piの気持ち悪いやつ(個人の意見でげがぁぁ)

第1話 すげえ気持ち悪いなこの男 あと死に対する考えも書いてる

僕に愛する人がいても、誰も咎めることは出来ないはずなのに、なんで君は僕を拒絶するんだい？こんなにも好きなのに。

僕は君を僕のものにしたいんだ。なのに君はいつも僕の手を振り払っていくじゃないか、なぜだい？そんなに僕が嫌なのかい？こんなに、こんなに愛しているのに。なんで？なんでなの？おかしい、おかしい、何故？何故君は僕を拒絶する？

そんな事を思うから、僕は君を殺してしまったじゃないか。今ぼくが右手に持ってる金属バットは赤く染まっている。これは全部君のせいだ。でも、そんな君の体に触れると、僕の孤独が君の中に吸い込まれてく。僕は君に抱きつく、君の体が冷えてゆくのを感じる。

君は死んだんだね。でもこれは君が悪いんだ。君が悪いんだ。

でもね、今君は、とても美しいよ。今の君は全てを受け入れてくれる。もう君の中には何も無いから。抜け殻になった君は、何よりも美しい。無は全てを吸い込み、そして跡形もなく消してしまう。僕の消えることの無い孤独も、君は永遠にその抜け殻の中に封じ込めてくれる。死は美しい。死は全ての生と共に、それに付きまとうあらゆる雑念も取り込んでしまう。死は救いであり、人間は死により美しくなる。全ての呪縛から解放され、ただ腐り土に還される。今、君はとても美しい、大好きだよ。

彼も彼女と同じように、全ての母に帰っていった。肉体を捨て、永遠の無へと。