第54話 おとなの失敗
「これ、新しいの、買ったの」
先生の家。 二人、お風呂も、歯磨きも終わって。 あとは、寝るだけ。
私たち、広いベッドでごろごろしてる。
先生は、いつもの白い、シルクのパジャマ。 私は、先生が買ってくれた、イチゴ柄の淡いピンクのパジャマ。 お泊まりの時の、私用。
にこにこの、先生。 細長い、黄色い何かを持ってる。
「なに?それ」
「こうして。 スイッチ。」
びーん、と、音がする。
「ふ、ふるえるやつ。 あっ! 形……」
これは…… なんというか…… バナナだ!
いつもの、かわいい鳥の形のやつとは、違う。 見るからに、用途が。
「そうよ。 夕陽。 先生と、遊びましょ」
スイッチを止めて、四つん這いの先生が、にじり寄ってくる。
「い、いや。 なんか、こわい。 先生の指より…大きいよ」
「大丈夫よ。 あなたなら、入るわ。 あれだけ、指でしてるんだから。 怖くない」
「やだ、やだ、こわい。 そんなの、入らないよ」
ちょっと、それは、なんか。 結構、抵抗ある。 絶対、学生が使っていいやつじゃない。
本気で嫌がる私に、先生は、諦めたみたいだった。
ふぅ、と小さくため息をつく。
「怖くなっちゃった?……じゃあ、見てる……?」
「えっ。 せ、先生、見せてくれるの?」
いれるとこ、見せてくれるなんて……。 え……えっち…。 先生、ほんと、変態で、大好き。
「怖がり屋さんに、教えてあげるだけよ」
言い訳してるし。 かわいい。 見てほしいくせに。
だけどなんだか、見てるだけじゃもったいないな。 私も、参加したい。 先生を、よくしたい……。
「ね、ねえ。 先生。 キスしたい。 私も、キスして、それ、挿れてるとき、先生のあれ、なめたいよう」
「だめよ。 今日は、見るだけ」
先生は、私の癖、真似をする。 唇、とがらす。
「ええっ……。 キ、キスもダメなの?」
「だめ。 怖がり屋さんには、させない。 自分で、いじって見てて。 可愛いお猿さん」
「そんなぁ」
がっかりする私を見て、先生は満足気に、始める。
「こうして、スイッチ、入れるでしょ」
「うん……。」
「外から、当てようかな……」
私の顔を見ながら、レースのパンツの中、おもちゃをあてがう。
「あ……。先生、えっちだよ……」
やばい。 えっち過ぎ。 私もパンツの中、自分のあれに、触れる。
「んっ……。ふうっ……。いい……」
ため息のような、切なげな声。 眉根を寄せて、先生、えっちな顔になる。 きれい……。
「せ、先生。 ねぇ。 おっぱいは? おっぱいなら、なめてもいい?」
うぅ。 私も、したい。 されるのは怖いけど、してあげたい。 パンツの中の指は、あれをくりくり、擦る。
「だめ……。 夕陽は、見てるだけ。 見ながら、オナニーしたらいいんじゃない」
もう、してるもん。
「い、いじわる。 したいよう。 私も、きもちく、してあげたいよう」
先生は、意地悪な顔、きれいな、えっちな顔で、私に言う。
「今日は……見て。 先生が良くなるところ、見て」
「ん……。 わかったよ」
しばらく先生は、あれにおもちゃを押し当てて、浸ってる感じだった。 息が、荒くなってる。
私はもう、そんなかわいい先生を見て、たまんなくなる。 指でパンツの中、ぎゅうぎゅう擦ってしまう。
「もう……挿れようかしら。 一旦、止めるわね」
先生は、レースのパンツを脱ぐ。 あそこが、濡れて光ってる。 先生はおもちゃの先端をあそこに擦り付けて、私に見せつける。 もう、やばい。
「ね……気持ちよかった? 当ててるとき」
「うん? いいわよ、そりゃあ。 あなたも、好きでしょ」
「好き……。 ね、それ、ちょっとだけ、なめたい」
ちょっとでも。 先生が気持ち良くなってるの、共有したい。
「これを?……きれいじゃないから、嫌よ」
「い、いいの。 先生の、なめたいから」
先生は、ふふっと笑って、手渡してくれる。
「変態ね」
濡れてるところ、先生の味がするところだけ、舐める。 すごい、えっちな味。 でもすぐ、取り上げられてしまう。
「ありがとう、夕陽」
「もっと、もっとなめたいよう」
犬みたい、舌を伸ばして、おねだりする。 もう、私もとっくに、えっちな気分になっている。
「しょうがない子ね。 指、なめる?」
「ちょうだい。 指、ちょうだい」
「こっちの指ね」
先生は、左手の人差し指と、中指をくれる。 私はいっぱいよだれを絡ませて、音を立てて、しゃぶる。
「ふふ。 いやらしい。 私も、挿れるわね」
右手でおもちゃを持って、先生は、一気になかに挿れてしまう。 そして、ボタンを押す。
「んっ、いい……。 あ、あっ、いいっ」
「ああ……。 先生、えっち……。 すごい、えっちな顔してる」
見ちゃいけないもの、見てるみたい。 私も、自分のそこ、どんどん濡れていくのが分かる。
「ね、ねぇ。 先生。 ほんとは、ほんとはそういう、挿れたりするのが気持ちいいの……? ほんとは、えっちの時、男の人がいい……?」
先生は、きっ、と私を睨む。
「そういう冷める事、きらい。 夕陽、キス」
「うん」
キス、って言われたら、すぐ、キス。 私、四つん這いで、舌を伸ばして。
「おばかさんに、教えてあげる。 一人じゃ、こんなに……よくならないし。 男の人とは、しない。 あなたが、あなたが見てくれるから、気持ちいいのよ……」
ごめんなさい。 変なこと、言っちゃった。 ちょっとだけ、しゅんとする。
先生は私を見て、お願いをしてくれる。
「夕陽、おっぱい、なめて。 いかせて」
「ん」
先生の白い、きれいなおっぱいを強く、吸う。
「あ、あ、ああっ」
高い、おっきな声。 初めて聞く。 先生が、いく時の声……。
「先生、先生、大丈夫?」
先生は私を見て、こくこく頷く。 やばい。 かわいい。 無理……!
私は先生からおもちゃを取り上げて、スイッチを切る。 先生の脚を大きく広げて、私の濡れてるあそこと、交差させる。
「ちょっと、夕陽、何するの」
「もう、がまんできない。 しよ。 一緒に」
「い、一緒じゃないわ! 先生、もう、いったから。 今は、だめ!」
私は、いってないし。
「だめじゃない。 私も、気持ちよくなりたい。 先生と」
「だめ、だめよ、あっ、だめっ、ああっ、いいっ」
強く、擦り合わせる。 二人ともかたく、おおきくなってるから、上手じゃない私にだって、できる。
何度も何度も、擦る。 そこがほんとに溶け合って、二人が、一つになるくらい。 すっごく、気持ちいい。 先生だって、気持ちよさそう。 私は、腰、止まらない。
「夕陽、ほんとに、だめっ!」
「先生」
「だめって……言ったのに……」
泣かせてしまった…。 先生、本当に、すんすん泣いている。
「ごめんね。 ごめんなさい。 ほんとに」
「ひどい……。 恥ずかしい……。 生きていけない」
「だ、誰にも言わないから! 大丈夫! 私は全然、気にしてないし。 バスローブが近くにあって、良かったよね。 いいやつだから、吸水性ばつぐん。 ベッドには、被害なし。 バスローブだって、洗えば全然きれいだよ。 ちょっとぐらい、おしっ……」
「いやーっ!」
絶対、絶対誰にも言わないから!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます