第3話 夏休み、合宿、砂浜、事件の始まり

 そしてそう言い訳をし、夏休みが来てしまった。


 一学期中の2回の定期テストもそれなりの成績を残し400人中150位。それなりの結果だ。一宮は1桁台だったが。


 だがそんなことは忘れられる夏休みのイベントが来る。部活の合宿だ。部活といってもプログラミング部という、ウチの文化部の中でも最大級の緩さを誇る部活だが。


 まぁ、そのプログラミング部では毎夏合宿を行っており、大体が顧問のイチオシの伊豆大島で行われる。







 港から降り、泊まる予定の民宿まで貸切のバスに揺られる。


 桟橋では真夏の太陽が高く、燦然と輝いていた。

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