痴漢冤罪だと、ご家族も地獄だったりするし、他の冤罪事件でも(実体験が自分にも友人にも有り)、信じた人間も信じなかった人間も色々葛藤が有る中、こういう話だと信じなかった人間は悪=ざまあな展開が多いんで、正直、真実はそんな能天気で無いよと思っていた。
今回の話は中々重厚で良かったと思います。
作者からの返信
丁寧なご感想をいただきありがとうございます。
筆者はおおむね能天気な作風ですので、過分なご感想に汗顔の至りです。
拙作にて、言葉にしづらい筆者の思いが、何らかの形で皆様のお心の琴線に触れましたら幸いです。
お読みいただき、誠にありがとうございました。
それが結果的に冤罪だったとしても、女性として身近に性犯罪の嫌疑をかけられた男性がいると、家族として無実を願う気持ちと、瞬間的に女性としての嫌悪の気持ちが同居するのは仕方ないのかなとも思う。
特に年頃の娘にはキツかっただろう。
それに現行犯として逮捕されたのであれば、やはりそれを疑うというのは普通なかなか難しい。
せめて科学捜査が終了するまで家族が待てれば今回の様な事にはならなかったのではと思う。
奥さんがもう少し冷静に立ち回れたら、娘さんを説得して、抑えることもできたのではないか?
ひょっとしたら、奥さん自身の中で既にそれなりに旦那さんに対しての気持ちは薄れていたのではないだろうか?
結果として、家族は崩壊してしまったわけだが、時が経ち、色々真実が明らかになり、母親とも離れてしまったことで、娘さんは逆に過去と自分とを見つめ直すことができた。
間に合わなかったけど、父親の前に顔を出せた。
それは大きな事ではないでしょうか?
父親は空で何を想うでしょうか…
いいお話でした。
ありがとございました。