第10話結婚披露パーティー・・・

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俺は、何故か国王が着るような服では、なくいつも着ているような、普段着を着ていた。

陽太「エリス、本当にこれで良いのかな?」

エリス「うん!似合ってるよ、どうかしたの?」

陽太「いや、似合ってるかどうか、じゃなくて神聖な行事なのに、こんな普段着を着ていて良いのかな、と思って。」

エリス「良いんだよ、お父様もお母様との結婚披露パーティーでは、普通の服を着ていたんだから。」

陽太「そうなんだ。」

貴族たち「ざわざわ、ざわざわ。」

陽太『貴族の人たちが、何か言ってる…そりゃそうか、急に自分の国の王女様が結婚するんだもんな。』

グレイ「……それでは、そろそろ今日の主役の二人に登場してもらおう、我が娘、エリス。」

そう言われるとエリスが…

エリス「またね。」

と、言い表舞台に出て行った。

陽太『どうしよう、今さら緊張してきた。』

そうやって緊張していると…

(バン!)

背中を叩かれた。

陽太「痛!」

後ろを向くと、ゼスがいた。

ゼス「姉さんと、結婚できるんだ胸を張れ。」

陽太「ゼス…」

すると…

グレイ「そして、この国を救ってくれる勇者であり、我が娘が惚れ込んだ、エリスの婚約者陽太!」

ゼス「ほら、呼ばれたぞ。」

ゼス「行ってこい。」

陽太「うん、ありがとう。」

そう言って俺は、表舞台に出た…すると。

貴族たち「お〜!おめでとうございます!ラフテルト王国万歳!」

など、さまざまなことを言っていた。

そして、俺はエリスの横に立った。

グレイ「陽太よ、この後執事が王冠を、持ってくる、持って来てわしが受け取ったら、わしの前にひざまずいてくれ。」

と、小声で言って来た。

そして、俺は小さく頷いた。

グレイ「それでは、親王の誕生の証として王の冠を、贈与する。」

そう言うと、執事が王冠を持って来て国王に、渡したので、俺は国王の前にひざまずく。

すると、頭に王冠をかぶせられ、

グレイ「立つが良い。」

陽太「はい!」

そして、俺が立つとエリスが横に来た。

エリス「凄いわね。」

陽太「あぁ、信じられないよ、俺が親王だなんて。」

エリス「そうね。」

エリス「・・・」

陽太「・・・」

グレイ「ここに、我がグレイ・ホォン・ラフテルトの名の下にエリスと、陽太の婚約を発表する。」

すると、貴族たちがひざまずいた。

グレイ「陽太殿、何か一言言ってくれぬか?」

陽太「分かりました。」

陽太「…皆さん、表を上げてください。」

そう言うと貴族たちが一斉に表を上げた。

陽太「俺は、この国で産まれても育ってもいません。」

貴族たちが少しざわつく。

陽太「しかし!俺は、愛するエリスのいる、優しい仲間がいる、尊敬出来る人がいる、この国を愛しています!」

陽太「俺は、勇者です、しかし勇者の前に、エリスの婚約者です!なので俺は、この国をエリスのいるこの国を魔族や魔王の手から救って見せます!」

陽太「なので、どうか今後ともこの国の親王としてよろしくお願いします!」

陽太「・・・」

エリス「・・・」

グレイ「・・・」

貴族たち「・・・」

貴族たち「…ラフテルト王国万歳‼︎勇者様万歳‼︎親王陛下万歳‼︎エリス王女万歳‼︎」

