第8話 特待
「綺麗に整ったお顔優しい眼差しの中に隠れたミステリアスな色気常人離れした才色兼備ながら柔らかそうな髪女性に優しいジェントルマンずば抜けた頭脳長い手足瞳の・・・!」
「止めろ。」
息継ぎ?
そんなもの冥野先輩を語るのに時間を削ってしまう必要ないものだから。
「ちぇっ。灯那が聞いてきたんじゃん。」
折角語れると思ったのに。
「はぁ▪▪▪試合より疲れた。」
「お疲れでした。」
灯那は学校に居ないことが結構ある。
え?
何故かって?部活には所属してないよ、スポーツ特待生って奴。運動部全部の助っ人してるの。運動神経が人より凄いらしい。
学費免除。
羨ましい・・・。
授業出られてないこと多いのに成績良いのがいつも不思議。
「とりあえず雫玖には気をつけろよ。」
「気を付けろ?もっと尽くせって?任せて。」
「・・・・・・・。雫玖の奴は切り離せ。」
無理。
だって、私、冥野雫玖先輩は頂点だと思ってるから。
もっと尽くせることあるよね、考えよう。
「はぁ▪▪▪。」
いつも通りのリアクションが返ってきた。
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