第3話 学校

 少女は後ろを見て私がちゃんとついてきてるのを確認すると、少女は私の横に来て、手を繋いできた。

 私は突然手を繋いできたので、若干動揺した。な、何で手を繋いでるのかな?私たちまだそんな仲じゃないと思うんだけど......

 私がそんなことを考えていると、少女は察したのか、何故か私の指の間に指を絡めてくる。つまり、恋人繋ぎだ。

 何で恋人繋ぎ何てしてるのかな?謎!もうそれしか言えないよね........

 私は少女に聞くことにした。


 「あの少女?なぁんで恋人繋ぎ何てしてるの?」

 「.........」

 「あの、無視しないで」

 「少女って私のこと?」

 「うん......」

 「あのさ、どこからどう見たって、少女には見えないでしょ!」

 「えっ.....」


 私は思わず「えっ.....」と言ってしまった。だって!どう見たって、少女にしか見えないんだもん!しょうがないよね!

 私がそんなことを思っていると、少女が握っている私の手に爪をくい込ませてきた。


 「痛い、痛いってば!」

 

 少女の方を見ると、少女の表情は笑顔だった。私はその笑顔に恐怖心を感じた。


 「やめて欲しい?ねぇねぇ、やめて欲しい?」


 少女はニヤニヤしながら私にそう言ってくる。私はそれに苛立ちなど怒りの感情は湧いてこない。逆に私は可愛いなと思っていた。


 「このままでもいいから、早く学校に連れていって欲しいな」

 「もー、わかったよ....じゃあ、お望み通り”早く”連れてってあげるよ」

 「ふぇ?」

 「戦闘狂の突撃コンバットビースト

 

 少女がそう言うと、少女から赤色のエネルギーみたいのが出ていた。少女は私の手を強く握り、深呼吸をした。


 「すぅー、はぁ。よし、行くよ!絶対に私の手を離さないようにしてね!」


 少女はそう言うと、走り始めた。えっ、ちょっ.....いくらなんでもこれは速すぎ!ああああ足が痛い!もういいや


 「スキル起動ログイン」


 そう言うと、ホログラム的なものが出てきた。私はそれで必死に何かないか探した。

 えぇっと........どこに何があるのかわからない.....

 私は混乱しながらも、探していると私は何かを見つけた。

 私の名前........?とりあえず、押してみる。すると、自分の顔とその横に名前と生年月日などがあった。その下に使えるスキルの一覧があった。

 私はその中にあった”小さな私ミラーレコニ”を気になってつい押してしまった。すると、私は少女の手を離してしまった。そして、私は黄緑色のエネルギーに包まれた。次の瞬間、その黄緑色のエネルギーは消えていた。私は少女を追いかけようと走ったが、何故か速度が出ない。それに、視点がやけに低い。

私は気付いた、体が小さくなっていることに

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