第3話 街の地下には・・・ その7
翌日午後、昼の鐘が鳴り学園は放課後となった時間、寮の裏庭に血気盛んな調査隊が集っていた、
「それでは、作業手順を確認します」
ソフィアとレインを従えて腕捲りをしたユーリが一同に語りかける、
「まずは入り口付近の土砂を下方へ落しつつこの梯子を下ろします」
崩落穴に下ろされた長めの梯子を指差す、
「あくまで予測ですが遺跡の底はそれほど深く無いと考えられます、これは落ち込んだ土砂の量から推測された事ですが、おそらくこの梯子で用を為すと考えられます。次に梯子の固定を行い、遺跡内部へ灯りを落します、松明の炎の様子で侵入の可不可がある程度決定します」
いいですねとユーリは一層を見渡した、
「で、やっと侵入ですが、調査隊は私とストラウク先生、エレインさん、ジャネットさん、それとソフィア、レインの6名となります、他の人員はこの場にて待機、調査隊は経験者が基本的に指示を出します、今回は私がリーダーです、私になにかあればストラウク先生、ソフィア、の順にリーダーは交代していきます、こういった細かい点をあらかじめ決定しておくのも実はとっても大事な事です、また、待機者に対しても逐次指示がくるものと考えて下さい」
その他細かな指示系統の説明及び作業工程の確認が行われ、一同は緊張感に包まれながらも軽い興奮の元作業を開始した、
「遺跡の底に梯子到達したようです」
暫く黙々と作業は続き、やがて穴の中で作業していたジャネットから報告が来る、
「ありがとう、いま確認に降りますね」
ソフィアが穴の底、遺跡の上部に降りるとそこにはポッカリと人一人分の闇が口を開けその中には梯子が中ほど迄突き刺さっていた、ソフィアは梯子を何度か遺跡の底に打ち付ける、梯子の先には土では無い石の固い感触が伝わり、暗闇の中に木と石の乾いた激突音が響いた。
「確かに、底を感じます、ジャネットさん、お疲れ様でした」
全身を土汚れに塗れたジャネットをソフィアは労う、へへっと照れたようにジャネットは笑顔で返答に代えた、
「それでは、次の段階へ、先生方と交代しましょう」
穴の底は狭く成人二人が並んで立つのがやっとである、ソフィアとジャネットは地上に入れ替わりでユーリとストラウクが下に降りる、ユーリとストラウクは梯子を支えに遺跡内に松明を投げ入れた、
「空気はありますね、それと微弱ですが風もあるようです」
「確かに、風があるという事は他にも地上への出入り口がある筈ですね、楽しくなってきました」
松明の炎と煙をジッと観察し、二人のベテランは遺跡内への侵入は可能である事を確信する、
「中はやはり気温が低いですね、それと流れがあるとはいえあまり良い空気とは言えないようです、マスクを用意しましょう、それから松明は予備を含めて8本、2本ずつ使用で4本使い切ったら帰還でどうでしょう?」
「そうですね、生徒もいますしここはより安全策でいきましょう」
二人は梯子の固定作業を行った上で地上へ帰還し一同を集めて最終打合せを持つ、改めて調査隊の面々の装備と体力と気力を確認した、
「オリビアさん、ミナを宜しくね、すぐに戻るから」
ソフィアは困ったような楽しそうな顔でミナを抱き締めているオリビアに声を掛ける、ミナは終始へそを曲げてぐずっていた、
「ソフィ、嫌い」
涙でグシャグシャの顔をオリビアの腹に押し付けながらミナは恨めし気にソフィアを見る、
「そう?私はミナの事大好きよ、特に聞き分けの良いミナは大好き、だから、今日はお留守番ね」
グズーッと何の音か分からない音がミナが顔を埋めるオリビアの腹で響いた、あまりの異音に皆がオリビアとミナに視線を奪われその音の元を確認して声を上げずに苦笑する、
