インフルとか数年に一回くらいかかってたなぁ
私が『ガンド』を作り上げた日から1週間が経過した。が、わざわざ作成した複合魔法である『ガンド』を使う機会が訪れる事も無く、平和な日を過ごしただけである。そりゃそうだ。私はご都合主義な物語の主人公ではないのだから、面白いイベントもおかしなイベントも都合よく起きたりはしない。むしろ変なイベントは起きないでほしい。普通でいいんだよ普通で。
そんなある日の夜営業中、私はふと思った。
「………なんか、今日のお客さん少なくね?」
今日はいつもよりお客さんが少ない。いつも来てくれていたお客さん達が見るからに少なくなっている。その大半が冒険者なので、恐らく大規模な依頼でもあったのだろう。ギルドマスターのミゼルも今日は来ていないし、冒険者関係で何かあったんだろうな。冒険者以外のお客さんはいつも通りに来てるし、やっぱり冒険者関係だろう。まぁ、私も一応冒険者ギルドに登録を済ませている冒険者だが、別に本業じゃないし副業でもない。アルバイトが1番的確だろう。入りたい時に入って、後はやらない。けどお金は受け取る。まぁアルバイトした事ないからその辺はよく知らんが、多分似たようなもんだろう。知らんが。
「まいっか」
お客さんが減っても私は特に困らないし、頓着もしない。むしろ程々の人数の方が適度にサボれて楽だったりする。なんせ、今度の給料日にはボーナスがある。別にお金には困っていないどころか、ここ最近だと魔法契約書くらいにしかお金を使っていないくらいに困っていない。私はお金を貯めに貯めて、欲しいものがある時には一気に放出するタイプなのだ。
「んー………お腹空いた………」
お腹空いた、というのは実のところ私の口癖なのだが、今は本当にお腹が減っているから困る。お客さんに出す料理が美味しそうなのだ。しかも、お客さんも美味しそうに食べるのだ。つまり、めっちゃ飯テロしてきやがるんだお客さん達。しかも、若干何名かが、私が本当にお腹が空いているのをわかった上で、これみよがしに食事風景を見せつけてきやがるのだ。くそぅ、許せねぇ、私
そういや、レイカはもう寝ただろうか。この前は私が上に戻るまでずっと起きてた(めちゃくちゃ眠そうだった)時があったし、割と心配だ。睡魔に耐えるのは一夜漬けをする受験生か、徹夜仕事のサラリーマンだけでいい。それに、レイカの精神面はともかくとして、その身体は恐らく子供。眠気を我慢する必要性が無い。むしろ、私が部屋に帰ったら私のベットですやすやと寝ているレイカ(美少女)という構図を見たいので、私としては私のお仕事が終わるまでに寝てもらいたい。というか寝ろ。眠気は我慢するものじゃないんだ。コルトさんという睡眠欲に忠実な人を見ていると尚更そう思う。
眠いなら寝る、食べたいなら食べる、知りたいなら知る、動きたいなら動く。自分の心の奥底から溢れてくる純粋な欲は他人の迷惑にならないように発散すべきだし、我慢する方が頭が悪い。特に、3大欲求なんてものを我慢したら生物として死ぬと思うので、我慢するべきではない。というか生物として我慢していいものではない。適度且つ、誰の迷惑にもならぬ様に発散するべきだ。この時に誰かに迷惑をかけたら、その欲求はもう発散すべきではないし、むしろ排斥されて殺されても文句は言えないだろう。何事にも、適切な量というものが存在しているのだから。
あー、そんな事考えてたら私も眠くなってきた。まだ後1時間くらい夜営業は続くけれど………もう寝てもいいだろうか。今の私なら机に突っ伏すだけで眠れるが?まぁ仕事は終わらせてから寝るけど………それでも、やはり眠い。しかも、お仕事の終了1時間前になればお客さんの数は少なくなってくるので、仕事も減る。普段なら喜ぶべき事なのだけれど、こう、眠い時は身体を動かしておかないと眠くなってくるのだ。私の場合、自分から身体を動かすような性格ではない。必要があって、渋々動く………くらいでないと、私は動かないのだ。私としても、実に面倒な性格であると理解している。でもしょうがない。動くのって面倒だし。
故に、お客さんに注文されて動く──そうして、眠気を少しでも飛ばそうとするのだ。まぁ、今はお客さん少ないし、ミナがいつも通りにテキパキと対応してくれているので、私はフロアの壁にかるーく頭をぶつけながら眠気を飛ばしている最中なのだが。そうでもしないと眠くて頭が回らないのだ、仕方なかろう。いやまぁ、お客さんとかミナとかからはおかしな人を見る目で見られてそうだけど、私は別に気にしないからいいや。別に迷惑にもなってないだろうし。迷惑になってるなら何か言われるだろうし。
