第16話 あいすでくーるなお年頃♪

 ある日、わたしたちはベッドで夜遊びをしていた。


 未咲「ゆっさゆっさ~……どう、進くん? 興奮する?」


 未咲ちゃんは僕の上に乗って自分のおっぱいを懸命に揺らしていた。着ている服はアイドルみたいな衣装だなって印象を覚えて、正直に言って悪くはない。


 進「うーん……いいんだけど、ちょっと重たいというか……」

 未咲「えっ?! いつの間にわたし太っちゃったんだろう……」


 おしりに張り付く進くんの体温に、なんだか申し訳なさを感じる。


 未咲「そんなことよりこの服どう? こーゆーの好きかなーって思って♡」

 進「うん、好きだよ」

 未咲「よかった……パンツもね、とびっきりかわいいのにしたんだー」

 進「僕のためにしてくれたんだね、うれしいよ」

 未咲「うん、あのね進くん……」

 進「どうしたの?」

 未咲「じつはもうおしっこ我慢できなくて……」

 進「大丈夫? 汗すごいかいてるけど……」

 未咲「うん、ありがとう進くん……ごめんね、じつは最初から進くんにかけるつもりでずっとこうしてたんだ……」

 進「そうだったんだね、おしっこは温かくて嫌いじゃないけど……」

 未咲「ほんと? うれしい……わたしにおしっこかけられたら進くんびっくりするかなって」

 進「びっくりしないよ。むしろかけてほしい」

 未咲「もうっ、進くんやっぱり変態でしょ……」

 進「キミのせいだと思うな」

 未咲「わたしのせいにしないでよ……おしっこかけるからね?」

 進「そうしてほしい」

 未咲「いいよ♡」


 それから未咲はいますぐしたかったとでもいわないくらいに前のめりになり、僕の股間に未咲のあそこが重なってじわっとあったかくなった。


 未咲「いくっ、いっちゃう……」

 進「我慢イキなんてすごいな……僕にはちょっとわからないけど……」


 僕の小さいそれも、懸命に大きくなろうとしているところだった。


 未咲「進くんもきもちいい? まだ全然だよね、もっとかけてあげるね……」


 それから未咲はしばらく自分の世界に入ったらしく、僕はおいてかれた。


 未咲「あっあっおかあさんもうだめっ……みさきもうがまんできないよぉ……」


 スカートをくしゃっと持ち上げるところを見ると、やっぱりこの子も女の子だったんだなって思える。


 未咲「やっあっあうぅっ、まだがまんっ、進くん目ふさいでて……!」


 どきっとした。こんなこと言われたら、むしろ見ないわけにもいかない。


 未咲「なんでみるの、もうでちゃう……」


 我慢できなかったおしっこの音と甘ったるい女の子の声が聴けて僕は満足した。


 未咲「音おっきいよぉ……まだ出る、でちゃうぅっ……」


 言うと音はさらに大きくなり、僕のズボンに隠れて見えない部分を刺激する。


 進「おぉ……」


 女の子慣れしてると思ってた僕でもさすがに驚いてしまった。現役時代やっちゃった子をよく慰めていたことを思い出す。


 進「未咲ちゃんってなんていうか、その……すごくえっちだね……」

 未咲「それ、もちろん褒めてるよね……?」

 進「そりゃそうだよ、僕のここをこんなにさせてるんだから」

 未咲「ここってどこ?」

 進「そ、そんなの言えるわけないじゃないか……ところで未咲ちゃん……」

 未咲「なに?」

 進「その……僕のあそこがどうなってるのか、ちょっと確かめてほしくて……」

 未咲「えー? ……いいけど」


 自分でこの場で確かめるのが怖いのかな。それともわたしに見せたいだけかな。


 未咲「わー、やっぱりかわいいっ」

 進「うるさいなぁ……僕だっていろいろ我慢してるのに……」


 不満が爆発しそうに見えてしまって、わたしは考えることにした。


 未咲(やっぱり進くんもいじってほしいのかな……)


 勃っちゃいそうでそうでもないくらいの感じだったので、やさしくなぞってみた。


 未咲「どう? くすぐったいかな?」

 進「うっ、こんなにくるとは思わなかったよ……」


 部屋に飾ってあるポスターからは想像つかない姿がここにあった。


 未咲「えへへ……しーこしこー♡」

 進「ちょっと! 先っぽしかいじってないじゃないか!」

 未咲「だって、これが気持ちいいって聞いたよ?」

 進「そうかもしれないけど、もうちょっとやさしく……」

 未咲「はーい♡ おとなしくしててね?」


 それから未咲ちゃんは僕の言うとおりにやさしくさわってくれた。やりかたは変えてくれなかったけど。


 進「ほんとにこれで気持ちよくなるのかな……僕は男性なんだけど……」

 未咲「いまだけ女の子、ってことでいいんじゃない? あっ、そうだ!」


 何か思いついたのか、未咲ちゃんは押し入れの中でがさごそと探していた。


 未咲「じゃーん! こんなの買ってたんだー♡」

 進「それは……?」

 未咲「おとこの娘用の衣装だよ! 進くん似合うかなーって」

 進「あはは、僕はそんな趣味ないんだけどね……」

 未咲「絶対似合うから、とりあえず着て?」


 もはや有無は言わせないみたいだった。


 未咲「うん、やっぱりわたしの目に間違いはなかったみたい♡」

 進「なんか恥ずかしいな……続きするの?」

 未咲「もちろんだよ! むしろこれからなんだから!」


 着た状態から再開することにした。もうだいぶあったまってきている。


 進「未咲ちゃ……! 僕もう限界で……」

 未咲「いいよ、いっぱい出していいからね♡」

 進「そうじゃなくて、おし……」

 未咲(声がさっきよりうわずっててよく聞こえないな……まいっか、このままいじり続けちゃえっ)


 高まり続ける快感に、もはやあらがえるほどの気力もなかった。


 進「あっ、あぁっ……」


 注目していた先っぽから、白っぽいものはいつまでたっても出てこない。


 未咲(あれっ、これってもしかして……おしっこ?)


 これってちまたに聞く男の潮吹き、かな……進くんにかぎってそんなこと……。


 未咲(でもそっか、進くんだって男の子だもんね……いまはおとこの娘だけど)


 いじられて気持ちよかったのか、進くんは両目を腕で覆いつづけてる。


 進「はぁーっ、はぁーっ……」


 これを見るとあぶないと思ったけど、立ってしてたら確実に倒れてたかも。


 未咲「ベッドがあってよかったね、進くんっ」


 外はあいかわらず寒いけど、わたしたちはあったかかった。


 未咲「わたしが片づけとくね」


 気持ちよくなっちゃった進くんに無理はさせられないからそうすることにした。


 未咲「……あったまろ?」


 それから裸のまま布団をかけて、わたしたちは眠りについた。

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