第3話 ②
光夜君が到着する少し前の話。
私は今日のために準備をしていた。数年ぶりに会う透に制服姿を見せたくてわざわざクリーニングした制服を準備して着替え終わったところで突然の来訪者が着た。
その来訪者は高そうなコートを羽織った背の高い女性。170前後と言ったところだろうか。くせ毛の見えない整った髪型にサングラスもあればカッコいい大人の女性と言った印象だろう。
ただ、私にとってソイツの髪型がオレンジ色であることが問題だった。
そんなオレンジ色の髪をした突然の来訪者を私は渋々上げることになった。
「信じられませんね。あなたが透がお世話になっている人だったなんて」
私はその人に前にわざわざ準備した薄めのお茶を置く。テーブルに置く際にはカップの金属音がなるように強く置いた。
「随分と緊張してますね。手元がそのようではケガをしてしまいますよ」
その人は私が怒っているのを分かっているにも関わらず随分と悠長にしている。
「えぇ、少し緊張していまして。でも初対面に比べれば随分とマシですよ。だって今の貴方は丸裸ですもの。節美供花さん」
私はテーブルを間に節美供花と名乗る女と対面する。
「あの時は服装も違うのに良く覚えているわね」
「貴方の声と背丈くらい覚えられますよ。あの頃も髪型くらい変えておくべきでしたね。そんなオレンジ色の髪で来るなんて。自ら強調しているようなものですよ」
「なるほどね。声まで覚えているなんて流石ね。でもオレンジ色の髪型なんて他の誰かでも当てはまると思うけど」
節美は私をなめるような目線を向けて和やかな表情をしている。
「そんな挑発はどうでも良いです」
「あら、酷いわ。この整った髪をどうでも良いなんて」
はぁ? いきなり髪を褒めろ? こんな挑発をしてふざけているの?
挑発。
ちょうはつ。
長髪。
あ……。
随分と下らない親父ギャグだ。
二人の硬直した空間が違う意味で凍えきった。
「たまたま思いついてしまったもので。ごめんあそばせ」
ごめんと言いつつ口元に手を添えて「オホホホホ」と笑う。何か今のでこの人がすごいムカつく人だと分かってしまった気がする。透もこんなおばさんを相手にして疲れないのだろうか。
「それでこんな日に来て貴方は何を。用が無いなら帰って下さい」
「まぁ、嫌だわ。お客様に言う台詞かしら」
「突然来てお客様とか生意気ですよ。呼ばれても無い人がセールスみたいに厄介払いされて突然ですよ。いや、貴方の場合はそれ以上に迷惑ですから」
「あぁ、なるほど。もう取り繕うのも止めますね。あなたもトオル同様、建前とか嫌いそうですし」
節美は私の姿勢を崩し足と腕を組む。
「そこまで言われたのも初めてだ。全く
「いえいえ、お互い様ですよ」
「まぁ、こういう感じの方が腹を割って話しやすい。かえってありがたいよ。あとお茶が不味い。ウチのトオルの方がまだ上手いよ」
コイツ……ウチの透なんて生意気なこと言いやがって。○すぞババァ。
「お客様に出すお茶なら最大限美味しいのを作りますよ」
「ハハ、そりゃ不味いワケだ」
節美が先ほどとは違い顎を上げて一気に飲み干す。飲み干した後には「プハァー、クソまず」と言ってげっぷをする。
「まぁ、二杯目はしっかり頼むよ。なんせ私はお客様だからな」
「だから貴方を呼んだ覚えはありません」
そう。こんなヤツを今日みたいな日に呼ぶなんて縁起が悪い。
「それにしてもこの大量の食事、三人で食べきれるとは思わないけどね」
節美はソファーから後方のテーブルの上に置いてある物を見る。
「別に良いですよ。余った分は持ち帰るなり明日のお昼に回すなり色々考えはありますので。 もうお帰り下さい」
私は居間のドアを開けてあげて帰るように促す。
「まぁまぁ、そんな話は置いといて、いい加減話を進めたい」
私からすればそんな話では無いのだが。
「で、何を話に来たんですか? 透の居場所なんて既に知っていると思いますけど」
「そう、今日は君の会いたがっている速水透に関わる話だ」
「……何の風の吹き回しですか?」
今更何を言っているのか。これまで何も話さなかった癖に。
「なるほど。確かに君からすれば都合のいい話だろう。だが、君にもそろそろ話しても良いかと思ってね。トオルもねアレでも大分落ち着いた方だ。光夜には感謝すべきだね」
「そう。彼は透の助けになってくれたのね」
光夜君が家に来てからあまり話をしなかったけれど透とは上手く付き合ってくれたのね。しかし、「落ち着いている」と言うことはそれまでは落ち着きが無いような状態だったのだろうか。
「で、まずは君にはトオルの名前をこれに書いて欲しい」
