第103話 無人島1日目 はめられました
「折角だから良いお肉食べましょうよ。」
「あードラゴン?確かに美味しいね。お塩ふるうだけでも最高よね。」
「・・・こちらの世界に慣れると、料理そのものはこちらの方が美味しいですが、向こうの食材にも美味しいものがありますものね。」
「特にドラゴンは旨いしな!こちらでも食べられるとは思わなかった!」
ジェミニと美嘉、リリィと、よだれを垂らしているラピス。
まぁ、ラピスの気持ちはわかる。
僕も、はじめてドラゴン肉食べた時は凄く驚いたもんね。
「こっちのドラゴン肉も出すわね。」
「「「「あ・・・」」」」
「?これ・・・」
「ミカ。」
「・・・うん、美味しそうなドラゴン肉だね。」
ん?なんだろう今の。
リリィとラピス、クォンが変な反応をしてたけど。
美嘉もかな?
普通のドラゴン肉だと思うけど・・・
まぁ、いっか。
野菜はこちらのものを取り出す。
ぶっちゃけこっちの野菜の方が美味しいし。
肉だって、品種改良されているこっちの肉の方が美味しい。
ただ、伝説と言われるドラゴン肉だと、やっぱり負けちゃうよね。
飲み物を準備して、いよいよ食事の開始。
「っ!!お、美味しい!?」
「なにコレ!?」
「・・・とても美味です。」
「はぁ・・・美味しい♡」
「ふむ。これがドラゴンの肉か・・・旨いな・・・」
どうやら、美咲や美玖ちゃん、美玲、翠叔母さん、フォーティも気に入ったみたいでパクパク食べている。
「うまーい!!」
「ああ、そうそう、これこれ。こんな味だった。懐かしいなぁ。」
「良かったわとっておいて。まだまだあるからドンドン食べてね?そう、どんどん、ね?」
美味しい!
箸が進むね!
僕も向こうでは数えるほどしか食べれなかったからね。
あれ?でもなんか忘れてるような・・・
「さぁ、シュン?食べて食べて!」
「そうよシュンくん?どんどん行きましょう!どんどん!」
「うぶっ!?まだ口に入って・・・もぐもぐ・・・ちょ、ちょっと!?」
こうしていっぱい次から次への口に運ばれ、僕は食事を終えた。
「あ〜・・・お腹いっぱい・・・けぷっ。」
「瞬?行儀悪いわよ?」
「そうですよ瞬さん?」
美玖ちゃんと美咲に窘められる。
うう・・・確かにそうだ。
気をつけなきゃね。
「さて、片付けも終わったし、少しまったりしてから温泉でも入らない?」
「「「「「「「「「賛成」」」」」」」」
温泉!
良いね!
楽しみ!!
「・・・はぁ、はぁ・・・」
な、なにコレ?
なんかムラムラする・・・
先に温泉に入らせて貰った後、ごろごろしていると、無性にムラムラとしはじめた。
なんで?
ちなみにみんなはいない。
というか、僕がなんか身体がおかしいと思って、寝室に一人で来ているんだ。
「あ、シュンくんどう?さっぱりした?」
湯上がりのジェミニが近くに寄ってくる。
駄目だジェミニ・・・今近寄ったら・・・
・・・甘い匂い・・・
ジェミニの・・・好きな人の、匂い・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
僕に顔を近づけ、何かを観察するジェミニ。
「・・・うふ♡どうしたのシュンくん?そんなにして。」
「うあ・・・」
ジェミニが妖艶な顔で、僕の大きくなっている所を触る。
だ、駄目だ・・・我慢が・・・
「しなくて良いのよ?我慢なんて。ほら、こうして・・・よしよししてあげる♡」
ジェミニが、その大きな何かを使って僕を包んで動かす。
「はうっ!じぇ、ジェミニ・・・もう、我慢出来ない!!」
「あは♡」
僕はジェミニに覆いかぶさった。
sideジェミニ
「ふう。次は美咲ね?」
「ええ。行ってくるわね。」
「いってらっしゃい。」
すれ違う美咲がシュンくんの所に行く。
そんなわたしの後ろから美嘉の声がした。
「それにしても、上手く行ったわね。流石はサキュバス。」
「まぁね。」
そう、これは当初の計画通り。
この島にいる間のシュンくんの倫理感を、初日で完全に堕とす為の措置。
実は、今日のお昼に食べたドラゴン肉の中の一つに、強力な性力増強作用があるのが混ざっていたのよね。
ある、特殊なドラゴンの肉だけにある効果。
で、私とミカはその肉をシュンくんにだけ食べさせたの。
こんな事もあろうかと、旅をしている頃、シュンくんにバレないように乱獲してこっそり保存しておいて良かった♡
これを知っているのは、リリィとラピス、クォンだけ。
元々、旅が終わった後に、シュンくんを巡る戦いの勝者に進呈する事になっていたから。
まぁ、使う前にシュンくんが還っちゃって有耶無耶になってたんだけどさ。
使う機会があって良かった♡
ミカは今日、肉を取り出した時に気がついたみたいね。
こっそり目配せしたからすぐに理解してくれたけど。
流石は幼馴染ね。
「うっふっふ〜♪次はどちらでしようかな🎶」
「・・・ママ、ご機嫌ね?」
「そりゃね!元の姿でするか、それともこのままでするか・・・どーしよっかなー?」
ミクは呆れているけど、ミドリは私の気の合う友達だ。
だから・・・
「ねぇミドリ?次は一緒に元の姿で・・・」
「あ!それ面白そう!やるやる!」
「ジェミニ・・・ママ・・・はぁ。」
ノリノリのミドリにミクは更にため息をつく。
うふ♡楽しみねシュンくん?
多分効果は明日には切れるから頑張ってね〜?
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