狂った時計

 あなたと同じ時を刻んで

 同じ歩幅で歩いてた

 いつから狂ってしまったのだろう?

 一度狂った時計は

 もう元には戻らない


 戻らないのに戻したくて

 一生懸命になるけれど

 ますますずれる2本の針が

 不器用に時を刻んでる


 ずっと分かち合ってきた感情が

 針のずれとともに崩れ去る

 もう元には戻れない

 戻れないのに奇跡を信じてしまうのはなぜ?

 それは誰にもわからない

 悲しいけれどわからないんだ


 狂った時計は今日も

 それぞれの時を刻んでる

 規則正しく

 そっと、静かに

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