節美はポケットから取り出したメモ帳の紙を一枚切り取ってペンと供にテーブルに置く。
「それが……何だと言うんですか?」
話を始めると思いきや、まさかペンに透の名前を書くなんて。一体何を考えているんだ。
「良いから良いから」
何を考えているか分からないが私は紙切れに透の名前を書く。私が透の名前を書けないとでも思っているのか。馬鹿らしい。
「書き終わりました」
「どれどれ。ほ~む、なるほど。なるほどね」
わざとらしくオーバーなリアクションをしているせいで私のストレスに更に拍車をかける。さっきから煽ってばっかりでムカつくものだ。
「それで何か分かりましたか?」
「あぁ、中々字が小さくてな。几帳面かなと思ってね。それともただ癖と言うほどマメな人間なのか。なるほど、人が良く字は人間性を表すと言うがそういうことか」
イライラしている私を他所に勝手に頷く。
「あなたが知りたいのはそんな事じゃ無いですよね」
「勿論だ」
わざととらしく独り言なんて言って、一体何のためにやっているのか。
「これで光夜の浮かない顔にも納得が行くな」
「彼の浮かない顔?」
節美は私が書いた紙切れの裏を使って何かを書き始める。
「君はこれまで光夜の喋り方や態度に疑問を感じたことはあるか?」
「え、疑問ですか? そんなのいきなり言われても。彼に疑うような事なんて」
「そうじゃない。例えば、そうだな、光夜がトオルの話をするときの喋り方で違和感がなかったか?」
「透の話。そういえば」
私はあることを思い出す。
「彼は確か私が透の話をした後、「透のヤツ」もとかまるで別人の話をするような話ぶりをしていた気がする。でもそんなの彼がコミュ障だからじゃ」
「それだな。アイツいつもはバカみたいに明るい声で喋るせいで違和感無かっただろう。だけどアイツは正確物事を喋っていたんだ。一応見た目通り学年でも結構賢い生徒なんだぞ」
「どういうことなの?」
節美は言葉を返すのでは無く先ほどから何かを書いていた紙を見せる。
・透……速水勇
・トオル……光夜隣、私、
「これは?」
「君と私たちでの呼び方の違いだよ」
「何でカタカナなんですか?」
私にはただ表記が違うだけとしか思えない。
「これはカタカナのトオル自ら提案した事なんだ。彼からすれば速水透とカタカナのトオルという区別を付ける事で自分に折り合いを付けているの」
「え、どういうことですか? それって、二重人格みたいな?」
二重人格、私が病院で生活したときに担当の先生からふと、そんな話を聞いたことがある。透もそういう心の状態なのだろか?
「違う。この区別は精神的な物じゃなくて生物的な区別だ。少し長話をさせて貰う」
「ど、どうぞ」
節美は私の目を見て様子を伺ってから「では始めよう」と言う。
「三年前、生物的に異なるトオルになってから間もない頃に家族が死ぬ事件が起きた。その事件……ちがうな、ここでは事故と言うべきかな。その事故にトオルが関わっている。ハッキリ言ってトオルは普通の人間では無い」
「はぁ? 人間じゃ無い」
「さっきの話も踏まえて正確に言うと、2012年の速水透の姿に似ている動物というべきだ。本来の姿は知らないがそれが速水透の姿を疑似している。それがカタカナのトオルということだ」
疑似、姿。何を言っているんだ。
「あなたは何を言っているの?」
「思ったより飲み込みが悪いな。こう言ったケースでのテンプレだが、コレを見せるとしよう」
節美はキーホルダーが沢山着いているスマホを取り出して一枚の写真を見せる。写真には透の可愛い寝顔のようだ。
「で、これが何?」
「日にちを見ろ。日にちを」
スマホの写真の上に数字が書いてある。今から三日前らしい。
えぇ……三日前。それって一体。
「気づいたか。あの頃とうり二つと言うことが。ついでに体の身長は変わらず140前後だ。多分昔と変わらないだろう」
「嘘でしょ? あなた、何かしたの?」
「言っただろう。三年前にトオルになったと。誰も気づかないうちに速水透はトオルになっていたんだよ」
「嘘、何で、何でなの? さては私を騙して楽しむ気なの?」
「私がお前を騙すメリットがどこにある?」
そう。これはコイツが私を惑わすための嘘。きっとコイツはそういう人間だからだ。
しかし、何でこんな嘘を言うの。
……。
私を惑わしたってこの人にメリットは無い。そんな事考えれば分かるハズなのに。
「嘘は言ってないのね?」
私には真偽の付けようが無かった。だから無駄だと分かっても聞くことしかできない。
「あぁ、勿論。ただ私の情報が正しいかも分からない」
「えっ?」