エリス「凄いスピーチだったわ。」

陽太「ありがとう。」

エリス「これからもずっと一緒にいようね。」

陽太「うん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー数分後…

陽太「よく来てくれたねギースと、ミエル、ありがとう。」

ミエル「パーティーに、お招きいただき、ありがとうございます。」

陽太「⁉︎どうしたの?」

エリス「いえいえ、こちらこそお越しいただきありがとう。」

陽太「エリス?どうしたの?」

エリス「念のために、言っておくけど、いま私たちの周りにいるのは、貴族たちよ。」

陽太「それがどうかしたの?」

ギース「貴族の中には、平民を忌み嫌っている奴らがいるんだ。」

陽太「な⁉︎そうなのか?」

ミエル「はい。そうでございます。」

陽太「そうか、なら…」

そう言って俺は、ステージに立つ。

陽太「パーティーを、楽しんでいる所すまないが。」

陽太「この中に、平民の事をよく思っていないものがいるらしいな。」

貴族たち「・・・」

陽太「別に俺は、それをいけないとは、言わないそりゃ身分の差だ、仕方ないな。」

ティナ「‼︎そんな…」

エリス「え?陽太?」

陽太「だから、正直に言って欲しい、この中に平民の事を嫌いだと思っているものは、俺の前まで来てくれ。」

すると、数十名の貴族が来た。

陽太「これで全員か?」

陽太「・・・」

陽太「よし、ならあんたらに聞く、何で平民が嫌いだ?」

貴族の1人「私は、ゲイル・ガイヤスであります。」

ゲイル「私は、平民とは、下等で俺たち貴族がいないと何もできない能無しだらけだから嫌いだ。」

ティナ「なんで…こんなことに…」

陽太「そうか…」

陽太「他の奴らもこんな意見か?」

貴族たちが次々にうなずく。

陽太「そうか、ならあんたらは思い違いをしている。」

ティナ「へ?」

貴族たち「お言葉ですが、親王様、どう言う事ですか?」

陽太「どう言う事ってそのまんまだ、貴族内での平民への差別は、あると思ったが…そんなくだらない理由しかないのか。」

ミエル「な!」

ゲイル「は?それは、どう言う事ですか?」

陽太「何故か、説明してやろう。」

陽太「まず、あんたらが、今安全に暮らしていけてるのは、誰のおかげだ?」

ゲイル「・・・」

陽太「そんなんもわからないのか。」

陽太「魔物と、命をかけて戦ってくれている冒険者のおかげだ、そしてその冒険者をまとめているギルドマスターと、副ギルドマスターや、ギルド員のおかげだ。」

ミエル「陽太さん…」

陽太「そしてその冒険者が戦えているのは、冒険者の武器を作ってくれている、鍛冶職人のおかげだ。」

ティナ「陽太さん…」

陽太「分かったか?あんたら貴族が安心して暮らせてるのは、あんたらが、嫌っている、平民のおかげだ。」

陽太「では、それを踏まえて、もう一度聞こう、平民を嫌ってる者は、誰だ?」

エリス『凄い…誰も出て行かない。』

陽太「よし!なら、今日は、平民の人たちにも感謝してこのパーティーを楽しもう!」

陽太「これは、俺からの、ささやかな祝いだ。」

陽太「パーティー魔法」

(カッ!)

エリス「綺麗…」

陽太「では、みんな外を見てくれ。」

ティナ「外?」

陽太「花火」

(ヒュ〜〜〜……ドオォン‼︎)

