25話 異世界リターンズ2


 6人での生活が始まり、カレンも他の4人との仲もいい。私は一旦異世界へ戻る事を同居している皆に説明した。


 異世界の私の体は、リゼとサーラが守ってくれているはずだ。


 異世界への旅立ちの日、私はカレンとの更新をしないで、カレンに憑依した。


「私がいない間、カレンの事を頼むね?」


「戻って……来てね?」

「七菜香先輩……」


 私は、七菜香先輩を抱きしめた。


「お兄ちゃん……すぐ戻って来るよね?」

「真……帰って来るよね?」

「真君、任せてくれ皆の面倒が僕が見ておくから、早く帰って来てくれよ?」


 私は、雫に佳奈、遥と順番に抱擁を交わした。

 時間の流れの変化は分からないので、戻ってくる日の約束は出来ない。

 カレンには一応、毎朝同じ時間に召喚を試してもらうようにはお願いしているので、早ければ二、三日もあれば戻れるかもしれない。


「早めに戻れるとは思うけど……念のため、お祈りでもしておいてくれると嬉しいかな?」


「マコちゃん……」


「あと……私、憑依中は更新した事にはならないの……」


 私の言葉を理解した私の彼女達の目が、突然獲物を狙う猫のようになった。


 キラーン☆


「私は……完全憑依のマコちゃんです?」


 その言葉を聞いた雫は、私の服を脱がしていった。


「お兄ちゃん♡今日は寝かせてあげないよ?」

「えっと……お手柔らかに?」


 朝が来る前に……私は異世界へ戻る予定なので……それまでの短い時間を順番に、私は彼女達の相手をしていった。


 そして、七菜香先輩と愛し合った後、私の意識は……この世界から消え去った。



◇◇



 異世界で目が覚めると……私は裸だった。


「ちょ……なんで脱いでるのよ?」


 私の横には、サーラが寝ていた。


「ま……いいか」


 サーラは幸せそうな顔で寝ていたので、服を着ていないのは重かったからだろうと理解した。


 サーラの力では、寝ている私の着替えは難しいだろう。


「サーラ、ただいま♡」


 私は、サーラにキスをすると……優しく抱きしめてあげた。


「ん……んにゃ♡……んん♡……にゃあ?」


「ぺろ♡……ぺろ♡……ん♡サーラ♡起きた?」


「んにゃ?……カレンちゃん?起きたの?」


 私がサーラをぺろぺろしていたら、サーラは気持ち良くて起きたみたい。


「うん、すぐに向こうに帰る予定だけどね?」


「サーラ?脱がしてくれたの?」


「あの……体を拭いていたら、そのまま発情して……」

 

 あれ?私に何したのかな?


「いいよ?それじゃ……お返ししないと駄目だよね?」


 それから、私はサーラとめちゃくちゃエッチした。



◇◇



「ふぅ……それで、リゼとシャルは今どこにいるの?」


「二人は迷宮に潜っているので、サーラ一人でお世話をしているのです……にゃ」


 そっか……迷宮の討伐に参加するって言ってたからいないのね。


 迷宮の方も気になるけど、私は遠征には行けないのでサーラと待っているしかない。


「それなら、今日は一緒に買い物に行きましょう?」


「カレンちゃんとデート?行きます!」


 私はサーラと一緒に買い出しに出る事にした。


 エルフの村まで歩くには、サーラ1人ではリゼがいないと迷子になるので、今日は私がついて行く事になる。


 エルフの村に着くと、まずパン屋のターネルさんの家に寄ってパンを買う。


「こんにちわ!ターネルさん」

「あら、いらっしゃい!久しぶりじゃない?カレンちゃん」


「こんにちわ!」

「サーラちゃんも、いらっしゃい?今日はデートなの?」

「はい!デートです!」


「相変わらず仲良いわねぇ。今日はどのくらい買っていく?」

「バッグに入れて行くので多めに」

「それなら焼くから待ってて?えっと50個あれば足りる?」

「はい!お願いします」


 サーラは一人で買い出しが出来ないので、まとめ買いが基本となる。


 魔法バッグに入れておけば、買いすぎても長持ちするので便利だ。


 しばらくサーラとパンが焼けるのを待っていると、肉屋のダンヒルさんに声をかけられた。


「おう?カレンちゃんにサーラちゃんか?今日はいい肉があるから寄ってってくれよ?」


「ダンヒルさん、こんにちわ!後で寄らせてもらうから、いつものように切り分けてくれると助かるわ?」  


「了解だ!用意する量は一頭分でいいか?」


「まとめ買いするから二頭分でお願い!」


「よし!用意するから寄ってくれ!」


「よろしく!ダンヒルさん」


 そしてパンの焼けるいい匂いがしてきた。


「出来たわよ?」


「はーい!」


 ターネルさんの家でパンを買ったので、次はダンヒルさんの肉屋へ行く事になる。


「んーいい匂い」


「早くバッグに入れないと冷めちゃうわよ?」


「一個だけ食べましょう?」

「一個だけよ?」


 サーラは、焼きたてのパンを千切って二つにすると、半分を私に渡した。


「一緒に食べましょう?」

「うん」


 焼きたてのパンを食べてから、肉屋で頼んでおいた肉を受け取って、買い出しは終わりとなる。野菜とかは家にあるので買う必要はないのだ。


「帰りましょうか?」

「はい!」


 買い出しを終え帰ってくると、今度はお風呂となる。


 お風呂には魔道具を設置してあって、お湯が出るようになっているので、魔力を補充しておけば大丈夫だ。ちょっと減っていたので足しておいた。


「サーラも一緒に入りましょう?」


「やったぁ!カレンちゃんとお風呂です!」


「寝ている間、体を綺麗にしてくれてありがとう?」


「大好きなカレンちゃんを拭くのは、サーラの仕事ですにゃ♡」


 嬉しい事を言ってくれたので、サーラを隅々まで洗ってあげたら、何度もいった顔が見れてとても可愛かったよ?


 そして私は、サーラと私の部屋で、シーツを変えてから一緒にベッドで眠りについた。



◇◇



 次に目が覚めたのは、カレンの腕の中だった。


「マコ様!お帰りなさい!」


 あれ!?早くない!?召喚までもっと猶予はあると思っていたのに、1日で帰って来れたの?


「カレン……ただいま♡」


 私は、カレンにキスをして帰還の挨拶として、エッチをはじめた。


 すると、他の4人も周りで見ていたので、そのまま順番にエッチする事になった。



「ただいまみんな!大好きだよ♡」






あとがき


ここまでお読みくださりありがとうございました。

執筆の励みになりますので、続きが読みたい。

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