氷斗とアマギツネの会話ログ 3

某日 3:14


アマギツネ「氷斗さんってそういえば楽器とかやったことあるんですか?」


氷斗「急ですね、今何時だと思ってるんですか?」


アマギツネ「え?」


氷斗「え? ってなんですか、酷いですね」


アマギツネ「いや、即帰ってくるとは思わなかったから……」


氷斗「いや、そりゃ気が付いたら返信はしますよ」


アマギツネ「いやなんで起きてるの……」


氷斗「その言葉をそっくりそのままお返しします」


アマギツネ「まあ、確かにそうですね……」


氷斗「アマギツネさんって健康そうに見えて実は不健康タイプですか?」


アマギツネ「なんですかその面倒くさそうなメンヘラだけどメンヘラじゃない、みたいなタイプ」


氷斗「何を言うんですか、メンヘラに見えたらそれはメンヘラなんですよ。奴らに自費を与えてはならない」


アマギツネ「えぇ……厳しいなぁ……あと、決めてるつもりかもしれないですけど字間違ってますよ。自費じゃなくて慈悲な」


氷斗「いちいち面倒くさいですね、面倒くさい人は嫌われますよ」


アマギツネ「ここで突っかかってくるあなたと私、果たしてどちらが面倒くさいのでしょうね」


氷斗「あー、もうきれちゃったわ。寝ます、おやすみなさい。最初の質問には答えません」


アマギツネ「えぇ……」


氷斗「なんです? 後悔しました? でも遅いです、寝ます」


アマギツネ「いやまあ……深夜帯に送ったこっちも悪かったです。おやすみなさい」


氷斗「……」


アマギツネ「……なんですか?」


氷斗「……」


アマギツネ「はよ寝ろ」


氷斗「本当に寝るよ?」


アマギツネ「なんでねないの?」


氷斗「そこは普通とめるでしょ?」


アマギツネ「なんで寝る人を止めないといけないんですか?」


氷斗「えぇ……天音さんノリ悪い」


アマギツネ「そこまで言うことなくない?」


氷斗「言うことありますよ、だって僕とアマギツネさんの会話なんて100%ノリじゃないですか。そっからノリを取ったら何が残るの?」


アマギツネ「何も残らないって言いたいんですか」


氷斗「そうそう」


アマギツネ「……もう寝なさいな、絶対深夜テンションでしょうよ」


氷斗「まあ、そこまで言うのであれば寝てあげますよ」


アマギツネ「なんで上から目線なの……? まあいいや、おやすみなさい」


氷斗「おやすみなさい」

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空想世界とかくれんぼ ~ほんのり甘い純愛(?)を添えて~ リア @Lialice_

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