33話 海へ行こう!


 夏休みが始まった。


 でも、清川先生のおかげで、夏休みの宿題を終わらせる事が優先されて、なかなか外出することが出来なかった。


 その鬱憤は、先生の体で鎮めてもらったわ。だって、出かけられないのは先生のせいだからね?


 でも、全員で清川先生を可愛がってあげたんだけど、先生は満足そうな顔をしていたのが気に入らなかった。まぁ……いいけど?


 七菜香先輩は既に夏休みの課題は終わっているので、カレンに付いて貰って宿題の手伝いをしてもらっていた。


 そう言えば、七菜香先輩……進路は決まっているのかな?受験勉強もあるだろうし、と思って七菜香先輩を見てみたら、新しく買った本に夢中になっていた。


 大丈夫そうね……。


 そして、運命の時は来た。


「終わったぁ!」


 遂に、私達は夏休みの宿題を終わらせたのよ?


「海!海に行こう!先生もいいでしょ?」


「いいわよ?私が引率すれば大丈夫よ?」


 よし、先生の了解も取ったのでいざ海へ!


「僕の家の別荘なんかどうだい?」


「金持ち!すごい!行く!」


 遥の家はお金持ちなので、こういう時にはとても頼もしい!


 水着は、この前プールに行った特に買ってあるので大丈夫だ。清川先生の分?もう、先生なら裸でもいいよ?ロリ体型だし?胸無いし?スク水が似合うかも?


 あれ?先生?どうしたの?え?



◇◇



「海だぁ!着いたぁ!」


 海に着いたので、私のテンションは最高潮に達していた。今までずっと宿題で抑圧されていた分、しっかりと遊び倒さなくてはならない。


「カレンちゃんは元気ね……」


「泳ぐ前に別荘に案内するよ」


 私達は、遥の家の別荘に案内された。


「この別荘結構大きいわね……ここまで大きいとなんか、一周回って清々しいわ?」


「何が言いたいか分からないけど、ありがとう?」


「それと、部屋だけど……」


「マコ様と一緒が良いです!」

「お兄ちゃんと同じ部屋がいい!」

「カレンちゃん……一緒がいい」

「真と同じ部屋がいいわ」

「先生はどこでもいいわよ?」


「えっと、寝室は三部屋でベッドは6つあるから好きに使って欲しい」


 いきなりここで問題発生。先生以外は私と同じ部屋が良いというのだけど?


 七人いるのにベッドは6つしかない。


 私がカレンに憑依すれば、問題解決じゃない?


 でも、清川先生にはバレないようにしないといけないから……。


 私とカレンともう一人は雫で決定?


 遥と佳奈で一部屋、七菜香先輩と清川先生で一部屋って感じ?


「でいいかしら?」


「仕方ないなぁ……でも、夜は移動するからね?」


「先生も移動しちゃうぞ?なんて……」


 みんな、部屋を移動する気満々なのはどうかと思うわ?別にいいけど?


 そして、部屋も決まったので、みんなで海に繰り出すことになった。


「じゃーん!どう?真?惚れ直したでしょ?」


「うん、佳奈。とっても似合ってるわよ?また買ったの?水着」


「真に喜んでもらいたくて♡」


 佳奈の水着は、結構きわどい肌の露出が多いピンク色の水着だった。


 他の男には絶対に見せられない類の水着だよ?


「ありがとう佳奈♡大好き♡」


「私も♡」


 そして、清川先生の水着は……イメージ通りスク水だった。水着の胸には「きよかわ」ってひらがなで書いてあった。グッジョブ!清川先生!


「先生、とっても似合ってますよ♡可愛いです♡」


「そうかしら?恥ずかしいわ♡」


 絶対に小学生に間違われるほど可愛いよ?先生?


 口には出さないけど、清川先生はロリ可愛かったよ♡

 

 この海は、プライベートビーチなので余計なナンパが居なくて快適だった。


「あはは!真!えい!」


 佳奈に海水をかけられた私は、お返しに水をかけてあげた。


「もう!佳奈ったら!えい!」


「私も……」


 七菜香先輩は、白のビキニがとてもエロ似合っていた。胸は程よい大きさで大きすぎず小さくもない。いわゆる美乳というやつだ。


「えい……」


 全然水が飛んで無いよ?七菜香先輩!?


「…………」


 七菜香先輩は、諦めて設置しておいたパラソルに戻って、本を読め始めてしまった。


 海にまで本を持って来てるのね!?


「お兄ちゃん!スキあり!」


「うわっぷ!やったなぁ!雫!」


「キャハハハハ!!」


 私達が海辺で水のかけっこをしていたら、どんよりした顔をしたカレンが、トボトボと歩いて来た。


「マコ様ぁ…………」


 カレンは、女の子用の水着を着ていて、胸にはパットを入れていた。


 でも、一番大事なところは、男の子らしく……大きくなっていて、水着からはみ出ていた。


「カレン……何興奮してんのよ?」


「だってぇ……みんなの水着姿を見ていたら、我慢出来なかったんですぅ!」


 仕方ないわね……。


「ちょっと来なさい……」


「マコ様♡んはぁ♡……んんんふぅ……」


 私は、カレンの大きいのを鎮めてやり、パレオで隠してやった。


「ほら、これでいいでしょう?」


「はい♡」


 はぁ……こんな所で今日のノルマを達成してしまうとは思わなかったわ?








あとがき


ここまでお読みくださりありがとうございました。

執筆の励みになりますので、続きが読みたい。

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