「ミナよ、土産を期待して待っているが良いぞ」
調査組のレインが胸を張ってミナを煽る、
「レインも嫌い」
そうかそうかとレインは困った笑みを浮かべてソフィアを見上げた、
「そろそろ行きますよ」
ユーリが穴の中から顔だけを出して号令を掛ける、調査組はそれぞれに了承の意を返し一人ずつ穴の底へ、そこから日の差さない穴の中へと梯子を降りて行った。
地下構造物内部は大人が二人並んで歩ける程度の広さで円形の通路になっていた、入り口付近は土砂を強引に散かした為やや狭くなっているが前後に長く暗闇が続いている、
「立って歩けるのは幸いですね、丁度二人並んで歩けるのも良い感じです」
ストラウクが壁と床を調査しながら全員が揃うのを待っている、
「冷たく、黴臭いですね、他には腐敗臭が少し一般的な地下迷宮の肌感覚です」
ユーリは周辺を観察しつつ警戒している、仮にも未踏の遺跡内部である、警戒してし過ぎる事は無い、
「そうですね、マスクを厳にしましょう、それからジャネットさん顎紐が緩んでいますよ、頭部を守るのは最も大事な事です、エレインさんも髪をしっかり防具の中へいれましょう」
ストラウクは冷静に指摘する、ジャネットとエレインは慌てて身嗜みを整えた、
「揃いましたね、ではどちらへ向かいますか?」
ソフィアが遺跡内に降り立ち調査隊が全員揃った、清潔な布をマスクとして顔の下半分を覆い頭部を守る為の革帽子が共通した装備となる、他はそれぞれに得意な得物とありあわせの防具を身に着けていた。
「風は・・・こちら側ですね、そうだ、傾斜をみましょう」
ストラウクは腰の革袋から水をだらだらと床に垂らす、水は溜りを作りつつ緩やかに南へ流れ始める、
「ふむ、風の向きと傾斜の方向が一緒です、如何でしょう?」
ストラウクはそう言って一同を見渡す、
「分かりました、ではそちらへ、下方向へ向かいつつここ以外の出入口が発見できれば面白いです」
ユーリは反対意見はと続けるも一同は無言で肯定とした、
「では隊列を組みます、ジャネットとエレインが先頭、次に私とソフィア、後列がストラウク先生とレイン、松明はエレインさんとレインが持って下さい、ストラウク先生はマッピングをお願いします」
「了解しましたわ」
「合点」
エレインとジャネットは颯爽と先頭に立ち、それぞれの武器を鞘から抜き放つ。
「ちょっと危ないですわよ」
「・・・うん、少しずれた方がよさそうだね」
「・・・そうですわね、では二歩程度下がりますわ、暗いようなら言って下さい」
エレインはジャネットに先頭を譲り2歩程後退する、武器を構えた状態で二人並んで歩くのに難がある為で装備を見る限りジャネットを先頭にし自分は下がった方が良いとの判断である。
ジャネットは中型の方形盾を左手に構え右手には正規軍仕様の幅広で短い両刃の剣を構え装飾の極端に少ない革鎧を着込んでいる、装備を見る限り軍の一般兵の装備に近いものであった、盾で相手の攻撃を受け止めつつ剣で相手の急所を狙う確実な戦法がとれる装備である。
対してエレインは貴族らしい装飾の多い鉄鎧を上半身に着込み、前腕と手を覆う鉄製の小手、脛当ても鉄製である、右手に細いロングソードを構え左手には松明を掲げている、盾は小型の円形盾を担いでいるが松明優先の為背にしたままである、彼女の基本的な先頭スタイルは円形盾で攻撃を受け流しつつ攻撃する形なのであろう、今回の調査に於いては一歩下がってジャネットを補佐する場所に落ち着いたようである。
「やっぱり仲良いわね」
ユーリが二つの後ろ姿を見ながらボソリと呟いた、
「そうね、学園の教育が良いのかしら、私達の時なんて最初の内は譲り合う事はほぼなかったわね」
ソフィアも懐かしそうに呟く、
