第10話 気づけること
私は、物心ついた頃から、父親が大嫌いだった
記憶があるところでは、3歳
母親以外では、触られるのも嫌だった
父方の親戚だけ
母方の親戚はそれほど嫌じゃなく
母が入院していたころ、やむ無く父親に面倒をみてもらっていた
それでも、嫌いでしかなかった
今でも、未成年だった当時、父親から酷い事を受け
それを許すことは出来ても、受け入れる事はできない
ネグレクト
今になって、父親とトラブルで暴言を吐かれ、とうとう耐えかね
やむ無く車中生活を余儀なく選んだ
帰ることを考えると、頭はパニックを起こし
夜もよく眠れなくなり、朝起きると、顔面真っ白
それでも、大切な人の支えがあって、今までもこれからも、私は強くいられる
私は弱くなかったけど、それは、きっと彼の精神的支えがあったから
ダメダメな彼と向き合って、息子の障害と向き合って
いろいろあっても、何だかんだ言っても言われても
彼の支えがあるから、私は強くあることが出来てる
お金貯めて、一緒に暮らそうと言ってくれた彼
給料は、とてもじゃないけど、そんなにない彼
でも、2人で働けば暮らせる
どんな時も、弱かった彼は少しずつ、私と向き合って、強くなってくれた
私の想い、思いに応えてくれた
いつも、一生懸命でいてくれて、私を支えようと彼なりに努力してくれた
そんな大切な人だから、私は、こうして、車中生活でも、仕事をして頑張れる
息子と向き合ってきたことも、きっと、無駄じゃないと思える
そう、気づける事に感謝
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます