第6話
千歳先輩によって安全に下校できた俺
ちなみに先輩は超カッコよかったです、、、
なんなのあの人⁉︎
目をギラつかせて人を護衛とか、男子の俺よりカッコよかったし、、、あんな人なら沢山コクハクされるんだろうなぁ
現に先輩は、主に後輩女子を中心にモテている
まぁ俺には縁ない話だし、興味がない
とにかく俺は無事に帰宅できたのである
先輩曰く、周囲に怪しい視線は感じなかったようなので、ストーカーと思われる人物は諦めたようだ
でもでも念の為に周囲を警戒しながら登下校をしよう
先輩曰く、来栖高校付近に風紀委員を配置してくれるようだが、それでも全ての委員に連絡するのには時間がかかるだろう
せめてその間は、自分の身は自分で、だ
話は変わって先輩に送ってもらった翌日の朝
『登校』もする、『安全』も守る、、、両方やらなきゃあいけないってのが、『学生』の大変なところだよな
、、、分かる人には分かるネタだよ
さて、何故いきなりに黄金の精神に目覚めたのかだって?
そんなの、またストーキングされてるからな決まってるだろ‼︎
マジでなんなんですかねぇ!
モテない陰キャをつけたところで何の利益にもなりませぬぞ⁉︎
先輩がいない時を狙ってつけるとか、そろそろガチで怖くなってきたんだけど
もう色々と面倒臭いから話しかけよう
つけるだけで何も手は出してこなかったし、最低限の安全は確保してる、はず
万が一のことがあったら、身代わり用の千円を置いて逃げよう
すいま
「あのぉ〜、この前から後ろにいますよね。 何か御用でしょうか?」
うおぉぉぉ‼︎
話しかけてしまった!
もう後には退けない
内心汗ダラダラの中、10メートル先の電柱から人が出てきた
身長150センチ程度、来栖高校の制服、スカート、膨らみによって張っているシャツ
、、、そして見たことがある顔
「すみませんでした、、、」
はい、どう見ても10回目の嘘告の人ですね
「君、何でこんなことしてたの?」
「、、、グスッ、、、うわぁぁん‼︎」
WTF⁉︎
何でこの子いきなり泣いてんの⁉︎
しかも結構なガチ泣きだし、、、あぁもうこのままじゃ人が出てくるんだが‼︎
世話が焼ける!
「取り敢えずあそこの公園で話を聞くよ。」
「グスッ、、、はい、、、」
ちなみに現在時刻8時20分
HR開始は8時30分
ここからどう急いでも高校まで10分かかる
この子の話を聞いて、陸上部もビックリのスピードで走っても、、、
どう考えても遅刻確定ですありがとうございましたぁ!
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