶対、大丈夫よ。 あんなに指、いれてるのよ。 三本も挿れられて、気持ちいいって言ってる子が、何を怖がるのよ」

「そ……そんな……熱弁」

 薄黄色の、三日月型の、ふるえるやつ。 先生は右手にそれを持って、にこにこしてる。 左手には、それ用の、ジェルを。

「なか、いっぱい濡れてるとは思うけど。 一応ね」

 ジェルをふるえるおもちゃと、私のあそこに塗り付ける。 冷やっとする。

「怖くないから。 まずは、こっちで遊びましょう」

 スイッチを入れて、びーん、と音がする。 それを、膝を立ててまぬけに待ってる私の小さなあれに、当てる。

「あんっ! やぁっ」

「気持ち良いわね。 仲良くしてね、っておもちゃが言ってるわよ」

 い……言ってないよ。 これ、考えた人、頭おかしいよね。 こんなところに、細かい振動、当てるなんて…。

「んっ」

 こんなの、気持ちいいに決まってるし…。

 正面からおもちゃを当てながら、先生は私のちくびを口に含む。

「あっ……。 おっぱい……いたくして」

 先生は、その通りにしてくれる。 軽く、歯を当てて。 私は嬉しくて、んっ、と息がもれる。 腰も、少し浮かせてしまう。

 そのまま、しばらくおっぱいを吸われたり、噛まれたりして。 跡がつかないくらいのやさしさで、いっぱい、してもらう。 下はもう、本当にとろとろ。

「怖くないわ。 先生も気持ち良くなってたの、知ってるでしょ」

「しってる……。 おもらししてた」

「ばか。 言わないで」


 

 先生、私の後ろに回って、自分が自分にするみたいに、してくれる。 一旦スイッチを切って、そうっと、挿し込む。

「う……こわい……」

「大丈夫よ。 私が一緒でしょ」

 ぬるっと、入ってしまった。

「あ、あ、やっぱり、指とは違う……。こわい」

「自分で、する?」

「ううん……。 先生が、して。 上手だから」

 分かったわ、って言って、ゆっくり動かしてくれる。 先生の細い指とは、違う。 入ってる感、圧迫感がすごい……。

「先生、あの」

「なぁに? スイッチ、入れてもいい?」

 先生はそれを奥に差し入れながら、やさしく聞く。

「あの…… スイッチより、これより、先生の指がいい」

 これ、絶対、ふるえたら気持ちいいと思うんだけど。 だけど。

「多分、もう遅いし、ここでいったら、眠くなっちゃうと思うの。 今日の最後のえっちだから、最後は、先生の指で、よくしてほしい……だめ?」

 先生は、私を後ろから、ぎゅっとしてくれる。

「だめじゃないわ。 そんな、可愛いこと。 どうしましょう。 可愛すぎて、涙が出てきちゃった」

 おもちゃが、あそこから抜かれる。 なんかやっぱり、こわくて……。 おしっこもらすくらい、気持ちいいの、こわいよ。

 抜いた後も、大丈夫かなぁ。 あそこ、ゆるくなってないかなぁ……。  

「ねえ、ちゅーしよ。 お口だよ。 えっちなやつ」

 私は、自分の唇を人差し指でとん、とんとする。 ここに、ちゅーだよ。

「当たり前でしょ。 舌、出して」

 向き合ってベッドに転がって、お布団掛けて、またキスをする。 先生の、長いえっちな舌。 舌を絡ませながら、先生の細くて長い指も、すぐに入ってくる。 



 きっとまた、すぐ気持ち良くしてくれる。 そしたら一緒に、ぎゅっとして眠る。 明日の朝も、一緒に起きる。 土曜日だから、三一歳のおりえちゃんと、いっぱいいっぱい、えっちな事をする。

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