次の日の朝に思ったが、この時の私はあまりに眠くて深夜テンション入ってたと思う。
3日後、私が昼営業を終え、自室でレイカとマリンちゃんのお勉強を見つつベットで横になっていると、ミナが私の部屋の扉を開けて、こう言ってきた。
「アオイ、私、少し教会まで行ってくるわね」
「ん?りょうかーい」
私に対してどうしてそんな報告をするのかいまいち理由が分からないが、了解はした。というか、教会か。何しに行くんだろう………ま、私には関係ないか。
「よかったら、アオイも一緒に行く?」
「特に信仰してる神様とかいないから行かない」
「あら、そう?まぁいいわ。行ってくるわね」
「ういー」
「ミナお姉ちゃん!行ってらっしゃい!」
「い、行ってらっしゃい!」
私とレイカちゃんとマリンちゃんの3人に見送られて、ミナは出かけて行った。そして残ったのは、少しお喋りをしながら楽しそうに勉強する二人の幼女と、ベットの上で白いワンピースを着てぐーたら寝転がっている私だけ。こういう時こそスマホを使って小説を読んだりしたいのだが、生憎今はマリンちゃんが居るので、窓の外を見ながらベットの上でぼーっとしているとしよう。あいや、小説じゃなくて本なら持ってるっけ。でもあれ全部読んだしな………図書館、今から行くか?いやなぁ、でもなぁ………外出たくないし………でも本は読みたいし………うん、我慢しよう。どうせなら、借りてる本の内容全部読み返して隅々まで記憶に焼き付けよう。
「………あ、そうだ………えへへー」
そうと決まれば本を──っと。え、唐突に何?なんかレイカがこっち来た。仰向けで寝てる私の上に乗って………え、何、レイカも私の上で横になるのかよ。私と顔を見合わせてまで………ちょっと重いんだが?
「唐突に何?」
「えーっとねー、お母さんに頭撫でてほしいなぁーって思って」
「唐突に?」
「唐突に!」
「そっかぁ」
そっかぁ唐突にかぁ。いやまぁ、私は別に構わないけど。んー、わしゃわしゃー。我が娘?はかわいいなー。
「えへへー………なんか安らぐなー………やさしー………」
「そりゃよかった」
まぁ、他人の頭を撫でるのは好きだし、相手が好む撫で方もできなくはない。しかも、一応レイカは私の娘という事になっているので、頭という重要な場所を撫でる事に躊躇いはない。まぁ、マリンちゃんとかコルトさんだとパーソナルスペースとかを考えて少しくらいは躊躇するのだが、レイカは私の娘であり、例え本当は私の娘でなくても、普段から一緒に寝たりして常に一緒に過ごしているのだ。当然これくらいの扱いにもなる。にしても、娘、娘ねぇ。レイカの事は前々から思考放棄してきたが、そろそろちゃんと調べるべきだろうか?
「えへへー………」
………まぁ、いいか。特段何かの危害を加えられたんけでもないし、特別何か危険な存在というわけでもない。こうやって油断してると後ろからグサーってされそうだが、まぁ、そういう事はされた時に考えるとしよう。なんせ、私には夢が無い、私には目標が無い、私には、今、現在地点しか見えていない。夢?そんなモノ、私には欠片も無い。夢などと言われても、私の中の夢、英語ならドリームとは、睡眠中に見るあの夢でしかない。将来の夢?そんなモノ無い。目標?そんなモノ、私には欠片も無い。目標とは到達地点までを自分で定める追跡技能のようなモノだが、私の頭にはそんな便利な機能は付いていない。
私には今しか見えていない。未来なんてわかる筈もないし知りたくもない。過去なんて曖昧で複雑なもの知りたくもないし知らない。だから、私は常に今を見る。私は常に今を知る。私は常に今を生きる。ただそれだけだ。いついかなる時も、その時の私が一番したい事、一番しなければならない事を、その時その時で即座に選ぶだけ。だからと言って常に道楽や享楽を選ぶ訳じゃないが。その時のやる事を全部終わらせてからそういうのはやるべきだ。そして、私は私に対して今一度自分自身に問おう。
私、松浦葵に問う。"マツウラレイカ"という存在を明確にする事。それは、今の私にとっての最善か?それとも最高か?すべき事か?なすべき事か?