本当にコイツはさっきから何を言っているのだ。やっぱり私をバカにしているのだろうか。
「私もトオルの生態のことに関しては未だによく分からないよ。あくまでそれを知っている人物から伝えられた限定的な事を知っているだけだ」
「誰よ。その知っている人物って」
「それをトオルと供に探しているんだ。その人物はトオルの全てを知っている人物なんだ。
なんせトオルの誕生に関与した人物だからな」
「それって、あなたの言うカタカナで呼ばれている透の生みの親ってこと?」
「そうかもしれない」
そんな。ありえない。コイツの話はあまりにも宙を彷徨っている。あまりにも非現実的だ。もっと悪く言えばSFよりの小説の見過ぎだ。
「そんなの……ありえない」
そうだ、あり得るはずが無い。
「そう言うな。現にトオルの右手は無形と言うにふさわしい程に自在に姿を変える。トオルの体が自在に変わってもおかしく無いだろう? 人間の肉体が自在に変わるとでも思うのか? まぁ、ある意味では人間だって自在に姿を変える事はできる。しかし、トオルに限ってはそういった話じゃない。
アイツは自称スライム人間だからな。スライムとは逸話とかでも自在に姿を変えられる。まさに今のアイツにふさわしいあだ名だな」
何がスライム人間よ……こんな話を真顔で喋って。
やはりふざけているとしか言い様がない。本当にコイツの言うことに信憑性が持てない。
「その様子だとまだ疑っているのか? ズッと私を睨み付けて」
当たり前だ。お前の話は全く信憑性が無いのだから。
「当然よ。くどいようだけど信じられない。だいたいさっき言っていた事故の話だけど、まるで透が両親と妹を殺したように言って。私はそんな虚言を真に受けると思わないでよ」
「なるほど。虚言ねぇ。
ようやく分かった。お前要領が悪いんじゃなくて単に受け入れたくないから露骨に否定しているんだろ? さっきから馬鹿みたいに一度言ったようなことを何度も聞き続け否定して」
「何よ! ちゃんとした証拠も無いくせに!」
「証拠もあるが、お前自身思い当たる節があるだろう。かつて見た両親と妹の死体。あれが人間にできるようなものじゃ無い。そしてその現場から消えている速水透。これらの情報を知っている上で良く否定できるよな。
違うだろう。否定しているんじゃ無い。絵空事だけど確実な疑念がある。速水透が姿を消した。それが受け入れがたいからそっぽ向いているだけだろう」
「違う! ただ、ただ、絵空事なだけ!」
激しく怒鳴る私とは対局的に冷然としているコイツはやっぱり嫌いだ。まるで感情が無いみたい。そりゃ、人に銃口を向けられるんだから、感情なんてないと思うけど。
節美は私を見てため息を吐く。すると、立ち上がり鞄の手に取り中から何かを取り出そうとする。
「お前がそこまで言うならもうコレを見て現実を直視しとけ」
鞄から取り出したディスクケースを持って自宅のテレビに向かって歩き出す。
「何よそれ」
「まぁまぁ、見てからのお楽しみだ。
いいか、私はトオルに会うと言ったお前に忠告をするために来たんだ。お前と光夜の軽率な行動によってトオルに余計なストレスをかけて貰っては困るからな。これで無理ならお前は一生トオルに会うな。いや、会わせないようにすると言っておこう」
「ふざけないで! アンタにそんな権限は無いわ!」
私が声を出して怒鳴っているのを他所に節美はDVDプレイヤーを操作してディスクを挿入する。
すると数秒の読み込み時間が終わると映像が流れ出す。
――
そこで写っていたのはどこかのトンネルの中。所々の灯りが点滅していて薄暗い。
そんな一本道を上から映す映像から見えたものは一人の女中学生と背丈の低い子だ。
私には両者の服装に心辺りがある。女子の方は間違い無く近所の中学校のセーラー服だ。私も通っていたでこれは間違いないだろう。
そして、背丈の低いこの服。黒いフード姿。
映像が進み、背丈の低い子がフードを下ろす。背中しか見えないため顔が見えないが、その子がしているヘッドホンを私は知っている。アレは透が付けていたのと同じだ。
その後、何かを喋った後に両者は喧嘩を始めたのだ。だが、喧嘩と言うには生やさしい。血の気の立つ本気の殺し合いという方が正しいだろう。
両者の規格外な戦いに私は圧倒した。まるで海外映画のバトルシーンのようでとしか言えない。これで映像の解消度が高くカメラワークがもっとあれば本当に映画のバトルシーンだろう。
女子の方はどこからか長い刃物を出して蹴りなどを使う。それを受ける背の低い子は慣れていないのか避けるのに精一杯だ。だが、数分した後に彼の挙動がおかしくなった。
右腕を見ている。そして彼の右腕が別の意志を持ったかのように女子の刃物を受ける。それだけではない。それをはじいて見せたりもしていた。今度は腕が不自然に消えて、マジックのように複数の鳥が現れて女子を襲う。まるで腕が鳥に変わったかのように見えた。
その後、鳥は蛇になった。
蛇は犬に、
犬は亀に、
亀はカラスに、
カラスはネズミに、
ネズミは蛇に、
その一連の流れが続いた。
――
突然、画面は砂嵐になる。ザァーと不快な音が私の耳まで響く。
「あれ、おかしいな。故障かな?」
節美はリモコンを操作して巻き戻すと先ほどの映像に戻る。
「どうやら映像はここまでらしい。はぁ、残念だ。これからが良いところなのに」
節美は心底ガッカリしため息を漏らす。
「ねぇ、あれはやっぱり」
「あぁ、トオルだよ。ついでに言っておくけどあの試合をちゃんと生き残ってますのでご安心をっと」
節美はDVDを取り出しフーっと息を吹きかける
「あの映像、編集では無いよね……」
「むしろあんなことを今の編集技術でできるとでも? いや、金をかければもしかしたかもだが。
そうえいばあのヘッドホン、今は売っていないものらしいな。本人が言っていたよ。これで分かっただろう。お前が会いたいと思って光夜を通じて渡していたのはこのトオルだ」
「じゃぁ、透は」
あの子の右手はおかしくなったの? じゃぁ、本当の右手は? そもそも右手が無いのにどうして透は生きているの? なんであんなに平然としているの? 何で。どうして。
……誰もが思いつく疑問が思い浮かぶ。しかし、そんなものに意味は無い。そんな事が分かっても私が今の透にできることは……
「ねぇ、透は苦しんでいるの?」
「アイツは上手くやってる方だと思うよ。私から見ればよく心が持っている方だ。もっとも、いつ異常になってもおかしく無いと思うがな」
節美は私の質問には答えなかった。ただ、良くやっていると言った。それは苦しみながらも何とかできているという事なのか。それとも口には言えないほどの苦しみをあの子は。
「私にできることはないの?」
「無いな」
即答だった。節美は迷うこと無く私の願いを断ち切る。
「どうして? 何で私は無力だって言いたいの?」
「誰も無力だなんて言った覚えは無い。が、自分ではそう思うのか?」
「だってそうでしょ? 今苦しんでいるあの子を、透を、私は助けてあげる事ができないのよ。何で、どうして、こんなに苦しい透を、私は……」
違う。私は情けない事に、私自身が苦しくてこんなことを聞いてしまっている。両親が死んだ原因を見せられて伝えられて、それが透が関係していることを知り、責め所のないどおしようもない事と救われる事も無い事に私は苦しんでしまった。一番苦しいのは透のハズなのに。
その証拠に私はまた涙を流してしまった。あれ以来、私は泣いてばっかりだ。こんなにも心が弱く危ういものだなんて知らなかった。
情けない。透のお姉ちゃんとして強くなりたいと願った思いをこんなにも簡単に打ち砕かれそうになるなんて。
「全く、せっかくパーティーの日なのに顔が台無しだな。私としても女性を泣かせたくは無かったがな」
「黙って。マジでうるさい……チクショウ。チクショウが、チク、ショウめ!!」
こんなヤツに泣き顔を見られたくない。それにコイツには言わなきゃいけない事がある。コイツの顔を見て私はあることを思いだした。今の情けない私にだってそれを伝える事くらいできるはず。
「ワタシ、は……ソレでも会う。…………透に。絶対今日の誕生日で……あの子に」
透に会う覚悟。涙を流すのを堪えて、私は決意を、言葉だけでなく目でも節美に訴える。
そんな私を見てニヤリと口元を緩める節美。
「泣き虫レディーも中々な表情を見せるものだ。本気の目をしている。いい目だ。流石、
そう言って私の肩に手をポンと置く。
「頑張るんだ。失うと後悔するぞ」
こんな奴だけど、優しくどこか重さがある声のような気がした。
私は節美の顔を見え頷く。
絶対に頑張ってやるって。
そんな事をしているとインターホンが鳴る。
「こんな時に?」
「私が出よう」
節美は私が呼び止める前に居間を出る。もしかして、泣いている私に気を遣って?
「何だ、思ったよりいい人なのかな。
……いや、そんな事言っちゃいけない。人に銃口を向ける女がいいヤツなわけがない」
とにかくアイツに借りを作るのも嫌なので私は涙を拭いて直ぐさま玄関に向かう。
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