3話 生徒会活動1 校外活動
初登校以来、私への男子からの告白は消えた。私を除く高校男子全員だったので当たり前なのよ。
その代わり、私が女子複数人と付き合っている事を知った女の子達が告白に来るようになった。
もちろん、可愛い女の子だったら何人でも受け入れるわ♡
ちょ、カレン? 何? 痛たたたた!耳、耳引っ張らないで!
「マコ様!?もう、彼女は増やさないでください!」
私が女子の告白を受けてると、カレンとか遥とか佳奈とか妹が邪魔しに来るようになったので今の所、彼女は増えていない。
「お兄ちゃん?女の子からの告白も断ってよ?」
「真?私達の何が不満なの?」
「真君。さすがの僕も怒るときは怒るよ?」
私の彼女達の愛が重い。いや浮気すんなって言われてるだけなんですけど。
「そうね、私もこれ以上は体が持たないわ」
「体の問題じゃありません!心の問題ですよ?マコ様」
――こんな感じで邪魔されるのよ。……で、今私がいるのは生徒会室。
生徒会室には山城副会長が一人だけで座っていたので、みんなでお邪魔してしまったと言う訳よ。
でも、そのうちこの部屋も私達で占領することになるかもしれないわね。
今は生徒会長と副会長と会計が3年生だから、入れ替えも1年以内にはあるはずなのよ。
「みなさん?生徒会室で痴話喧嘩は、よそでお願いねぇ」
「山城副会長、すみませんその、私の彼女たちが集まっちゃって……」
「彼女達って……カレンさんは、百合さんだったのねぇ?彼女さんが3人もいるなんて……何て百合ハーレムなの? でも、あらら?マコちゃんともお付き合いしていなかったかしらぁ?」
「そうですよ?マコ様、いえカレンは
「あらあら、でもマコちゃんは、男の娘だから彼女でいいのかしら?」
「いいんですよ?マコちゃんも、私の彼女ですから」
「なにか複雑ねぇ、わたしには理解できそうもないわぁ?」
放課後になると大抵こんな感じで、生徒会室で過ごすことが多くなった。
ガラッと生徒会室の扉が空いて、おっと生徒会長が戻って来たみたい。
「みんないるか?」
「書記と会計は不在ですわぁ」
「市川と西川の市西川コンビは不在か?まぁいいだろう代わりは何人もいるようだしな」
「それで、この娘たちは?カレン君のハーレムと言う訳かね?」
「ハーレムで括られると不服だわ」
「右に同じく」
「お兄ちゃんのハーレムはぁ♡はぁ♡」
「なんか変なのも混ざってるけどいいのかい?」
「その子はマコの妹だから気にしないで?」
「まぁ、いいか、それで、今日は校外活動を行う!」
「校外活動ですか?」
「ああ、だから人数が多い方が助かるんだ」
それで、あの二人は逃げたのかしら?
「それで、今日は何をすれば?」
「簡単に言えば掃除だ。校舎の周りを掃いてもらう」
なるほど!それで逃げたのね。あいつらぁ!
「箒は十分用意してあるから、一人一本ずつ持って校舎の周りを掃いて欲しい」
「はーい」「りょ」「やるか」「仕方ないわね」
それから私達はエリアに分かれ、各分担場所を箒と塵取り、ゴミ袋を持ってミッションを開始した。
私は
「生徒会って言っても、こういう活動もしてるのね」
「
「折角だし競争する?」
「競争ですか?」
「そう、お互いに反対から掃いて距離が長かった方の勝ちよ?」
「商品は……そうね、今日のエッチの命令権なんてどう?」
「やりましょう!」
「ただし、綺麗に掃くこと。掃き漏れが多いと失格よ?」
「じゃ位置について……」
「着きました!!」
「スタート!」
カレンは、凄い速度で掃き始めたわ!?えええ?大丈夫かしら。
私は適当に手を抜いて……まぁ綺麗に掃いておけば大丈夫よ……でも、カレンは自滅かしら?
「はぁはぁ!マコ様!終わりました!
「そうかしら?よく見て?」
カレンは振り返って自分の掃いた場所を見るけど分からないかしら?
「ゴミが残ってるのが見えない?」
「ああああああ!」
「はい、カレンは失格ね。これで私の勝ちだから、今夜は覚悟しとくのね」
「マコ様が怖いですぅ♡でも……それもいいかもです♡」
まぁ、そんな感じで?今日の生徒会の校外活動は、私の勝ちで終わったのよ。
……それで、夜はどうしたって?そうね……今日は私が王様だったから、カレンに女子の制服のまま首輪を付けて、キャンキャン言わせてやったわよ?
だって、男の娘のカレンって♡可愛いんだもの♡今日は、ペットにして可愛がってあげたわ。
あとがき
学園編という事で、カレンたちの日常をお送りしていく予定です。
また、執筆の励みになりますので、続きが読みたい。
更新頑張ってと感じて下さいましたら
☆☆☆、♡にて応援をよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます