第4話自分の目利き・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー数分後…

ギルドを、出た俺とエリスは、武器屋に来ていた。

陽太「ここで何をするんだっけ?」

エリス「装備を、買うのよ。」

陽太「俺は、装備があると動きにくいからいらないかな。」

エリス「絶対にいる!」

陽太「わっ分かった。」

陽太「買うよ。」

エリス「それに、陽太の聖剣は、目立つから代わりの剣も買わないと。」

陽太「何で?」

エリス「陽太の剣が、聖剣だから取られるとまずいし、聖剣を見て勇者って気づく人もいるから。」

陽太「そっか。」

陽太「分かった。」

陽太「フランのおすすめの、剣はある?」

エリス「私じゃなくて使う陽太が、決めるの!」

陽太「わっ分かった。」

陽太『見分けがつかん!』

陽太『あ!こういう時にあれを使えるじゃん!』

陽太「鑑定魔法。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《鉄・片手剣[長]》

【属性・無し】【強度10】【鋭さ40】

【属性浸透率30%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー陽太『こんな風に見えるんだ。』

陽太『他のも見てみよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《鉄・剣[短]》

【属性・風】【強度45】【鋭さ60】

【属性浸透率50%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

陽太『属性があるんだ…』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《強化鉄・片手剣[長]》

【属性・火・風・土】【強度800】

【鋭さ350】【属性浸透率120%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー陽太「な!」

エリス「どうしたの?」

陽太「いや、なんでもない。」

エリス「そぉ、それだったら良いんだけど。」

陽太『これって…』

もしかしてと、思い聖剣を鑑定すると。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《聖なる鉄・両刃剣[長]》

【属性・全属性】【強度無限】【鋭さ無限】

【属性浸透率無限%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー陽太『あっ…比べ物にならないや…』

陽太『うん…聖剣強い。』

陽太『でも他のより…断然強いよな。』

陽太『ん?』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《強化鉄・双剣[短]》

【属性・火・水・風】【強度750】

【鋭さ500】【属性浸透率300%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー陽太『こっちの短剣もやば!』

陽太「フラン。」

エリス「どうしたの?」

陽太「剣は、この三刀にするよ。」

エリス「片手剣と、双剣?」

陽太「うん、長い片手剣だけだとちょと心配だから。」

エリス「それもそうだね、私も一本買うよ。」

陽太「それならこれが良いよ。」

見ていた剣の中で、強かった剣を、渡す。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《強化鉄・剣[短]》

【属性・風・水・土】【強度750】

【鋭さ450】【属性浸透率250%】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーエリス「え?…」

エリスが、短剣を見る。

エリス「凄い鋭さね…ん?」

エリス「この剣、他のと色が少し違う?」

陽太「気付いたんだ、凄いね。」

陽太「この剣は、他の剣と違って強化鉄って言うので作られていて、属性が、風と水と土が付いてるらしいよ。」

エリス「鑑定魔法を、使ったの?」

陽太「うん。」

エリス「鑑定結果を、教えてくれない?」

陽太「分かった。」

陽太「えっと、《強化鉄・剣[短]》で、

【属性・風・水・土】の、【強度750】、

【鋭さ450】【属性浸透率250%】だよ。」

エリス「ぞ属性3つ⁉︎に、強度が750の鋭さ450⁉︎」

エリス「凄い…」

エリス「この店には、そんな剣が多くあるの?」

陽太「いや、この店には、この四刀だけだったよ。」

エリス「そう…」

エリス「そう言えば装備は?」

陽太「あ!も…もう良くない?」

エリス「良くない!」

陽太「分かった。」

陽太「それじゃあ、見てくる。」

エリス「決まったら教えてね。」

陽太「鑑定魔法」

数分後…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《強化鉄・鎧[胴体]》

【属性・光・身体強化・温度調整】

【強度100000】【伸縮性100%】

【属性浸透率500%】【防御力1000000】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《強化鉄・鎖かたびら[胴体]》

【属性・光・身体強化・温度調整】

【強度70000】【伸縮性100%】

【属性浸透率500%】【防御力1000000】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《強化鉄・鎧[足]》

