第5話 恐怖

 これ以外と操作が難しいな......

 

 私はダッシュボードに乗り少女を追いかけている真っ最中だ。ただ一つ言えることがある。それは圧倒的に操作が難しいということだ。

 難しいけどこれしか追い付ける手段がないし......早く慣れなきゃ


 私は数分間操作し続けた。その結果、ダッシュボードの操作に慣れていた。

 

 慣れたはいいものの......少女の姿が全く見えない.......もう遠くに行ってるのかな?遠くに行ってるとしたら速すぎでしょ......

 私はふと思った。もっと速度でないのかな?と。


 もっと速度だす方法とかないのかな......まあ、いいかな....このままでも十分すぎるくらいスピード出てるし。早く少女に追い付かないと


 私はダッシュボードの上に乗りながらホログラムを出して、何があるか見ていた。


 懐かしいな、この感じ......前まで私はずっと一人でいたんだよね......懐かしいって言うほど時期はそんなに経ってないけど。あの頃のことは思い出すだけで体が震える。

 私はそんなことを思っていると少女の姿が少し見えてきた。

 少女は赤黒いオーラを纏って、走っていた。


 速い......赤黒いオーラは何なの?見てるだけで鳥肌がたつんだけど......それに体が震えてくる.....

 少女の姿が獲物を追いかける狼に見えた。待ってと言っても声は届かないと思う.....そもそも私のこと自体忘れている、そんな気がする。

 私はどうしようかと悩んでいたら一つ思い付いた。

 動きを止めれば追い付けるよね?


 私は早速行動に移す.....その前に私はあることをした


 「ホログラムって言うの毎回長い.....これからスキルって呼んだ方が楽だよね....」


 私はホログラムと言うのが長いと感じたのでスキルと名付けることにした。

 

 私はスキルを出し、遠隔操作式ボールペンを取り出した。

 私はダッシュボードに乗りながら遠隔操作式ボールペンを使った。


 「どうすればいいのかわからないし投げよ」


 私は遠隔操作式ボールペンを少女に向かって思いっきり投げた。

 遠隔操作式ボールペンが少女に近づいた瞬間、青白い触手みたいなものが出てきた。その触手は少女の腕に絡みついた。

 少女はその場で止まった。

 私はダッシュボードから降り、急いで少女の元へと向かう。少女は動いていない、そんな少女の様子を見ながらも私は少女の元へと着いた。

 少女は動いていない。私が少女に近づくと少女は急に振り替えってきて私に抱きついてきた。

 

 「ど、どどどうしたの!?急に抱きついてきたりして」


 私は急なことに思考が働かず、どうしようどうしようとなっていた。

 少女は口を開き私にこう言ってきた。


 「逃げないでね?今度はないからね?」


 「は、はい」


 少女の目には光がなくハートマークしか見えなかった。

 

 私はそんな少女に恐怖感を覚えた



 


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異世界で人生再スタートの私は絶好調です! 宮乃なの @yumanini

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