「でもちょっと肩に力が入り過ぎね、二人共剣は抜かなくていいわよ、探索中に自分の武器で怪我をする事もあるからね、張り切るのは分かるけど落ち着いて」
ユーリはやや大きな声で先を歩く二人の背に声を掛ける、二人は立ち止まるといそいそと武器を収めた、
「すっかり冒険者じゃのう」
レインは楽し気である、手にした松明を前に後ろに振り回しつつも背後の警戒は忘れていないようである、
「レインさんは慣れているのですか・・・こういう事」
ストラウクはおずおずと訊ねた、当たり前のように地下への調査に着いて来ている子供に違和感を感じていたのだ、誰も止めず指摘もされずに地下に降りあまつさえその言動はこういった調査に慣れているようにも見える、さらに同僚であるユーリも指摘せず、保護者であるソフィア女史も同様で彼女が同行するのが当然のような態度である、何とも不可解で疑念も持たざるを得ない。
「そうじゃのう、それに気付くとはお主なかなかじゃなぁ」
レインは尚楽しそうにそう言って片眉を上げ、
「ほれ、そこの穴の脇に何ぞ彫られておるぞ」
と手にした松明で拳大の横穴を差す、
「皆さん、止まって下さい」
ストラウクはレインの差した壁に近寄ると懐から刷毛を取り出し該当箇所の埃を払う、
「素晴らしい、レインさんお手柄ですよ、帝国時代の文字です、もう少し灯りを・・・あぁありがとうございます」
レインがストラウクの眼前を炎と煙に焙られないように照らし出す、
「えぇーと、大通り、南、17番井戸、と読めますね」
「?何の事です?」
ユーリとソフィアが首を傾げつつストラウクに問うた、ジャネットとエレインも不思議そうにストラウクを見ている、
「いえ、そのままですね、大通り、南、17番井戸、それだけです」
ストラウクはにやりと笑って壁から離れると、
「恐らく分かってきました、この地下遺跡、もう少し探索しましょう」
さぁ行きましょうとストラウクは快活に言って一同を促す、女性陣はそれぞれに顔を見合わせつつ歩き出した。
「しかし、鼠が多いですね、虫もかなり、ゴキにカマドウマ・・・ムカデになんでしょうこれは?」
エレインが足元を照らしつつ嫌悪感を露わにする、
「ありゃ、お嬢様は虫は駄目なのかしらん」
ジャネットが意地悪く煽って来る、
「駄目では無いですわ、駄目なら入り口付近で動けなくなってますわよ」
「それもそうだ、おっと、足元注意、段差がある」
「はい、足元注意、段差ですわ」
エレインは後続に声掛けしつつジャネットの足元を照らす、そこは一部陥没しており土が露わになっていた、
「もう少し先で十字路っぽいね、左右に空間ありそうです」
ジャネットはさらに後続へと状況を伝える、
「了解、慎重に、一度足を止めて左右の空間内部を確認しなさい」
「はい、先生」
ユーリの指示にジャネットは右、エレインは左の壁に背を預けそっと左右の通路を確認する、これまでの通路同様に黒々とした闇が口を開くばかりで動くものは無い、
「問題無いと思われます、どちらへ進みますか指示願います」
警戒を解いたジャネットが十字路の中央に立ち左右を警戒しつつ指示を待つ、
「そうですね、少し広いし少々休憩しましょう」
ユーリはストラウクに同意を求める、
「はい、休憩しつつ先程のような文字が無いか探して頂けると嬉しいですね、恐らくあると思われます」
「はい、では一旦休憩ね、座るところは無いけれど荷物を下ろして水分補給、疲れる程歩いてはいないけど緊張状態にあるから軽く身体を伸ばした方が良いわよ」
ユーリは自身の手にする大振りの杖を壁に立てかけると大きく伸びをする、それを見てジャネットとエレインは素直に身体の筋を伸ばしつつ革袋に手を伸ばした、
