　この病気の原因や、痛みの仕組みは、まだはっきりとわかってはいないようです。

　よく言われている原因の一つは、複数回の大きなストレス。

　例えば、幼少期に酷い虐待にあっていた人が、大人になってリストラにあう、とか。小さい頃いじめを受けた子が、大人になってDVを受け、離婚、とか。

　多分、私はこっちの方かな。ストレスの要因が多すぎて、どれがスイッチなのかわからないですけどね。

　二つ目は、元々あった痛みの部分から、全身に拡がってしまったもの。例えば抜歯や外傷などの痛みが原因になることが多いそうです。

　普通の人なら、痛みの元となる刺激があり、そこから痛みが始まり、ブレーキがかかって痛みが治まる。

　一方、この病気の人は、痛みの元もないのに、痛みが始まって、全くブレーキが効かないので痛みも治まらない。

　どうやら、そういう仕組みらしいですね。そこまではわかっているようです。

　この病気は、どんな検査をしても何も出てきません。逆に何か出てきたら、別の病気だし。

　どんな検査をしても何も出てこないのに、痛みだけが治まらない場合には、この病気を疑って、一度、ペインクリニックや麻酔科で診（み）てもらうことをお勧めします。

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