たかが詩じゃないか

詩音 悠

『Misty Moonlit (朧月)』

見上げれば朧月 街の灯もにじんでる

密かに時計の音が 夜の訪れ告げる

別れてもあの人の ことばかり気になるの

お酒でごまかしたって 心揺れる私よ

悩ましい夢に 今も縛られている

Misty Moonlit  切ない祈り 

届くはずもないのに

未練だわ 甘い蜜 忘れられないなんて

あの人は気取りやで 気の弱い男なのに



身に沁みる哀しみに 包まれる夜もある

静かに時間が過ぎて 恋の終わりを告げる

淋し気に微笑んで 手鏡を見つめれば

気怠い女がひとり 何故か涙がでるわ

悩ましい噂 今も苦しんでいる

Misty Moonlit  切ない想い 

届くはずもないのに

未練だわ 甘い夜 忘れられないなんて

あの人は自分しか 愛せない男なのに



虚しさに包まれて 窓際に座り込み

夜空を見上げてみても 闇が広がるだけね

あの人の過ちを 責めてはいないけれど

見せかけの愛だったの 嘘に彩られてた 

悩ましい秘密 今も思い出してる

Misty Moonlit  切ない吐息 

届くはずもないのに

未練だわ いつまでも 忘れられないなんて

あの人は思い出に 生きている男なのに

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