「それで先生、何か分かったかの?」
レインは休憩せずに壁の端々を調査しているストラウクに問う、
「そうですねぇ、中りはついてきましたのですが・・・ユーリ先生、どう思われます?」
「・・・どうと言われても」
急に問い掛けられユーリは口籠りソフィアを見る、
「うーん、この遺跡が前帝国が建設したものだとすると、墳墓でも無いし、宗教施設では勿論無いでしょうし、城なわけないし、さっぱりですね」
ソフィアは正直な見解をあらわす、
「経験豊富なお二人でも分かりません?」
ストラウクはやや意地の悪い目付きで二人を見る、
「そりゃそうじゃろ、冒険者と史学者は異なる者じゃ、その為にお主がおるんじゃろうが」
「・・・これは失礼、まったくその通りでございました、いや、まったくもって失礼千万」
ストラウクはレインの指摘に頭を掻いて詫びを入れる、
「もう少し確証が欲しいのですよ、はい」
とストウラクは皆に背を向け壁の隅々の調査に戻った、その様子に呆れたように小首を傾げるユーリとソフィア、レインは丸まったストラウクの背中越しに松明を翳しながら彼の視線の先を覗き込んでいる。
「そうだ」
唐突にエレインは虚空に印を記し召喚文言を唱える、途端、印が黄色に発光し光の妖精ウィスプが現出した、
「やっぱり使えましたわ」
楽し気にウィスプを左手に纏わせる、
「そうですね、結界から離れましたからね、すっかり失念してました」
ソフィアはポンと手を打つ、ユーリとレインも賛辞を送り、ジャネットも無言で賛辞に賛同した、
「これはありがたい、こちらの上部を照らして頂けますか」
ストラウクの指差す先にウィスプは音も無く漂い、壁面が白色の灯りに照らされた、先程見付けた傷痕に似た文字らしきものがあり、ストラウクは歓喜して埃を払う、
「今度は何と書いてあるのじゃ」
「はい、えーと、倉庫、作業、20ペス、この先、それと下にあるのが、沈殿?、浄化・集水?、25ペス、さらに・・・あぁ、恐らくここの番地ですね、5-10-8、合流点・・・と書かれています」
「すると、その先に倉庫があるのかの?」
「えぇ、行きましょう、確信に迫っています」
ストラウクは嬉々として新入口から右側の通路を指差し、今にも突入せんばかりである、
「分かりました、先生、落ち着いて下さい、ジャネットさん、エレインさん先導を、隊列を再構築」
ユーリは杖を手に取り杖の先で召喚印を空中に描いた、召喚文言を唱えるとウィスプが2体召喚され杖の先に漂うように纏いつく、
「松明は維持して下さい、進発します」
一行は隊列を組みなおすと道を折れストラウクの指示する支道に入った、
「ウィスプを先行させます、乖離距離約10歩」
エレインが指先で虚空に指示を示すと、ウィスプは2度3度瞬いたのちジャネットの前方へ移動し一行との距離を確保しつつ通路を照らし出す、
「エレインさんは、実用的な使い方を身に着けてますね」
ユーリは関心して言うと、
「・・・ありがとうございます、在籍が長いものでいろいろと学ばせて頂いてますわ」
エレインは謙遜とも自虐ともとれる礼を言う。
「水音がします、水流ですね、大分先です」
ジャネットが気付き後列に伝えた、
「ジャネットさん、そろそろ倉庫があると思われます」
ストラウクの注意喚起が為された瞬間に、
「ありました、恐らくあれです」
ジャネットは左手に腰程度の高さで床面が平らになった一画を見つける、そこには土塊が小山のように積もっていた、
「これですね、ここが倉庫です、間違いない」
ストラウクは嬉々として土塊に走りよると、
「灯りを下さい、それと、あぁなんという事、これは面白い」
一同を置いてきぼりにして土塊の前にドシリと居を構えてしまう、やれやれと一同は苦笑いと共に周辺を警戒しつつストラウクを待つ、
