第27話 君は俺の妹。俺は君のお兄ちゃん

 夕方にはプールから帰宅。

 シャワーは浴びてきたが、なんだかまだ気持悪かったので、晩飯の前に風呂に入らせてもらった。


「未那ー。お風呂から上がったー」


「あーはいはい。ちゃんとそこでドライヤーで髪乾かしてよ」


「あいよー」


 リビングに漂う食欲をそそる香り。これは……カレーだな。


「夏にカレー……最高だな!!」


「ちなみに野菜たっぷりの夏野菜カレーね」


「良き良き!! てか、未那の作るものってなんでも美味いからお兄ちゃん幸せだよ。こりゃ、未来の旦那が羨ましいなぁ〜」


 なんせ、こんな美少女ですぐデレるツンデレで料理も家事万能。学校でもモテモテって聞くし。

 未那が彼氏とか連れてきた時には俺が厳正なる審査をしないとな……。


 ふと、未那がカレーをかき混ぜる手が止まった。もうできたのかな?


「お兄ちゃんってさ……私のこと、どう思ってるの?」


「どうって……そりゃツンデレで家庭的でとても可愛い自慢の妹だけど?」


 何を当たり前のことを今更。


「あ、ありがとう……そう褒めてくれて。じゃ、じゃあ……前、遊園地でダブルデートした時……どうだった?」


「どうって……楽しかったけど?」


「そうじゃなくてっ! ……その、アタシと彼氏彼女だったじゃん……その感想……」


「感想……」


『い、言えるし……! 馬鹿にすんな! ……ずっと陰で練習してきたんだから……』

『じゃあ言うよ? その……しょ、翔太郎……くん?』


 …………可愛いしかなかったな。


「めっちゃ良かったぞ。お兄ちゃん、未那みたいな可愛い子の彼氏になれて良かった。たとえ仮だとしてもな」


 俺は正直に話した。

 実の妹にこんなことを言って、引かれたかもしれない。


 しばらくの静寂。


 え、ちょっと待って。なんも反応ないと悲しんだが……。


「……そ。べ、別に深い意味はないから! アタシもパパッとお風呂入ってくるからカレー見張ってて!」


「お、おい!」


 まるで逃げるように去っていった。


 なんだったんだろうか? まぁ今日も俺の妹は可愛いなー。





〈正常ルート〉

・七香が主人公を逆寝取りし、その行為中の映像を送られた遙が、性癖に目覚め、ついには撮影に自ら協力するようになり、秘めたる変態性を開花させていく……。



 別ルートが全解放されました。続けますか?


・七香の——兄によるヒロイン寝取りルート

・七香、兄ともに寝取り失敗。七香に怒りをぶつける近親相姦ルート

・七香の兄に分からせられるホモルート



・???? (ルートにない新たなルート)

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