空白期間編(ギャグ回)
第23.1話 桃鉄99年
「なぁかぐや、どうしてこうなったんだろう
な。」
「あんたのせいに決まってるでしょ。」
「ウンコ…コワイ…ビンボーガミ…ホロベ…。」
3人がどうしてこんな事になっているのかは10時間前の出来事がキッカケである。
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この日は朱雀と同盟を結んでから2日後である。
「かぐや、呼ばれたから来てやったが何の用だ?」
朱雀は同盟を結んで直ぐにだったからこれからの犯罪行為についてだと思っていた。
だが、かぐやはそんなに真面目ではない。
「桃鉄やるわよ。」
「地球の情報用書類から名前だけは知ってるがなんだそれ。」
朱雀はあまりゲームをやらないらしい。
「簡潔に言うと、お金を集めるスゴロクよ。」
かぐやはいつものように一言でまとめあげる。
「そこの脳細胞過疎地の従者はルールを知っているのか?」
朱雀は玲愛がルールを理解しているか疑問を抱いているらしい。
しかし、直ぐに玲愛がルールを理解しているのが分かった。
何故なら玲愛が壊れかけているからだ。
「アァァ…もう嫌だ…ボンビーは…。」
「一体あいつに何したんだよ。」
朱雀は壊れかけている玲愛を見ながら問う。
「桃鉄っていうのはそういうゲームよ。」
「いや、絶対違うだろ。」
朱雀はかぐやの発言に異議を唱えながらコントローラーを手に取る。
「あら、結局やるのね?」
かぐやは少し煽るような声色で聞く。
「当然、あたしは臆病者じゃないからな。」
かくして、3人の戦い()が始まったのであった。
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―ゲーム選択画面。
「とりあえず5年でいくわよ。明、その''さくっとやりたい''を選択して。」
しかし、朱雀は…
「かぐや…お前そんな尻軽女だったのか…。」
「どういう脳してんのよ!だからそこの5年を…。」
「あっ間違えて99年のやつにしちまった。」
こんなミスが無ければあんな悲劇は起こらなかったのに。
「どうする?始まっちまったが1回電源切るか?」
しかし、次の行動(言動)で全てを終わりへと直結させてしまった。
「あー99年やったことないしいいわよ。」
かぐやと朱雀は、そこまで長時間ゲームをしない。
しかし、
普段ゲームをやっている者。
時々(短時間)ゲームをやる者。
この2種には圧倒的、差が存在する!
それは…
長時間のゲームに耐えられる''耐久力''!
この2人、かぐやと朱雀(玲愛も)はビギナーが入ってはいけない領域に入ってしまった。
果たして…彼女らの運命や如何に!!
23.2話に続く…なんて事は無かった。
(絶望していくかぐや達を想像してください。)
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