「ありました、これです、これこそ、この遺跡の要点です」
ストラウクは土塊の中から数本の人の身の丈程ある銅管と小さな銅塊を発掘した、
「それは、なんじゃ?」
「はい、レインさん、これは水道管と水道バルブです、これをみればこの遺跡が何であるかお分かりになるでしょう?」
満面の笑顔を見せるストラウクにレインは困った顔を見せつつソフィアに視線で助けを求めた、
「すいません、浅学の身ですので、何ともなんですが、誰か分かりますか?」
ソフィアがさらに助けを求めると、
「・・・もしかして、水道ですか?この施設、しかし、地下にあるという事は・・・」
とエレインは何かに気付き言葉を濁す、
「はい、それです、下水道です、この町の地下に縦横に掘られた前帝国謹製の下水道施設です、そして、この先には下水道のさらなる要衝、沈殿区画が有るはずです」
ストラウクはそう言って立ち上がると、
「恐らく、こちらに」
と倉庫の一画から奥へ入る戸口と通路を発見する、
「素晴らしい、こうでなくては」
一人興奮して通路へ入るストラウク、
「ちょっと待つのじゃ」
ストラウクを真似て土塊から何かを掘り出していたレインは慌ててストラウクを追い掛け一同もそれに続いた、その通路はこれまでとは異なり床面が平らになっており、壁も平らで要所要所にあった穴も無い、そのかわり酷く狭い作りになっており人がすれ違う事は難しい程の狭さであった。
「ありました、これが沈殿区画です」
通路を抜けると巨大な空間が眼前に広がっていた、広さは寮の一階部分の2倍程度、床面は深く掘り下げられており3つ程の区画に分けられている、一区画のみに水が流れ込んでおり水流音の元が発覚した、さらにウィスプと松明が照らす部分しか見えないが区画内の壁面には何やら灯りを受けて光り輝く物質があり、ウィスプの気儘な灯りの照り返しは酷く幻想的な美しさで一同を出迎える。
「綺麗ですわね・・・」
エレインは息を呑む、ストラウクを除く女性陣は皆その美しさに目を奪われた、
「・・・この輝きは何があるんだ?」
ジャネットが区画の縁から底を伺うと区画は思いのほか深く、松明とウィスプの灯りは底迄到達しないようである、
「ジャネットさん気を付けて、えーと、恐らく、あっ、あれです」
ストラウクは区画内に設けられた石造りの階段を指差す、
「ここは沈殿区画ですからね、清掃の為の階段とゴミを搬出する機構がある筈です、ですので、階段はあれ、機構は・・・分かりませんね・・・」
「降りても大丈夫ですか?」
ソフィアが問うと、
「・・・それを聞きます?」
ストラウクは一転して不安気に答える、
「すいません、愚問でした、ユーリどうします」
「そうですね・・・」
ユーリは腕組みをして沈思する、今回の調査目的はこの遺跡の正体を知る事である、ストラウクのお陰で下水道施設である事は判明した、それが何をするものであるかをユーリは今一つ理解していないが、それは今後学べば良い事である、であれば目的そのものは達成している、ここで引き返すのが正しいとユーリは考えるが、具体的に何かを得られたわけではないので何とも物足りないのである、悪い癖というよりも貧乏性というものか、
「もう少し探索したい所じゃが、ま、この遺跡ではこんなもんだろうの、・・・あのキラキラだけ採取しようぞ、土産として良さそうじゃ」
レインは悩むユーリを見上げる、
「そうね、折角だし、では皆さん、その貯水槽?内のキラキラを採取して帰還しましょう」
ユーリはそう宣言した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます