10話 ハヤテ

「うぇー。やっぱ着いてきてるよなぁ。」


ランクF 1階


「磁気挟(マグネットサンド)」

出てくるスライムを倒しながら奥へ進む。


「強そうなモンスターもいないし、サクッと攻略しちゃおっと。」

ライムは、走る。

「ほい。あら、よっと。」

現れてくるスライム達を撲滅する。


ランクF 5階


ライムは扉の前にやってきた。

「どんなモンスターが出ても関係ないや。倒すだけ」

ライムは扉を開けると、メタルスライムがいた。


「磁気挟!!....うげ、ダメージ入ってないじゃん。」


メタルスライムが突進を繰り出したが動きが遅く

かわすのは、簡単だった。


「うーーーーん。このままじゃ埒があかないなぁ。いいこと思いついたぞー!」


「スクラップハンド!!!おーらよっと!」

メタルスライムをライムがひたすら殴る。

殴って殴って殴りまくる。

殴り続けているとメタルスライムは、霧となって消えてしまった。

「1回でダメなら 100回だ!」

ライムは奥に進む。


6F

「うげぇーーくせぇーーーーなんなんだよこの匂い」


ヘドロスライムが現れた。

「お前、臭い嫌い。バキュン」

近寄りたくないので石を投げつける。


「困難ばっかり〜。臭い汚い広いこの階層は、最悪だ。」

文句を言いながら先に進むと、ドブ池を発見した。

「これが、全部ヘドロスライムだったらなんて、考えたら恐怖だよな。」


「きゅぴぃ」


「聞こえない。気のせい気のせい。」


「きゅぴきゅぴきゅぴきゅぴきゅぴ」


「これ、全部ヘドロスライム、、、、。うぎゃぁぁぁぁ!!!」

ドブ池がヘドロスライムの大群に変わる。

「鉄!鉄!鉄が無い! 石は、、残り3個。うぎゃぁぁぁ逃げろわー」


「テンペスト!!!!」

ヘドロスライムが竜巻に飲み込まれる。

後ろを振り返ると、やはりハヤテがいた。


「見ましたか、僕の暴風魔法。役に立ちますよ、」ガクン。


ハヤテは気絶した。


「このまま置いていったらダメだよな。」

ライムは、ハヤテを背中に乗せて次の階層に向かう。


7F


「磁気挟!! ヘドロスライムも居なくなったし下の階層降りて正解だったな。コイツいつまで寝てるんだ?」


ダンジョンをハヤテを背負いながら走る。

特に何事もなく10階層のボス部屋までたどり着いた。


「置いていくか、背負っていくか、、、んーーーまっいっか!」

ライムはボス部屋の扉をあけた。

「うひょーーーでっけぇぇーーー」

スライムの上に鎧を着た戦士がいた。

「スライムナイトだ!カッケェ。おれものりてぇー」

スライムナイトが切りかかってくるが、ライムは避ける。

「あらよっと! にしししし、スライムゲット」

ナイトを蹴り飛ばし、スライムの上に乗ろうとするが、スライムが潰れて消えてしまった。 


「えーー。びちょびちょになっちゃった。」

スライムナイトが、ナイトだけになってあたふたしている。


「ごめんね、でも勝負だから、、、磁気....ねぇ、戦いにくいんだけど。」

隅でナイトが膝を抱え震えている。

「倒さないと、先に進めないからさ。ごめんね。やられてくれない?」

ナイトがガントレットを指を刺す。ガントレットがナイトを吸い込んだ。

「ありゃぁ? 何が起きたんだ? 」

ガントレットに赤い魔石が埋め込まれた。

赤い魔石に触ると、ナイトが現れた。


「テイムって奴だよなぁ。そんなスキル持ってないぞ? んーーーまぁいっか。ナイトの名前はナト

これからよろしくな。」

ナトは、頭を下げガントレットに戻った。



「テイムって、珍しいですね。」

「うげっ、起きてたのかよ。」

「運んでくれてありがとうございます。まだ動けないので背負ってください。 」

ライムは、ハヤテを落とした。

「いたっ!何するんですか!俺はあなたの救世主ですよ!」

ハヤテを無視し、ライムは次の街に向かうのであった。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


10話まで描き切りました。

続きが気になる面白いって人は評価してくれると嬉しいです。

星15 ハート30で続きます。







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転生したけど、何をしたらいいの?取り敢えずダンジョン攻略目指して頑張ります。 @jimgai

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