前編  ~ 日常編 ~

第一章 入学

主な登場人物

[桐原氷樹(きりはらかずき)]


 本作の主人公。寡黙で非常に整った容姿をしており、学校中の女子に人気がある。

 けれども小学校時代から見た目だけで言い寄ってくる女子を見下し、自分の周りの全てに関心を持つことができず、感情を失っていた。

 生きる目的もなく、ただただ変わらぬ日常を眺めている毎日だった。



[桐原麻世(きりはらまよ)]


 氷樹の妹。名門の私立小学校出身で、非常に賢い少女。

 氷樹と同様に非常に容姿端麗で、「美少女」という言葉がそのまま当てはまる容姿をしている。

 兄である氷樹のことを心から慕い、中学からは氷樹の高校のそばにある国立の中学校へ入学する。ずっと夢だった、氷樹と一緒に学校へ行けることに期待を膨らませている。



[立花麻矢(たちばなまや)]


 氷樹の家の近所に住んでおり、地元の小学校に通っていた。小学校時代から氷樹に憧れており、一度だけ氷樹と会ったことがあった。

 私立の中学校に進学するが、そこで氷樹が進学する高校と同じ学園だということがわかった。

 心の優しい普通の女の子。



[木下祐輔(きのしたゆうすけ)]


 氷樹の中学校時代からの同級生。中学時代は氷樹と同じ部活に所属しており、比較的一緒につるむことが多かった。

 また、高校も氷樹と同じ学校に進学する。



[白峰かえで(しらみねかえで)]


 氷樹の中学校時代の同級生。氷樹とは別のクラスで面識がある程度だった。

 家が裕福な、いわゆる「お嬢様」の女の子で容姿も成績もトップクラス。性格もお淑やかで、氷樹と同様、学校ではかなり人気があった。

 高校も氷樹と同じ理数科に進学した。



[天女目翠妃(あまのめさつき)]


 女子校出身の女の子で、見た目はメガネをかけて髪も少し長く、かえでと同様にお嬢様の雰囲気がある。

 一見文学的少女に見えるが、その性格は非常に変わっており、極度の人見知りで周りの友達にも敬語を使う。けれども芯の強い女の子で、普段はおどおどしているが、いざというときにははっきりと物事を伝える。

 小学生のころからビリヤードをやっており、打っているときは非常に冷静になることができ、実力は氷樹に並ぶほどの持ち主。

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