答えは簡単だ。する必要性が無い。正体を、存在を、その全てを明確にする必要が何処にある。明確にしないせいで何かあったらそりゃびっくりするだろうが、むしろそれまで、もしくはそこまでだったと言う事だろう。別に後ろから刺されようが、別に構わなくは無いが、それは仕方ないだろう。今の私が、レイカの正体を調べる必要性が無いと言っているのだから、調べない。それで何かあっても私の責任では無いし、例え死んだらそこまでの命だったのだろう。儚くもうじゃうじゃと存在する人間の一人が死んだだけだ。私の知人はそりゃ私が死んだら気にするだろうが、そうではない世界の大半の人間は誰も気にしない事だ。
………ちなみに、私がこうやって近年稀に見るような哲学的な思考をしている理由だが………言ってしまったらレイカに悪いし、むしろレイカにだからこそ言えないのだが──
「むふー………お母さんのお腹ふかふかだー………」
──ちょっと、ちょっとだけだが、非常に可愛らしい女の子に抱きつかれて、頭を撫でて、私のお腹の上でゆったりぬくぬくして、とろーんとした気持ちよさそうな目を向けてくる幼女というのは………自分で言っていて最低なのは重々承知しているのだが………なんか、犬みたいなのだ。私の命令に対して従順な犬みたいな感じなのだ。
それが、めちゃくちゃ可愛い。可愛すぎて私が内側から爆発しそうなくらい可愛い。コルトさんといい勝負するくらいに可愛い。この可愛さは世界を取れるレベルだと私は思う。だが、私はこれでもレイカの母親(仮)。娘の可愛さにやられてしまうというのは示しがつかない。親馬鹿………あれ?親馬鹿だっけ?まぁいいや。親馬鹿してるとか言われるのは一般男子高校生として認められない。私はまだ16、成人すらしていない年齢の人間が、娘を溺愛して、そのせいで親馬鹿とか言われる光景を思い描いてみろ。私はなんか嫌だぞ。確かにレイカの事は既に家族としてくらいは好きだし、割と本気で可愛いので親馬鹿と言われる事に関してはそこまでの抵抗感が無いのだが、それを常に私の全面に出すのはちょっと社会的に死ねる。それは勘弁願いたい。
つまり、私というキャラのキャラ崩壊が起きそうなくらいレイカが可愛いので、哲学的な思考をする事で冷静になろうとしている訳である。もう一度言おう。私というキャラのキャラ崩壊が起きそうなくらいレイカが可愛いので、哲学的な思考をする事で冷静になろうとしている訳である。
「おかーさーん………むふー………」
あっかわいい。うちの子かわいい。見上げてくるのかわいい。ちっちゃなおててで私の服掴んでるのかわいい。気持ち良さで目がとろんってしてるのかわいい。私の頭なでなでから逃げないのかわいい。あっコレヤバイ!!可愛すぎて私が爆発するー!!!あー!!!!かわいい!!!!!
「………レイカはかわいいなぁ………」
「えへ、そう?私かわいい?」
「………凄くかわいい………」
「………えへ、えへへ。えへー………」
あっダメだこれ、うちの子最強にかわいいわ。
レイカの可愛さにやられてから2日後、私はレイカを私の膝に乗せて、二人で昼食を取っていた。今日はミートソースパスタである。うめっうめ。そして私の膝の上で同じくミートソースパスタを食べるレイカは可愛い優勝。はー可愛い。うちの子と一緒に食べるお昼ご飯美味すぎてやべぇわ。
「なーんか、今日はいつにも増して仲良しねぇ」
「そうかもなぁ」
「はむっ、もぐっ」
可愛いなぁ。
「そういえば、アオイもレイカも、信仰する神とか居ないって言ってたっけ?」
「私はいない」
「はむっ、私もいないよ!」
「それじゃ、今度一緒に教会にでも行きましょう」
「えっ嫌だけど」
教会ってアレでしょ?加護持ちの人間に対してやたらめったら迷惑かけてくる団体の本拠地でしょ?嫌だよ私、そんなアホみたいなところに行くの。
「あら、そう?神様にお願いとかしない?」
「しない。願って叶うならするけど、大抵叶わないからしない」
なんか一回だけ叶った事あるけど、
「ふーん。アオイってば、あんまり神様の事を信用してないのね」
「してない。なんでも願って叶うだけの世界なんて要らないし、そんな事をするくらいなら自分でなんとかするから」
私にとって、神頼みはかなり最後の手段である。もう、私ではどうにもならなくて、後にも引けないって時に、最後の手段としてするものだと思っている。故に、私は神を信じない。大抵神頼みをしても叶わないからな。………一回だけ叶ったけど、やっぱりあれを一回として数えたくはない。なんか不服だし。
「じゃ、レイカちゃんも同じ?」
「うーん………私、神様とか、あんまり好きじゃないから。だから、私もお母さんと同じ。信じない」
「あら、そう」
