まぁ、この異世界には無窮シリーズの持ち主を狙う犯罪集団があるにはあるんですが…世界のシステム的に考えると、ユニークスキルを持ってるかどうかの確認には深淵属性が必須なんですね。

んで、ですね。アオイの隣には居るんですよ、対深淵属性のスペシャリストが。お名前をアリスって言うんですけど。

彼女の『真理の瞳』はですね……説明がクッソ難しいんですが、概念も見えるんですよ。そこでですね？掛けられそうになっている魔法って概念のエネルギーが近づいてくるじゃないですか。当然、そんなの対処するんですよね。

アリスの場合は深淵属性そのものの適性も凄まじいので、鑑定を弾くんじゃなくて情報過多で処理落ちさせる事で鑑定を妨害出来るんですよ。

それに一応、アリスは王国から逃げてる身なのでね。対処した次第です。

あ、そうそう。鑑定を弾かれた犯罪者さんは情報過多で頭が爆散してしまい、その際の騒動で2回目の鑑定はされませんでした。

ついでに言うと、前回のアリスが興奮気味だったのは、未知の人物からの干渉があって、その人物が犯罪者だったのと、やっぱり泉のせいです。