グレイ「何と…」

ティナ「凄く綺麗…」

そして、パーティーも、最後の方になった。

すると…

エリス「みなさん、少しこちらを向いてください。」

エリスが、そう言うと、この場にいる全員が、エリスの方を向いた。

エリス「私はこの会場にいるミエルさんと、ティナさんのお二人が陽太さんの側室になる事を認めます。」

陽太「え…今なんて⁉︎側室って言ったの?」

ゼス「ぷっ…おっおめでっとう、兄さん。」

陽太「・・・」

ギース「良かったな。」

横にいたギースが、笑顔でそう言ってきた。

ゴイル「俺の娘もよろしくな。」

陽太「ごっゴイルさん…」

陽太『まじかよ…』

貴族たち「おめでとうございます‼︎」

グレイ「皆のもの、残念ながらもう時間だ、エリスと、陽太の結婚披露パーティーは、これにて終了とする!」

そうして、俺とエリスの結婚披露パーティーは、ハプニングもありながら終了した。

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数時間後…

陽太『何故、俺の部屋に女子が三人もいるんだ⁉︎』

陽太『エリスは、笑顔でこちらをみている、まぁそれはいい、しかし!何故、さっきからティナとミエルが無言で、座ってるんだ?』

そう考えていると…

エリス「ねぇ、陽太。」

陽太「‼︎…なっ何?」

エリス「今、何でミエルとティナがいるんだ?って思ったでしょ。」

陽太「‼︎…何で分かったの?」

エリス「だって、ほら。」

エリス「ステータスオープン」

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【エリス・ホォン・ラフテルト】【女】

年齢【14歳】

種族【ハーフエルフ】

レベル【18】

HP【10,750】MP【15,000】

職業【ラフテルト王国第一王女】【魔弓士】

  【勇者,陽太の婚約者】

  【精霊使い】【銅のEランク冒険者】

スキル【上級弓術】【精霊召喚】

   【中位精霊召喚】【上位精霊召喚】 

   【読心】【状態異常回復】

   【付与魔法】【初級身体強化】

   【回復魔法】【矢生成】【詠唱破棄】

   【探知魔法】【5属性適正】

火 : 火の矢,爆発の矢

風 : 風の矢,インビジブル

雷 : 電撃の矢

光 : ヒール,エリアヒール,解毒魔法

無 : 身体強化,属性付与,異常状態解除

  探知魔法,精霊召喚魔法

加護【精霊の加護】【生命の女神の加護】

状態【健康】【喜び】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

陽太「スキルが、増えてる。」

エリス「そう、ずっと練習してたのがね昨日成功したの!」

陽太「それに、俺の婚約者って、ステータスにも、出るんだ…てことは…」

陽太「ステータスオープン」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【神川 陽太】【かみかわ ようた】【男】

年齢【15歳】

種族【人間】【異世界からの来訪者】

レベル【24】

HP【170,000】MP【310,000,000】

職業【勇者】【賢者】【大賢者の卵】

  【神々の使徒[仮]】【剣士】

  【テイマー】【ヒーラー】

  【銅のDランク冒険者】

  【第一王女,エリスの婚約者】

スキル【限界突破】【全属性適正】

   【詠唱破棄】【読心・強】【鑑定】

   【完全言語翻訳】【異常状態魔法】

   【武器強化】【身体強化】

   【特級剣術】【特級体術】

   【特級回避術】【高速成長】

   【創造魔法】【中級異常状態回復】

   【転送魔法】【意思伝心魔法】

   【消音魔法】【反射結界魔法】

   【危険感知魔法】【テイム】

   【スキル会得必要経験値半減】

   【レベルアップ必要経験値半減】

   【生命力+100,000】【範囲凍結】

   【MP自動回復1秒間100,000】

   【HP自動回復1秒間100,000】

   【神器召喚】【隠ぺい魔法】

   【複合魔法転送結界】【霧】

   【他者へのスキル付与】

【大賢者の卵による随時魔法構築速度上昇】

火 : 火球,火槍,炎の竜巻,火柱,炎の盾

  爆破[小・中・大]

  グングニル[極大魔法]

  獄炎[極大魔法]

水 : 水球,水槍,水の盾,

風 : 風撃,龍の竜巻,インビジブル

  落下速度軽減

土 : れき弾,土壁,ゴーレム召喚

雷 : 呼雷,麻痺,雷撃

氷 : 氷槍,凍結,絶対零度[極大魔法]

光 : ヒールヒーリングライト,エリアヒール

  ライト,カラーライト,フラッシュ

  エクストラヒール[極大魔法]

  聖なる光,命の水[極大魔法]

闇 : 死の呪い,魔物召喚

  ブラックホール[極大魔法]