そういうミナの顔は、ちっとも悲しそうではなかった。純粋に気になったから聞いたまでなのだろう。まぁ、ミナは多分というか恐らく、特にこれといった宗教に入信している訳でもなさそうだし、例え入信していたとしても、規律が非常に小さく軽い宗教だろう。宗教が日常生活の一部となる、というレベルではないはずだ。多分。私の見てないところで何かをしている可能性はあるけれど、そこまで気になったら失礼だ。プライベートの時間を侵食されたら誰でも苛つくだろう。少なくとも私は苛つくし殴りたくなる。私の拳なら筋力なさ過ぎて誰殴ってもダメージ少なそうだけども。
「ん、ごちそーさま」
「ごちそーさま!」
「あ、お皿は洗わなくていいからちゃんと水に浸しといてよね」
似たようなタイミングで食べ終えた私とレイカは、2人で一緒に皿を水道まで持ってきて、サーっと水を流して置いておく。いつもお皿を洗うのはミナなのだ。私は皿洗いは仕事以外でやりたくないし、レイカは身長や諸々の事情があってできないのだ。仕方ない仕方ない。
「あ、そうそう。お父さんにお昼って伝えといて」
「ん、りょうかーい」
ミナのお父さん、つまり店長さんは、いつもいつも食事の時間に遅れがちだ。毎日毎日料理を作ったり色々したりしているので、お昼営業の終わったこの時間帯はいつも寝ているのだ。いつもいつも、本当にご苦労様である。そんな私は、私の後からぴょこぴょこ着いて来るレイカと共に、店長さんを起こしに向かうのだった。
階段を上り、私やミナの部屋がある2階までやって来ると、私は店長さんの部屋をノックする。すると、中から返事が無い。寝ているのだろうと思った私は、扉を開ける。
「店長さん店長さーん、そろそろ起きないと、ミナが起こりますよー………って、あら」
私が店長さんを揺り起こそうと近づくと、店長が非常に辛そうに眠っていた。汗が溢れ、顔は苦痛に歪み、悪夢でも見ているのか、というレベルで苦しそうだ。私は今までこんな状況に合った事がないので、私はすぐさま階下に降り、私よりも店長の事を熟知しているミナを階上の店長さんの部屋まで連れてきた。
「ちょ、何これ?!」
「私が聞きたいから呼んだんだけど」
「!これ熱出てるわ!アオイ!下から氷の魔石と綺麗なタオル持ってきて!レイカちゃんは水をコップに入れて持ってきて頂戴!」
「「りょうかーい」」
私達親子は2人揃ってかるーい返事をするが、その動きは普段見せないほど機敏に動き出した。特にレイカは、まるで瞬間移動かと思うほどに素早く移動してキッチンまで移動して、私が階段に差し掛かる頃にはレイカは店長さんの部屋まで戻っていた。………というか何その速度、身体能力高過ぎでは??私レイカの鮮明な残像しか見えないんだが??何?速度マシマシ過ぎない??
………まぁ、それは後回しにしよう。今はそれより先にする事がある。思考はいつでもできるのだから、先に動かすの頭ではなく身体の方だ。私は柄にも無く、無駄に運動神経のある癖に体力がかけらもない身体を走らせて、冷蔵室に保管されていた氷の魔石を
「わっちょ?!」
「お母さん運ぶよ!!」
レイカにお姫様抱っこされた。そして、一瞬にして店長さんの部屋の前まで移動していた。正直言ってレイカの筋力に対して少し驚いたが、私は直ぐに正気に戻り、店長さんの部屋の中の机の上に氷の魔石と綺麗なタオルを置いておく。そして、ミナに他に何か必要か聞き、何も無さそうだから部屋から出ておいてと言われ、私とレイカは素直に自室まで戻った。まぁ、病気の可能性が高いのだ。感染しないようにする為の処置だろう。
「ふぃー………つかれた」
「私はまだ元気!」
つかれたつかれた。別に汗をかく程に疲れた訳では無いけれど、体力の無い身としては、少し身体を動かすだけでも精神的に疲れるのだ。
「レイカは元気だなぁ………後レイカ、身体能力高過ぎじゃね?私も1割くらい欲しいんだけど………」
「うーん、お母さんに私の身体能力ってどう渡せばいいんだろう………?」
確かに、どう渡せばいいんだろう。そういう魔法がある可能性は普通にあるけど、私はそんな魔法知らないんだよなぁ。魔法については割と勉強してるんだけど………ま、私が単純に知らないだけだろう。知らないなら自分で作るまで………と、言っても、私の扱える属性でそんな事できる属性無さそうな気がするから、保留で。
「レイカ、レイカ。暇だからスマホ使う?」
「使う!ゲームする!お母さんも一緒にやろ!」
「りょーかい。2人でできるゲームあったかな………」
そんな風に、私とレイカは自室でゆったりするのでした。
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