43話:先の配信予定は先輩方と
『あ~、申し訳ないんだけど……紬ちゃんとカミちゃんにお願いがあってね』
春社長から連絡が来たのだけど、なんか物凄く疲れた声で、僕等に初っ端から謝りながら、お願いがある、頭を下げながら言われてしまう。
「いきなりですね、どうしたんですか?」
「仕事疲れという訳ではないんだな?」
『仕事の方は色々と手伝ってくれている人達が居たからね。怖いくらいに順調よ。大御所からの支援も得られる事になったしね……(紬ちゃんには悪いんだけど、西願寺財閥なんて所の直系のお嬢様と仲が良いなんて、聞いてないわよ。生贄に捧げるみたいで悪いけど、お金は今色々とだいじなの、ごめんなさいね。本当に)』
なんか、僕の方を見ながら申し訳なさそうにして、何度か頭をまた下げてくる。
「あの? お願いって?」
『あ、えぇ……その~、本社に居るライバー達がね、貴女達とコラボしたいって言うのよ。本当はちゃんとメンバーが揃って貴方達が配信とかに慣れてからって思ってたんだけどね。カラフルフラッグのメンバーやマルチフラッグの面々がね、今の内に自分達とコラボをしておけば、後々の橋渡し役にもなるんじゃなかって』
確かに、大先輩達の言う通りではあると思う。
ただ、それで何故そこまで春社長さんが疲れた顔をしているのかが、物凄く気になる。
「別に僕は良いですよ」
「遊び相手が増えるという事であろう、我も別に構わぬぞ」
『そう言ってもらえて助かるわ。断られたらどうにかして、貴方達を誘い出さないといけない所だったのよ。本当に押しの強い子達ばっかりで疲れるのよ』
大きなため気を付きながら、ちょっと重荷が下ろせた様な顔をしている。
「それなら、私はコラボ用のサムネイラストを用意した方がいいのかな。誰とコラボするのか教えといてもらえれば、作って置くわよ」
『……全員が、お二人とすぐにでもコラボをしたいそうです』
「ちょっと? それはいくらなんでも無理じゃないかしら」
「俺も少しは人数を絞った方が良いだろう。後は……そうだな、パーティーゲームで集まってやってもらうかって所だな。其々に牽制できる人物としてミスナ、フタバ、キャリ、シオリの四人を二人一組で組ませて、周りの面々を管理して貰わないとダメな気がするぞ。特に、初期からの楓さんとフィレナには、シオリさんとミスナかキャリじゃないとムリだぞ」
『分かってるわよ。ストッパー役になりそうな子達は必ず入れて、二人とコラボをしてもらう予定で設定してるわよ』
それを聞いて少し安心した。
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申し訳ありませんが、今日は短めで。
片付け等で色々と忙しいそうなので、明日は普通に戻るかと思いますのでご安心くださいまし_(._.)_
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