無 : ゲート,収納魔法,身体強化,属性付与

  結界魔法,探知魔法

複合 : 転送結界,霧,範囲凍結,花火

   パーティー魔法

加護【勇者の加護】【主神の加護】

  【武神の加護】【魔法神の加護】

  【創造神の加護】【知恵の神の加護】

  【剣神の加護】【生命の女神の恩恵】

状態【健康】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

陽太「本当だ、俺のステータスにまでてる。」

ティナ「何ですかそのステータス⁉︎」

陽太「あ!ティナには、見してなかったか。」

陽太「ん?でもティナとミエルが側室なのは、出てないんだ?」

エリス「側室の場合、その相手にしか出ないんだよ。」

陽太「そうなんだ。」

ティナ「見てみたいです、良いですか?」

エリス「はい。」

ティナ「ステータスオープン」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ティナ】【女】

年齢【13】

種族【ドワーフ】

レベル【74】

HP【25000】MP【97000】

職業【武器使い】【盾使い】【鍛冶師】

  【錬成師】【採掘師】【錬金術師】

  【銀のB級冒険者】

  【勇者,陽太の側室】

スキル【中級剣術】【上級斧術】【錬金】

   【初級弓術】【初級槍術】【鑑定】

   【中級盾術】【錬成】【採掘】

   【加工】【合成】【修繕】【鍛冶】

   【物質成形】【物質構成】【解毒】

   【身体強化】【錬金術】【解術】

   【耐火】【耐熱】【回復速度上昇】

鍛冶 : 発火,溶解,冷却,鍛錬,物質構成

   物質成形

錬成 : 武器錬成,防具錬成,錬成速度上昇

採掘 : 鉱石採掘,魔鉱石採掘,採掘速度上昇

錬金 : 鉱石錬金,魔鉱石錬金,魔石錬金

   武器錬金,防具錬金,錬金速度上昇

光 : 解毒,解術,回復速度上昇

無 : 鑑定魔法,身体強化

加護【武神の加護】

状態【健康】【緊張】【驚き】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ティナ「本当だ、陽太の側室ってでてる。」

エリス「その前に、ステータス凄いわね。」

ティナ「いえいえ、エリスさんと比べれば全然です。」

エリス「ミエルも、ステータス見してくれる?」

ミエル「はい!」

ミエル「ステータスオープン」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【ミエル】【女】

年齢【14】

種族【人間】

レベル【76】

HP【48000】MP【196500】

職業【魔法使い】【魔術師】【回復士】

  【金のA級冒険者】

  【副ギルドマスター】【ギルド員】

スキル【五属性適正】【詠唱短縮】

   【身体強化】【物質鑑定】

火 : 火球,火槍,炎の竜巻

水 : 水球,水槍,水壁,湧水

風 : 風撃,突風,落下速度減少

光 : ヒール,ヒーリングライト,解毒

  ライト,フラッシュ

無 : 身体強化,物質鑑定

加護【生命の女神の恩恵】

状態【健康】【緊張】

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エリス「MP196500もあるの⁉︎」

ミエル「はい、一応副ギルドマスターなので、実力はあります。」

陽太「三人とも凄いな。」

エリス「もっと凄い人に言われてもねぇ。」

ティナ「そうですねぇ。」

ミエル「私も、思います。」

陽太「ゔっ…そこをつかれると何も言えない。」

陽太「…そう言えば、何で俺の部屋に三人がいるの?」

エリス「あっ!本題からだいぶずれてたね。」

エリス「今後について、少し話し合おうと思って。」

ティナ「今後についてですか?」

ミエル「えぇ、例えばこの三人で、冒険者パーティーを組むとかね。」

陽太「でも、ランクの差がありすぎてもダメなんじゃないのかな?」

ミエル「大丈夫ですよ、パーティーの中でも、銅のSランクと、銀のCランクが組んでいるところもあるので。」

陽太「それなら、早速明日ギルドに行って、パーティーを組もうか。」

ティナ「そうしましょう!」

エリス「分かったわ。」

エリス「ひとまず、今日は、もう寝ようか。」

陽太「そうだね。」

(ガチャ)

俺は、三人と一緒自分の部屋から出た。

陽太「そう言えば、二人はこの後どうするの?」

陽太「時間も時間だけど?」

エリス「私の部屋で、三人で寝るわよ。」

陽太「そうなんだ。」

エリス「女子だけで話をするから、来ないでね。」

陽太「行かないよ!」

陽太「それじゃあ、おやすみ。」

(ガチャ)

陽太「はぁ〜…」

陽太『本当に、今日は、騎士団の訓練よりも疲れた〜!』

陽太『もう寝よう。』

(ボフッ)

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コゲツ「これは、ちょっとした後書きです。」

コゲツ「少し、自分の事情により、(今、中学3年なので…)これからの小説の投稿期間が開くことが多くなると思います。」

コゲツ「次回作を楽しみにしてくれている人がいると嬉しいのですが、すいません。」

コゲツ「でも、投稿は、するので楽しみにしていてください。」

コゲツ「これからも、頑張るので、よくある異世界転生?召喚とやらをされてしまったらしい。をよろしくお願いします。」

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