【属性・光・身体強化・温度調整】

【強度70000】【伸縮性100%】

【属性浸透率500%】【防御力1000000】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《強化鉄・鎖かたびら[足]》

【属性・光・身体強化・温度調整】

【強度70000】【伸縮性100%】

【属性浸透率500%】【防御力1000000】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

陽太「フラン、決まったよ。」

エリス「それじゃあ、買いに行こうか。」

陽太「これを、ください。」

受付の女の子「はい…‼︎」

受付の女の子が、急にこちらを見る。

陽太「‼︎」

受付の女の子「おっ、オヤジ!」

受付の女の子がそう言うと、店の奥から大きな声で…

???「なんだ!ティナ!作業中に声かけるなって、いつも言ってるだろ!」

ティナ「でも、オヤジのあの剣と、鎧を、全部買おうとしている人がいるの!」

???「⁉︎何だと!ちょっと待っとけ!」

すると、店の奥から背の低い人?が出てきた。

エリス「やはり、ドワーフでしたか。」

???「俺は、ドワーフじゃね〜!」

???「俺はゴイルだ!」

エリス「それは、すいません。」

陽太「はぁ。」

ゴイル「で、あんたか、この武器と、鎧を買おうって言うのは。」

陽太「は…はい。」

ゴイル「・・・」

陽太「ダメでしょうか?」

ゴイル「いや、ダメじゃねぇ…ただ、どうやって見分けた?」

ゴイル「これらは、目に見えない、奥の方に置いていたはずだ。」

陽太『見えにくい所に置いてるなと思ったのは、勘違いじゃなかったんだ。』

陽太「鑑定魔法を、使ったので。」

ゴイル「なるほど鑑定魔法持ちか。」

ゴイル「ん?あんたが持ってる剣は、もしかして聖剣か!」

陽太「な!」

ティナ「せ、せ、聖剣⁉︎」

ティナ「オヤジ!何言ってんだよ!」

ティナ「目が、おかしくなったのか⁉︎」

ゴイル「馬鹿か!」

ゴイルさんが、ティナの頭を叩く。

ティナ「痛っ!」

ゴイル「これは、本物だ!」

ゴイル「ところであんた、これをどこで手に入れた、いや、どっから取ってきた⁉︎」

陽太「は?えっ?どこで取ってきたってこの剣は、俺の剣だ。」

ゴイル「ってこったぁ、あんたが勇者か?」

陽太「・・・」

ゴイル「まぁいい、売ってやる。」

陽太「売ってくれるんですか?」

ゴイル「あぁ金貨1枚と銀貨5900枚だ。」

陽太「分かりました。」

陽太「収納魔法」

ゴイル「収納魔法も、持ってるのか。」

陽太「これでちょうどです。」

ゴイル「ふむ。」

ゴイル「ほれ。」

ゴイルが、武器と装備が入った袋を投げる。

陽太「うわ!」

ギリギリで受け止めるが…

陽太「おも!」

ゴイル「悪い悪い。」

ゴイルが、笑ってそう言う。

ゴイル「ちゃんと使えよ。」

陽太「はい!」

ゴイル「刃こぼれしたら持って来い、直してやる。」

陽太「ありがとうございます。」

ゴイル「おう!」

そして、武器と鎧を買った俺とエリスは、武器屋をでて、宮殿に着いていた。

エリス「今日は、疲れたね。」

陽太「そうだな。」

陽太「どうする?もう部屋に戻る?」

エリス「ねぇ…」

陽太「どうした?」

エリス「後でちょっと私の部屋に来て。」

陽太「えっ?」

陽太「どう言う事?」

エリスの顔が赤くなる。

エリス「お願い。」

陽太「わっ、分かった。」

エリス「それじゃあ、またね。」

陽太「うん、また。」

陽太『え!どう言う事⁉︎』

陽太『何で、顔、赤かったよな?』

陽太『はぁ〜どうしよ…』

陽太『とりあえず行くか…』

約束通りエリスの部屋に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る