はらはらどっきどきだな…?
さぁ、私…!勇気を出して…。きっと星月さんなら笑顔で喜んでくれる…!
チャイムを押すだけ……
ピンポーーン
「ひぃ…!」
なに驚いてるの私!!押したの自分じゃない…!扉が開く______
へ…………!?
「はい、あ、こんばんは…」
そこには爽やかな笑顔で微笑む…
だ、だれ!?
「え、あ、あ……ほ、星月さんいますか!?私となり部屋の花傘というもので…!あの…」
「ははは、そんなに緊張しなくても。あ、今はあの人手が離せそうにないから伝言ならボクが伝えておきますよ?」
「え、あ、あの少しでもいいので!渡したい物があるんです…今日じゃないとダメなんです、!!星月さんに…」
「…渡したい物…?」
「幸人~!誰か来ているのか…?おぉ、琴音!やっときたな!!」
「あ、星月さん?!い、今手が離せないんじゃ…」
ちらりと赤髪の爽やかなお兄さんに視線を向ける。
「ははは、ばれちゃたなぁ…」
「ん?なんの話だ?それより琴音、中でお姉さ…」
「ほ、星月さん…!こっ、これ…受け取ってくだしゃい!!!!」
「んん!?これは…」
「ば、バレンタインの頑張って作りました…!!あのあの…!」
「…!おおおおおお!!琴音、ありがっ、…うわっ!?」
「きゃっ!!」
メンズ用の香水の香りが目の前にふわりと香る_____
「「やっぱりバレンタインのチョコレートだったんだな(ね)」」
星月さんの体を左上で抱き寄せる千颯。
そして右腕に抱き留められ、左手にもっていたタルトを赤髪のお兄さんに取られてしまう。
「ど、どういうことだ…!?」
「へぇ、星月さんって意外と細身。ふふ、はやくいじめたいなぁ…?」
「お姉ちゃん!!なんでいるの?!さっきまで布団の中に…ねえ!!星月さんに触らないでっ!きゃっ…!」
「そんなにムキにならなくても、これから二人は身体で繋がれるほど仲良くなるんだけど??ははは、本当にウケる」
「なっ!!幸人っ!琴音に乱暴するな…!!」
「じゃあ、そういうあんたも千颯に乱暴できないよな?振りほどいたら左腕しかないんだから、この先は頭も尻も弱い先輩でもわかるでしょ…?」
隠し事するくらいお互いのことが好きならやっちゃえよって話
リクエストアイディア提供:奏瀬さん
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