9話 カレンと雫も一緒だからお願いね?
お兄ちゃんは、カレンさんと私に内緒で……洞窟の風呂の中で、藍沢先輩とお楽しみ中だった。結城先輩も一緒だった所を見ると結城先輩とも楽しんでいたに違いない。
「はぁ……はぁ……あら……雫ちゃんと、カレンさんも来たのね♡」
「えっと……これは違うのよ?」
「え?何が違うの?お兄ちゃん?」
そう、なにも違わない。お兄ちゃんは二人とエッチしていた。ただそれだけの事。
確かにカレンさんと私に比べたら結城先輩と藍沢先輩は、お兄ちゃんとの接点が最近少なかったと思う。
別にいいと思う。正妻の余裕ってやつかな?
だってついに……お兄ちゃんとの同棲が実現出来たんだよ?毎日だよ?毎日
最近はカレンさんとの毎日の日課にも参加させてもらってるし。これこそが正妻の余裕ってやつなのよ?
「マコ様、今夜が楽しみですよ?」
「そうね……楽しみだわ」
カレンさんもやる気みたい。いい感じ♡
「それより、やっとみんな集まったんだからお昼にしようよ?」
「そうね……でも、その前に水着を着させて?」
そっか、お兄ちゃんは裸だったよ。でも、ここは混浴風呂じゃなくてスパだからね?
◇◇
屋上階のスパコーナーから、一歩建屋に入ると食事処が併設されていた。
お昼の時間はとっくに過ぎていてもう午後3時になる。
「軽食コーナーみたいね」
「僕が買ってくるよ?何がいい?」
遥が奢ってくれるようなので、折角なので厚意に甘えることにした。
「お兄ちゃんは何食べる?」
「ロコモコかしら?」
「マコ様!ロコモコって何ですか?」
「ご飯に野菜とハンバーグと卵焼きが乗ってるやつよ?」
確か、ハワイの料理だったかしら?……あら?カレン涎が出ているわよ?
「それ!食べたいです!」
「私も食べたくなって来ちゃったじゃない」
「結城先輩!私もそれで!」
佳奈と雫もロコモコにするみたいね。
「分かった、では全員一致という事で買ってくるよ」
遥が呼んでいるので5人分を一緒に運ぶ。
「美味しそう!」
「これは!美味しいです!」
もう、カレンは食べ始めていた。あ、混ぜてないじゃない?
「さ、食べようか」
「「「「いただきます!」」」」
「たまに食べたくなるのよね。カレン?混ぜて食べるのよ?」
「そのままでも美味しいですよ?」
まぁ……食べ方は自由だから?いいのかしら?
「真、この後はどうするの?」
佳奈が今後の予定を尋ねてくるけど決めていたわけでは無い。
「裸で入るお風呂はカレンがいるから入れないし、後は……特に無いかしら」
「真君はいろんな意味でお疲れみたいだから、そろそろ帰る準備するかい?」
……そうね。今日は先輩から逃げ回ったり、特に今日は遥が強引で激しかった……あれで疲れているのよ。
「……私も満足かなぁ」
佳奈は……私の愛撫で満足してくれたみたいね?まさか……ち〇びでいっちゃうとは思わなかったわ。
「いいなぁ……満足……したんだ?」
雫は口を尖らして不満そうな顔をこっちに向けている。
「今日は楽しかったです!特にスライダー?」
「カレンはスライダー滑ったの?」
「何回も行きましたよ?ボートのも雫ちゃんと乗りました!」
何だ……カレンも結構楽しんでたのね?良かったわ。雫のおかげかしら?
「そうだよ?お兄ちゃんの代わりに!ちゃんとカレンさんをサポートしたんだから、後でご褒美くれるよね?」
「も、もちろんよ雫。今日はありがとう?」
◇◇
食事の跡片付けをしていたら、もういい時間になっていたので、シャワーを浴びてロッカーに移動した。
私はカレンに憑依して、男子更衣室に入り、カレンの着替えを手伝ってから女子更衣室へ移動した。すると、みんな着替え終わっていて私が最後だった。
「真、脱ぐの手伝うよ?」
「ありがとうって、あん♡揉まないで?」
佳奈は手伝うふりをして、背後から……私の胸をわしづかみにしてきた。
「ほら拭いてあげる♡」
耳元で佳奈に、そう
水着を脱いで、佳奈にタオルで体を拭いてもらう。佳奈の手の動きが嫌らしいのは気のせいかしら?
佳奈に着替えさせてもらって女子更衣室を出ると、みんなは、お土産コーナーで待っていた。もう買い物も済ませたようだ。
「お待たせ」
「おっそいよ?お兄ちゃん。もうお土産買いすぎちゃったよ?」
そんなに何買ったのよ?
「じゃ、帰ろうか?今日は本当に楽しかったよ。僕を誘ってくれてありがとう」
え?私、誘ってないんだけど?……でも、そうか……カレンが誘ったのね?
「そうね、私も楽しかったわ」
「真、一緒に帰ろう?家まで送るよ?」
……なら一緒に帰ろうかしら?
「じゃ、カレンと雫も一緒だからお願いね?」
「え?雫ちゃんも?」
あ……佳奈には言ってなかったかしら?雫が一緒に住んでいる事。
「……どうして雫ちゃんも一緒なのかな? かな?」
「……あ、いえ。どうしてかしらね?」
「あ、真!誤魔化そうとしても駄目だよ?」
「お兄ちゃん♡今日も一緒に寝ようね?」
雫が爆弾を落とした。
「一緒に?」
佳奈の顔がやばいのよ。般若のようになっているのよ?
「佳奈?ちょっと!?」
「どうせ一緒に何かするんでしょ?」
怖い怖い!佳奈やめて!
「いやぁぁっああああああああ!」
このあと、佳奈にもみくちゃにされました。
佳奈と一緒に家に帰ってからもそれは続いたのよ?
あとがき
また、執筆の励みになりますので、続きが読みたい。
更新頑張ってと感じて下さいましたら
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